【山形蔵王】スノーハイクと雪見温泉のハッピー・トリップへ♪ 心地いいカフェや、連れて帰りたいかわいい雑貨も待ってます
蔵王温泉スキー場と蔵王温泉街に、ニューウェイブが来ています。ひとつは、ダウンヒルでもバックカントリーでもない新しい雪あそびのスタイル「スノーハイク」。もうひとつは、温泉街を活気づける新感覚ショップのオープン。古き良きものを大切にしつつも清新な息吹が吹き込まれ、活気ある人の流れが生まれはじめています。蔵王へは山形駅からバスでたった40分。新しい魅力を体感しに、Let's あばいん(山形ことばで「一緒に行こう」)!
Summary
1日目(蔵王温泉バスターミナルからSTART) |
徒歩15分
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スノーハイクで新しい雪あそびを満喫
「スノーハイク」ってご存じですか? スキーとスノーシューのいいとこどりで作られた、蔵王での新しいスノーコンテンツです。上の台ゲレンデ直結の便利な拠点「蔵王ベースセンター ジュピア」内にある「DMC 蔵王温泉ツーリズムコミッティ」では、スノーハイクのツアーを催行。ツアー代金にはストックと板のレンタル料金も含まれているから、防寒さえしっかりしていれば手ぶらでもOK! 熟練ガイドが新しい雪あそびの世界へ誘ってくれます。
これがスノーハイク用の板。かかとが固定されておらず、また裏に滑り止めがついているので、急な斜面もビックリするほどラクラク登れちゃいます。スノーシューに比べて接地面が広いため、ふかふかの新雪でもズボズボッともぐってしまわないのも特徴です。
スノーハイクのツアーは、参加者の体力やニーズに合わせてコースがアレンジされるフリースタイル。今回は蔵王スカイケーブルで標高約1258mの中央高原駅へ。ドッコ沼に沿って雪と霧氷のブナ林を抜けて、1387mの鳥兜山近くまでひと登り。山上の鳥兜駅から蔵王中央ロープウェイで麓の温泉駅まで下山。初心者でも蔵王の冬の自然をたっぷり満喫できるコースです。
住所:山形県山形市蔵王温泉上の台18(ジュピア内)
交通:ジュピアは蔵王温泉バスターミナルから徒歩15分
TEL:023-694-9417(予約受付は9時30分~16時30分)
催行期間:2023年2月1日~3月5日の9時、12時30分の1日2回開催。(ただし2月3日、9~13日、22日は除く)
最少催行人数:2名~
料金:ひとり9000円(6~8名参加の場合)~1万5000円(2名参加の場合)
※料金に含まれるのはスノーハイク用の板とストックのレンタル代とガイド料。別途スカイケーブル・ロープウェイ代1800円が必要です。
スキーウエア、ブーツなどは当日ジュピアでレンタルできますが、直接肌にふれる帽子・手袋・サングラスなどはご準備ください(ジュピアで販売もしています)。
徒歩10分
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山形の日本酒を知る【山形酒のミュージアム】
山形県内にある49の蔵元の個性的な銘柄や、めったに流通しない幻の酒などがずらりと揃う「山形酒のミュージアム」。見て知るだけでなく飲めちゃうという、話のわかるミュージアムです。フィックスされたお手軽な試飲セット5種800円~もありますが、イチオシは、山形の酒に精通したスタッフに自分の好みを告げてセレクトしてもらう飲み方300円~。山形の米と水と麹と時が繰り広げる、万華鏡のような無限の味わい。あなたの中にある日本酒の扉が開かれること請け合いです。
住所:山形県山形市蔵王温泉951
交通:蔵王温泉バスターミナルから徒歩10分
TEL:023-694-9052
営業時間:11~17時
定休日:不定休
料金:入館無料
宿にチェックイン後、ツアー集合場所へ(所要時間は宿により異なる)
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ライトアップされた樹氷を巡る【ナイトクルーザー号で行く 樹氷幻想回廊ツアー】
樹氷エリアの中心はアオモリトドマツの森が広がる地蔵岳山腹。1500mを超す夜の冬山に安全に温かく連れて行ってくれるのが、全席予約の「ナイトクルーザー号で行く 樹氷幻想回廊ツアー」です。まずは蔵王ロープウェイ蔵王山麓駅に集合してツアー参加者全員でロープウェイに乗り、樹氷高原駅へ。そこから雪上車に乗り換えて樹氷エリアのど真ん中へGo! 間近で見る樹氷の群れはまさに「スノーモンスター」。存在感に圧倒されます。
