竹原をぶらり散策するモデルプラン

【広島】安芸の小京都・竹原をぶらり散策するモデルプラン

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広島県沿岸部のほぼ中央に位置する竹原市はドラマや映画のロケ地としてもお馴染みの観光スポット。なかでも「町並み保存地区」とよばれるエリアは江戸時代に製塩や酒造業で栄えた商家の建物が数多く残されていて、その情緒ある景観は「広島の小京都」ともいわれるほど!神社仏閣のほか、雑貨店やカフェなどを巡るモデルプランをご紹介します!

Summary

11:00

「西方寺・普明閣」から竹原の街並みを一望

竹原の玄関口となる竹原駅までは、広島駅から山陽本線や呉線で約1時間40分。竹原駅から15分ほど歩くと「町並み保存地区」です。訪れたら必ず立ち寄りたい西方寺・普明閣。本町通りを進むと中ほどに差し掛かかったところに高台に続く長い石階段が見えてきます。そちらが竹原のシンボル的存在でもある西方寺と普明閣の入口。山門をくぐると本堂、法界地蔵堂、楼鐘があり、左側の階段は普明閣へと続きます。

階段を登って正面にみえるのが西方寺の本堂。慶長8年(1603)に禅寺だった妙法寺の跡地であるこの地へ移り、浄土宗に改宗しました。本堂は元禄15年(1702)に再建されたものです。

本堂の右後ろ側には楼鐘があります。鐘をつくことはできないので注意。

普明閣は京都の清水寺を模して建てられたといわれている西方寺の観音堂。今も昔も竹原を訪れた人は必ずここへ立ち寄ると言われるほど重要な場所となっています。

舞台は入場OK。靴を脱いで上がりましょう。朱色の柱が美しい舞台です。
目の前に広がるのがこちらの景色!竹原の街並みを一望できます。竹原のどの位置からでも普明閣の建物が見られるのもシンボルであるゆえんです。

■西方寺 普明閣(さいほうじ ふめいかく)
住所:竹原市本町3-10-44
アクセス:JR竹原駅より徒歩15分
TEL:0846-22-7745
料金:参拝自由
営業時間:8〜18時
定休日:参拝自由

11:45

「Trattoria M」で贅沢ランチコースを堪能

ランチタイムは地元の食材をふんだんに使った料理が楽しめると人気のレストランへ。西方寺からは歩いて12分ほど。「Trattoria M(トラットリアエム)」はオーナーシェフの室岡さんが生産者を訪ね、よい素材を厳選しています。「生産者の人柄までお皿の上で伝えたい」と室岡さん。子ども連れでも気兼ねなく入店できるカジュアルな雰囲気も人気の理由の一つです。

テーブルとカウンター席があり、奥にはソファ席も。通常はテーブル毎に仕切りをして営業しています。

ボリューム満点の「竹原垰下牛(たけはらたおしたぎゅう)ランチコース」3300円。季節野菜のサラダ、前菜3種盛り合わせ、本日のパスタ、垰下牛サーロインのグリル、デザート、食後のコーヒーor紅茶付きです。ディナーはコースのほか、アラカルトメニューも充実。お酒と一緒に満喫したいですね!

■Trattoria M(とらっとりあ えむ)
住所:竹原市中央4-6-5
アクセス:JR竹原駅から徒歩3分
TEL:0846-48-9001
営業時間:11時30分〜15時(14時30分LO)、17時30分〜22時(21時LO)
定休日:ランチ月・水・金曜休み、日曜(祝日の場合営業、翌日休み)

13:30

「まちなみ竹工房」で竹の工芸品を購入

10分ほど歩いて「町並み保存地区」に戻り、地元の特産品・竹工芸を扱うお店「まちなみ竹工房」へ。ここは職人の熟練技で編み込まれた竹工芸品を展示販売するお店。水切りかご、花器など日用道具のほか、和モダンな竹バッグまで幅広く並びます。
電話で事前予約すれば体験制作も可能!旅の思い出に挑戦するのもおすすめです。体験は一連風車1800円、二連風車2500円、四海波花(しかいなみはな)カゴ2500円で、所要1時間〜。

商品棚にはかご、バッグ、民芸品などずらっと並びます。

職人さんたちが実際に編んでいるので、話を伺ってから購入することも。

左上から時計回りに「バッグ」4万円、「花器」5000円、「小物入れ」3万円。暮らしに取り入れたいおしゃれなデザインもたくさん!丁寧に編まれた竹工芸品は長く使えて環境にもよい上、水に強いのも特徴です。手編みならではの繊細で美しい編み目に見惚れてしまいます。

