食・グルメ
2022.12.29
【地域限定の特別なスターバックス】港に停泊する船をイメージした「スターバックス コーヒー 神戸メリケンパーク店」
全国津々浦々に店舗を展開するスターバックス。その中に「リージョナル ランドマーク ストア」とよばれる店舗があるのをご存知でしょうか？地域の象徴となる場所に立地し、地域の文化を世界に発信する店舗の総称です。港町神戸ならではの「リージョナル ランドマーク ストア」は、空と海の美しい「スターバックス コーヒー 神戸メリケンパーク店」です。
Summary
神戸開港150周年とともに誕生した「スターバックス コーヒー神戸メリケンパーク店」
港町神戸を象徴するメリケンパークに、2017年、神戸開港150年を記念して「スターバックス コーヒー 神戸メリケンパーク店」は誕生しました。
周りをアーティスティックな建造物が囲むパークの雰囲気に馴染むように設計されたユニークな建築は、港に停泊する船をイメージしたデザインになっています。
外壁に注目してみましょう。スターバックスロゴ、人魚・サイレンのウロコをイメージした壁は、「菱葺」（ひしぶき）と呼ばれる伝統的な建築技法が用いられています。正方形にカットした金属板の4辺をそれぞれ折り曲げて加工し、1枚ずつ菱形に組み合わせながら取り付けて行く菱葺は高度な熟練の技術が必要とされるため、現代ではなかなか身近に見られない技術です。
入口のドアを開けると、流木をあしらったウェルカムボードには「Reuse & Respect」の文字が。そう、この店舗は、「リージョナル ランドマーク ストア」でもあり環境に配慮した店舗でもあるのです。
格好いいだけじゃない、環境に配慮した店舗づくり
「神戸メリケンパーク店」で一際目を引くのは、ぐるりと大きな円周を描くバーカウンター。何枚もの板を貼り合わせたフロアパネルは、六甲山の間伐材を使用しています。
東から朝の日差しが差し込む清々しい店内。大きな窓の外には海と空、パークの緑が広がり、まるで屋外にいるかのような開放感があります。
開放感を感じる理由はゆとりのあるテーブルの配置にもあります。ソファ席、カウンター席、テーブル席と1階の雰囲気もステキですが、眺望のよい2階席も人気です。
階段を上がって2階へ。階段横の壁にも注目してみてください。ヴィンテージ感のある壁は、スターバックスの店舗でリサイクルされたコーヒーの豆かすを再利用したセメントボード。味がありますね。
絶景！神戸のパノラマを目の前にクルージング気分を味わう
2階にあらわれた人魚・サイレン。神戸ポートタワー、モザイク大観覧車などの神戸のランドマークと、姉妹都市であるシアトルのシンボルが一緒に並ぶ景色を眺めつつ、コーヒーを飲んでいる姿を描いています。
1階と2階を、サイレンを描いたアートが繋いでいます。
「コーヒーを片手に神戸港をクルージングしている気分になってほしい」そんな思いを象徴しているのが、2階席。船出する舳先に立って、海を臨んでいるような気分。
2階のテラス席の前や屋上には植栽が施され、屋上緑化でも環境配慮に取り組みます。
店舗前の芝生広場は、犬の散歩スポットとしても人気。神戸メリケンパーク店はテラス席も34席と多く、犬同伴OK。ワンちゃんのためのリードフックも備えられています。
「スターバックス コーヒー 神戸メリケンパーク店」のスタッフさんイチオシのドリンクはこちら
さて、「スターバックス コーヒー 神戸メリケンパーク店」のスタッフさんがおすすめしてくれたのは、キャラメル マキアートのカスタマイズ。ミルクを豆乳に変えて、ムースフォームをプラスしています。
ムースフォームを足すことで舌ざわりがやわらかくてふわふわ。食感がくせになります。マグカップに入っているとホットのように見えますが、アイス。アイスドリンクも注文時に伝えればマグカップで提供してもらえますよ。また、冷たさが気になる場合は、氷少なめにカスタマイズすることも可能です。
おみやげにしたい「Been There Series」
最後に兵庫県のスターバックスのみ（一部店舗除く）で取扱いのある商品をご紹介します。アメリカ在住のデザイナーが都道府県を象徴するモチーフを散りばめてデザインした「BEEN THERE SERIES」。夜の神戸港、神戸北野異人館店や明石海峡に加えて神戸牛や明石焼きをつつくタコといったリアルなモチーフも描かれています。
メリケンパークの風景に溶け込む、スターバックス コーヒー 神戸メリケンパーク店。朝は、朝日に輝く海を眺めて、夜はロマンチックな神戸港の夜景を楽しめる素敵なスポットです。
■スターバックス コーヒー 神戸メリケンパーク店
住所：兵庫県神戸市中央区 波止場町2-4
TEL：078-335-0557
営業時間：7時30分〜22時
定休日：不定曜
アクセス：神戸市営地下鉄「みなと元町」駅から徒歩13分
Photo： photo scape CORNER.大﨑 俊典
Text：京都ライター事務所 小西尋子
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