(ないとくるーざーごうでゆく じゅひょうげんそうかいろうつあー)
TEL:023-694-9518(蔵王ロープウェイの番号。問合せのみ。予約は専用サイトから)
催行日時:12月23日~2月27日の17時、18時、19時の1日3便運行(2月は火曜以外毎日催行予定)。所要約1時間15分(クルーザー乗車時間は約30分)
※気象条件によって巡行場所の樹氷が崩壊し見学が難しいことから、催行中止となる場合があります。
料金:5500円
申込先:ナイトクルーザー号で行く 樹氷幻想回廊ツアー
徒歩10分
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蔵王の温泉街をお散歩
冬の蔵王でスキーと並ぶうれしいコンテンツが、あったか~い温泉。蔵王温泉は開湯1900年を超す古湯です。古くは高湯とよばれ、やはり山の中に湧く山形の白布温泉、福島県の高湯温泉とともに、奥羽三高湯の一つに数えられています。温泉街の中心は高湯通り。石畳に沿って3つの共同湯や湯宿が軒を連ねて風情たっぷり。ゲレンデ近くのホテル街とはまた違う魅力です。明日、ゆっくり訪ねてみたい気になるお店をチェックしつつ、そぞろ歩きましょう。ちなみに蔵王温泉にはさまざまなタイプの宿があります。あなたにぴったりの宿選びには蔵王温泉観光協会のウェブサイトがオススメです。
蔵王温泉観光協会徒歩(宿に戻って夕食。所要時間は宿により異なる)
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2日目 |
徒歩(所要時間は宿により異なる)
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こけしの絵付け体験に挑戦【田中こけし屋】
湯治場だった頃から蔵王に伝わる正統派蔵王高湯系こけしの老舗。絵付け体験もできるので挑戦してみましょう。「こけしだからってね、こうでねばならねってことはないがら」と田中初子さん。フリースタイルでいいってことですね! 赤、緑、黒の顔料を使っての絵付けは想像以上の楽しさ。所要約30分。世界にたった一つのオリジナルこけしの誕生です。
徒歩10分
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温泉アイテムでコーディネート【Zao Onsen 湯旅屋 高湯堂】
湯の街歩きにぴったりなアイテム約300種が揃う日本初の温泉コーデショップ。自宅でも温泉気分を味わえる入浴剤などの手ごろな商品はもちろん、何といっても注目したいのは日本の手仕事の質の高さを感じる本筋の工芸品。現代の暮らしに溶け込むよう、デザインも進化しています。ポップな鼻緒がかわいい下駄や雪駄、団扇、湯上りの肌にもサラサラ気持ちよい木綿の温泉もんぺは、次の夏、ふだん使いで大活躍しそう。
住所:山形県山形市蔵王温泉19
交通:蔵王温泉バスターミナルから徒歩3分
TEL:080-3190-0019
営業時間:9時30分~12時、14~19時(4~11月の午後は13時~17時30分)
定休日:火・水曜(祝日の場合は変更の可能性あり)
徒歩すぐ
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地元フルーツたっぷりのソーダ水でチルアウト【TAKAYU温泉パーラー」
2023年1月にグランドオープンしたばかりの高湯通りの最新スポット。注文してから作ってくれるオリジナルの「蔵王湯あがりソーダ」は、懐かしのメロン味など6種500円、そこにアイスをトッピングしたクリームソーダ600円、さらにフルーツ王国山形らしく季節の果物入りのTAKAYUフルーツソーダ700円など多彩なラインナップ。球形の氷と一緒にグラスの中で踊る白いまん丸なものはミルク玉。ぷるんと弾ける新食感です。蔵王の大地で育まれた新鮮な卵や牛乳をたっぷり使用した湯上りプリン380円~も人気があります。
住所:山形県山形市蔵王温泉14
交通:蔵王温泉バスターミナルから徒歩3分
TEL:090-6456-0020
営業時間:10~12時、13時~17時30分
定休日:火・水曜(1・2月は無休。臨時休業あり)
徒歩すぐ
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【蔵王カフェ&バル Chotto】でエスニックランチ
