食・グルメ
2023.01.23
【神戸】パティスリーアキトのミルクジャムと絶品スイーツを徹底紹介
神戸・元町の繁華街に店を構える「パティスリーアキト」。オーナーパティシエ・田中哲人さんが考案したミルクジャムを中心に作り出すスイーツは独創性にあふれ、今や神戸を代表するパティスリーのひとつとして、遠方からの来店客も多数。看板商品であるミルクジャムや、ぜひ食べておきたいケーキについて紹介します。
Summary
元町駅近くにあるミルクジャム色のお店
パティスリーアキトがお店を構えるのは、元町駅から徒歩5分の位置。南京町にほど近い街並みのなか、ミルクジャムをイメージしたという温かな色の外観が存在感を放っています。
店頭にはお店の看板商品であるミルクジャムがずらり。焼き菓子もミルクジャムを練り込んだバトンのほか、マドレーヌやフィナンシェ、パウンドケーキなど約10種類を取り揃えています。
ショーケースにはさまざまな種類のケーキが陳列され、鮮やかな色合いが食欲をそそります。フランスの伝統的な菓子をベースに独自のアイデアを盛り込んだケーキには旬のフルーツがふんだんに使用され、季節感もたっぷりと味わうことができます。
オーナーパティシエ・田中哲人さんとは？
パティスリーアキトのオーナーパティシエである田中哲人さんは、ポートピアホテルやホテル阪急インターナショナルで勤務した後、1999年にホテルピエナ神戸内のパティスリー「菓子sパトリー」に勤務。2003年にシェフパティシエに就任し、牛乳を使用したミルクジャムを考案。2013年に退職してからは講師として各地で製菓技術の普及に努め、2014年4月にパティスリーアキトをオープンしました。
お店の看板商品・ミルクジャムとは？
田中さんが考案した「ミルクジャム」950円〜は、世界各地で古くから食べられてきた伝統的なコンフィチュール（果物をシロップや香辛料と一緒に煮詰める保存食）をアレンジし、スイーツのような味わいを実現。淡路島産の牛乳をじっくり煮詰め、ピスタチオや栗など、地元産のさまざまな食材をかけ合わせてバリエーションを展開しています。いちごとミルクジャム、ショコラとピスタチオのミルクジャムなど、見た目が美しい2層の「ジャム」1200円もおみやげとして人気です。
ミルクジャムの醍醐味を存分に楽しめるのが「ミルクジャムプリン」460円（ ピスタチオは480円）。ひと口含むと、まず濃厚な味わいが口いっぱいに広がり、続けてサラッとした爽やかな風味が追いかけてきます。作るのにとても手間ひまがかかる商品のため、1日の販売数は最大80個までとなっています。
絶対に食べたい人気ケーキ その1〜サンベリーナ
それでは、ここでパティスリーアキトのケーキ約15種類の中から、ぜひ食べておきたい3品をご紹介しましょう。まずは、淡いピンクの色合いが目を引く「サンベリーナ」540円。ラズベリーをチョコムースとかけ合わせることで、イチゴミルクのような味わいを生み出しています。表面を覆ったホワイトチョコを割ると、中からはライチのジュレがお目見え。まろやかでジューシーな味わいが口いっぱいに広がります。
絶対に食べたい人気ケーキ その2〜タルトフロマージュ
「タルトフロマージュ」520円は、上層部にミルクジャムを使用したチーズケーキ。ヘーゼルナッツのサブレ生地とクリームチーズのアパレイユ、ミルクジャムが渾然一体となって、豊かな風味を生み出します。甘さ控えめで、コーヒーや紅茶のお供にぴったりです。
絶対に食べたい人気ケーキ その3〜ゆずとミルクチョコ
「ゆずとミルクチョコ」560円は、ムース、ガナッシュ、生地のすべてに製菓用の高級ミルクチョコレートである「タネア」を使用。ゆずを混ぜ込んだガナッシュはビターな味わいでミルクチョコレートとのコントラストを演出しています。薄く焼いたクレープ生地を細かく砕いたフィヤンティーヌも食感のアクセントを生み出しています。
イートインスペースでリッチなカフェタイムを
店内にはイートインスペースが併設され、購入したケーキやプリンをその場で味わうことができます。10時30分〜13時には「モーニングセット」600円を提供。東灘区御影の人気店であるブーランジェリー・ビアンブニュの食パンをこんがり焼き上げたとトーストとドリンクのほか、ミルクジャムとフルーツジャムから1種類ずつを選ぶことができます。
神戸を代表するパティスリーのひとつとして人気を誇るパティスリーアキト。バラエティ豊かなスイーツの数々は、田中さんの穏やかな人柄を体現しているかのような優しい味わいに満ちています。ミルクジャムは店内スタッフに声をかければ試食も可能なので、ぜひ、その芳醇な味わいを体感してください。
■パティスリーアキト（ぱてぃすりーあきと）
住所：兵庫県神戸市中央区元町通3-17-6
TEL：078-332-3620
営業時間：10時30分～18時30分（カフェは18時LO）
定休日：火曜（祝日の場合は翌日）
Text：伊東孝晃
Photo：古賀亮平
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