■まちなみ竹工房(まちなみたけこうぼう)
住所:竹原市本町3-12-14
アクセス: JR竹原駅から徒歩15分
TEL: 0846-22-0973
営業時間:9時30分〜16時
定休日:不定休

14:00

「藤井酒造 酒蔵交流館」でショッピング

「まちなみ竹工房」がある本町通りから路地を抜けるとすぐに、大きな蔵が現れます。こちらは江戸時代末期の仕込み蔵を改装して作った「藤井酒造 酒蔵交流館」。藤井酒造の日本酒をはじめ、「酒」をテーマにセレクトした酒器や器、雑貨を販売しています。おみやげとしてはもちろん、旅の思い出として自分用に購入するのもおすすめです。

仕込み蔵の面影が残る天井が高くて奥に長く続く空間。藤井酒造は文久3年(1863)創業の老舗で現在も木桶を使って仕込みを行い、「夜の帝王」、「龍勢」、「宝寿」など藤井酒造らしい酒を造り続けています。

左から「白司」2035円、「宝壽ひやおろし」1980円(秋冬限定販売)、「龍勢 熟成純米雄町」1650円。日本酒は定番ものから季節もの、こちらでしか購入できない限定ラベルまで約10種類を販売。そのうち3〜4種類は試飲コーナーで飲み比べもできます。

左から「酒花純米酒粕石鹸」1760円、オリジナル商品の「手拭い」1100円。酒粕から作った酒粕石鹸は幅広い層に人気の雑貨。龍勢のロゴマーク入りの手拭いはオリジナルデザインでオレンジと青の2色展開です。

地元の老舗菓子店が手がける酒蔵スイーツ(各300円)も人気です。酒粕で漬けた奈良漬を塩抜きしてバタークリームと紅茶のスポンジと合わせたスティックタイプの洋菓子です。

■藤井酒造 酒蔵交流館(ふじいしゅぞう さかぐらこうりゅうかん)
住所:竹原市本町3-4-14
アクセス:JR竹原駅から徒歩13分
TEL: 0846-22-5158
営業時間:11〜16時
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)

14:30

「café 根古屋」の台湾スイーツを満喫

街歩きの最後にはカフェでひと休み。「café 根古屋」は「藤井酒造 酒蔵交流館」から歩いてすぐの場所にある古民家を改装した台湾カフェ。こちらは台湾を愛して止まない山内さん夫妻が2022年3月にオープン。台湾でお馴染みのパイナップルケーキや豆花(トウファ)はお店特製。希少な台湾コーヒーを仕入れている日もあり、運が良ければ飲めることも。

明治19年(1886)に建てられた建物をリノベーション。古民家の持ち味を生かしつつ、古道具やテーブル、モダンな雰囲気のチェアがセンスよく配置されています。

総合豆花(1000円)は豆乳で作る絹豆腐のようななめらか食感のスイーツ・豆花が主役の台湾定番スイーツ。仙草ゼリー、緑豆、ピーナッツなどカラダに優しい食材がトッピングされています。

手作りパイナップルケーキ(350円)はバターの香りとザクッとした食感の生地の中にパイナップルの餡がたっぷり。本日の台湾茶(800円※フード注文で100円引き)と相性抜群です。テイクアウトもできます。

café 根古屋(かふぇ ねこや)
住所:竹原市本町4-3-46
アクセス: JR竹原駅から徒歩15分
TEL: 090-2833-1938
営業時間:10〜17時
定休日:月・火曜(祝日の場合営業)

レトロな町並みにおしゃれな店が点在する竹原。カメラを持ってステキな写真を撮影するのもおすすめです。大久野島や大崎上島など離島への船も出ていますので、ぜひあわせて訪れてみましょう!



Text&Photo:K&Bパブリッシャーズ

●新型コロナウイルス感染症対策により、記事内容・営業時間・定休日・サービス内容(酒類の提供)等が変更になる場合があります。事前に店舗・施設等へご確認されることをおすすめします。
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。

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Model Course

安芸の小京都・竹原をぶらり散策するモデルプラン

11:00

「西方寺・普明閣」から竹原の街並みを一望

12分

11:45

「Trattoria M」で贅沢ランチコースを堪能

14分

13:30

「まちなみ竹工房」で竹の工芸品を購入

1分

14:00

「藤井酒造 酒蔵交流館」でショッピング

1分

14:30

「café 根古屋」の台湾スイーツを満喫

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