温泉旅館の和食を堪能した翌日は、がらりと違う系統を味わいたい気分になりますよね。そんなときにはここへ。ランチタイムの人気はベトナムサンドイッチのバインミー。野菜もたっぷりでバランスよく栄養がとれます。夜はスパイス蔵王カレー1130円(ランチタイムは980円)などスパイシーな料理が中心で、スパイスとりから680円などビールに合うつまみも揃っています。ボリュームたっぷりのランチを終えたら、楽しかった蔵王に別れを告げ、バスで山形市街へ戻りましょう。
住所:山形県山形市蔵王温泉11-1
交通:蔵王温泉バスターミナルから徒歩3分
TEL:050-5462-1215
営業時間:11時30分~LO18時(月2回時短営業あり。詳細はインスタグラムで確認を)、金・土曜11時30分~LO20時30分
定休日:火曜
バスで40分+徒歩15分
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伝統と新しさが融合した創造都市やまがたの拠点【やまがたクリエイティブシティセンターQ1】
山形市街で、今、ぜひチェックしておきたいのがここ。山形の地に育まれた工芸や食など多彩な文化が、未来に向けて創造的に展開する拠点として2022年9月に誕生しました。レトロシックな建物は、山形市立第一小学校旧校舎。Q1(きゅーいち)の名は旧一小(きゅーいちしょう)から名づけられたそう。館内には市民の交流の場、自らのクリエティブを発揮できるレンタルスペースなとどともに、旅行者も惹き付けられるショップやカフェも揃います。たとえば……
汽水域
太田崇史さん、藍さんご夫婦の店。伝統的な彫金細工を用い、現代の暮らしにもなじむ日用品やアクセサリーを制作しています。隣室の工房で体験も可能(不定期開催、要予約)。Q1の2階にあります。
TEL:023-676-5660
営業時間:10~18時
定休日:火・水曜
New Culture Boutique ニウ
本屋の山田絹代さんとヴィンテージウエアの荒川達郎さんがコラボ。ふたりの異なる個性から生まれるケミストリーで、今後何が起きるのか楽しみな店です。東北を拠点に活動するクリエイターと共同制作したオリジナルプロダクトもチャーミング。場所はQ1の1階です。
TEL:なし
営業時間:11~18時
定休日:月~水曜
AndMERCI CAFE
果実の生産の盛んな大石田町に本店を構えるスイーツショップ「AndMERCI」の直営カフェ。フランス人シェフのアンドリエス・ドニスさんと、山形の果物や国産バター、生クリームの出会いから生まれた、ここならではのスイーツが味わえます。場所はNew Culture Boutique ニウのお隣、Q1の1階です。
TEL:023-616-7323
営業時間:10時30分~18時(LO17時)
定休日:月・火曜
■やまがたクリエイティブシティセンターQ1(やまがたくりえいてぃぶしてぃせんたー きゅーいち)
住所:山形県山形市本町1-5-19
交通:JR山形駅から徒歩15分
TEL:023-615-8099
営業時間:9~22時(営業時間は店舗により異なる)
定休日:年末年始
駐車場:施設真向かい、NTTビルと山形グランドホテルの間に専用駐車場あり(22台)
徒歩15分
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山形駅前で高感度な山形みやげ探し【0035 BY KIYOKAWAYA】
山形県鶴岡市で江戸時代に創業。東北のホンモノに新しい価値を見出した商品化に定評のある「清川屋」のセレクトショップです。県産品ショップ、県産食材カフェ、高級食パン専門店「許してちょんまげ」がオールインワン。あれもこれもほしいものだらけでうれしい悩み。でも大丈夫。駅前なので、たくさん買っても心配なし!
■0035 BY KIYOKAWAYA(ぜろぜろさんごー きよかわや)
住所:山形県山形市双葉町1-2-38 山形県総合文化芸術館1F
交通:JR山形駅から徒歩すぐ
TEL:023-676-8111
営業時間:10~18時(カフェ17時LO)
定休日:無休(1月~冬期期間は火曜定休)
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Text:松尾裕実
Photo:村岡栄治
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