日清食品創業者・安藤百福とは?歴史や生涯から発明のヒントを学ぶ
今や私たちの生活に欠かせないものとなったインスタントラーメンを生み出した夫婦の知られざる物語を描く、平成30年度後期 連続テレビ小説「まんぷく」。そのモデルとなるのは、日清食品の創業者・安藤百福さんと妻の仁子さんです。世界初のインスタントラーメンの開発に人生をかけた安藤百福さんとはどんな人なのか、そして安藤百福さんの“クリエイティブシンキング=創造的思考”を楽しく学べるカップヌードルミュージアム 横浜の魅力をご紹介します。
安藤百福氏の歴史・生涯や発明・発見のヒントを学ぶ
最初に現れる展示は“インスタントラーメンヒストリーキューブ”。1958年に誕生した世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」から現在発売中の商品まで、3000点を超えるパッケージが年代順に並んでいて、「懐かしい!」「これ、好きだった!」と、ラーメン談義に花が咲きます。
次は、安藤百福氏の生涯を約14分のCGアニメーションで紹介する“百福シアター”へ。この後続く展示の理解が深まるので、見逃さずに立ち寄って。
“百福シアター”を出た場所には、“百福の研究小屋”が。「チキンラーメン」が誕生した研究小屋を忠実に再現していて、中には蒸し器やざる、中華鍋などが並んでいます。「アイデアがあれば、特別な設備がなくても世界的な発明が生み出せる!」とわかり、なんだかワクワク。
続いて、“安藤百福ヒストリー”という展示エリアへ。安藤百福氏は48歳で「チキンラーメン」を発明し、61歳で「カップヌードル」を開発。95歳の時には世界初の宇宙食ラーメン「スペース・ラム」が宇宙に旅立ちました。
当時の時代背景と併せて安藤百福氏の足跡をたどっていくと、常識にとらわれず、あきらめない姿勢にハッとさせられます。
新しい“食”を創造した百福氏の考え方“クリエイティブシンキング=創造的思考”を“ 6つのキーワード”にまとめ、現代アートの手法を使って表現した“クリエイティブシンキングボックス”も必見。五感に訴えかけるアトラクションで、大人も子どもも遊びながら学べます。
自分好みの「カップヌードル」を作ろう
“マイカップヌードルファクトリー”では、世界でひとつだけのオリジナル「カップヌードル」が作れます。自動販売機で専用カップ(1食300円)を買って、好きなイラストや文字を描いてデザインしましょう。
4種類のスープ(オリジナルorカレーorシーフードorチリトマト)から1種、12種類の具材(ひよこちゃんナルト、ガーリックチップ、インゲン、チェダーチーズ、カニ風味カマボコ、コーン、キムチ、エビ、コロ・チャー、タマゴ、ネギ、期間限定具材)から4つ、それぞれ好みのものを選びます。味の組み合わせはなんと5460通りも!
できた「カップヌードル」をエアパッケージに入れ、空気を注入したら出来上がり。ひもを通して、ころんとしたポシェットみたいなパッケージで持ち帰れます。
世界の麺料理&お土産グッズも魅力的
お腹が空いたら、NOODLES BAZAAR ワールド麺ロードへ。アジアの夜市をイメージした異国情緒満点の空間で、世界8カ国の麺料理やスイーツなどが味わえます。
ハーフサイズなので、食べ比べできるのが嬉しいですね。各種あるデザートのなかでも「カップヌードル ソフトクリーム」は写真映えするルックス。おなじみの具材もトッピングされています。
ミュージアムショップにはオリジナルグッズがいっぱい。ひよこちゃんグッズやデザイン性の高いものなど、家族や友達にプレゼントすると喜ばれそうなものが揃っています。
魅力満載のカップヌードルミュージアム横浜、入館料は500円(大人)とかなりお値打ち!さらに「子どもたちに発明・発見の大切さを伝えたい」との思いから、高校生以下は無料です。横浜へのおでかけでどこに行こうか迷ったら、まずはこちらがおすすめですよ。
text:伊藤あゆ
photo:浦田真行
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