食・グルメ
2022.12.24
生チョコレート発祥の店、横浜「シルスマリア 馬車道本店」でいただく絶品チョコスイーツ
神奈川、東京エリアで5店舗を展開しているチョコレートや焼き菓子の専門店「シルスマリア」。日本で初めて生チョコレートを販売した、発祥の店として知られる人気店です。5店舗あるなかで、「シルスマリア 馬車道本店」は、唯一イートインスペースを完備。居心地のいい店内でじっくりチョコレートスイーツを堪能することができます。
口溶けなめらかな生チョコレートはここから生まれた
みなとみらい線馬車道駅5番出口から馬車道通りを関内駅方面へ歩くこと1分。白を基調とした建物の1・2階が「シルスマリア 馬車道」です。昭和57年（1982）に平塚店がオープンしてから、現在では5店舗を展開。
馬車道店は1階が販売スペースとなっていて、ショーケースには看板商品である生チョコレートをはじめ、さまざまなスイーツがずらり。生チョコレートは常時15〜20種類が揃い、各地の銘酒や素材を使用したバラエティに富んだラインナップが魅力です。
当時のショコラティエが「ガナッシュの口に入れた瞬間とろけるようなチョコレートを作りたい」という思いから生まれたのがこちらの生チョコレート。チョコレートにクリームを加えることで、これまでにないなめらかな口溶けを実現。できたてのようなフレッシュな味わいを、「生」という表現に例えたのだといいます。ちなみにこの「生」というキーワードは、当時の「シルスマリア」で人気を集めていた生パイの「ベルク」という商品に由来するのだとか。
「シルスマリア 馬車道」では商品販売だけでなく、イートインスペースで上記の「スノーベリー」、「公園通りの石畳 シルスミルク」を食べ比べできる「生チョコ2種セット」220円も提供しています。
こちらはニッカウヰスキーの「竹鶴ピュアモルト」を使用したアルコール入りの生チョコレート。ほかにも、ワインや日本酒、梅酒の酒造とコラボレーションした商品もあり、お酒好きの人へのプレゼントにぴったり。
生チョコレートの世界をじっくり堪能できるイートインスペース
2階に上がると、ウッディで落ち着いたカフェスペースが広がっています。
席数は約20席とこぢんまりとした空間ながら、スイーツを食べてくつろぐには十分。ちょうど横浜中華街とみなとみらいの中間地点に位置しているため、徒歩移動をする際の休憩場所として利用していく人も多いのだとか。
生チョコレートをぜいたくに使ったスイーツに舌鼓
2階ではここでしか食べられない限定メニューをチェック。「シルスマリア・生チョコパフェ」は生チョコレートをたっぷり練り込んだソフトクリームに、何層にも重なったクリームやスイーツがたっぷり詰まったパフェ。
ソフトクリームは生チョコレートの濃厚な口溶けを感じさせながらも、ビターな後味。トッピングされているフランボワーズソースの酸味もポイントです。最後までくどくならずに食べ切れるサイズ感も◎。
生チョコレートが添えられているのもうれしいポイントで、ソフトクリームと一緒に食べればより濃厚な味わいを楽しむことができます。食べ進めると、ショコラスポンジやフランボワーズゼリー、ビターゼリー、サブレフレークと食感も味わいも異なる具材が次々登場。すべてが絶妙にマッチする必食のひと品です。
また1階で販売しているスイーツは一部の商品のみ2階でもオーダー可能。 「石畳ショコラ」はスポンジ、クリーム、チョコレートが層になったケーキで、生チョコレートの濃厚さはそのままに、ふんわりとしたスポンジの食感がやみつきになります。
「ホットチョコレートドリンク ビターカカオ」は寒い季節にぴったりのドリンク。カカオの含有量70%のチョコレートを使用しているので、甘さは控えめ。カカオの風味をしっかり感じられるので、ビター系のチョコレートが好みという方におすすめです。飲み進めていくと体全体がじんわりと温まっていくのが分かります。
生チョコレートの草分けとして、今もなおたくさんの人々に愛される「シルスマリア 馬車道本店」。手みやげで生チョコレートやスイーツを購入するもよし、横浜散策の途中の休憩として2階のカフェを利用するもよし。1階ではドリンクなどのテイクアウトメニューも販売しているので、こちらもぜひチェックしてみてくださいね。
Text&Photo：Maui Hara
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