【ベトナム・ホーチミン】ご当地料理でベトナム旅行! 生春巻から代わり種まで、巻きもので全国を食べ尽くそう
ベトナム料理といえば、まず思いつくのが生春巻。とはいえ巻きもの料理は、乾燥ライスペーパーを使うものもあれば、柔らかな生生地で巻いたものなど、実は味もスタイルも様々な種類があります。そこで、南部から北部まで、ベトナム各地のお国自慢の巻きものをご紹介! 巻きもの料理を通じて全国を巡ってみましょう!
巻きものを食べるならやっぱりココ!
様々な巻きものをまとめて味わいたいなら、「WRAP&ROLL(ラップ&ロール)」がおすすめです。ベトナムの「巻く」食文化に特化した春巻専門店で、ファストフード風の店構えで気軽に食事を楽しめるのがポイント。旅行者だけでなく、地元の家族連れやビジネスマンにも絶大な人気を誇っています。
ホーチミン市内に複数の店舗がありますが、特に行きやすいのは1区の商業施設「M Plaza(エム・プラザ)」内のお店。中心街から徒歩で訪れることもできます。
昼時ともなれば、近隣のオフィスで働く人々が行列を作るほどの人気ぶり。
まずは定番、南部代表の生春巻からスタート!
全国巡りの最初はやはり、最も有名な「Gỏi Cuốn(生春巻)」6万5000VNDから始めましょう。生春巻は南部を代表する料理。レタスやニラ、米麺ブンをライスペーパーで巻いたもので、大きなエビや豚肉が入っているのが定番スタイルです。おやつ代わりに間食として食べられることが多く、濃厚なピーナッツソースにつけて、豪快に手掴みでガブリといくのが現地流。見た目以上にボリュームがあるので、一皿をシェアして楽しんでください。
皇帝も愛した!?もちもち感が堪らない古都の名物
ベトナム最後の王朝・グエン朝の都として栄えたフエ。ダナンと並び中部有数の都市でもあるフエの名物がこの「Bánh Bột Lọc(バイン・ボット・ロック)/6本」4万5000VNDです。かつては皇族や貴族が食べていたとされる宮廷料理のひとつでもあり、数々の料理と一緒に楽しめるよう、少し小ぶりのサイズが特徴です。
エビのすり身をタピオカ生地でくるみ、バナナの葉で包んで蒸し上げたもので、その食感はズバリ「餅」。唐辛子入りの魚醤ヌックマムのタレにつけていただきます。フエの巻きもの料理は全体的にもちもちとした食感のものが多く、まさに中部を感じられる一皿といえます。
生ライスペーパーを使った北部庶民の味
巻きものの旅の最後を飾るのは、ハノイを中心とした北部名物の「Bánh Cuốn(バイン・クオン/写真奥)」5万VNDです。蒸し上げた米粉の生地を柔らかな状態のまま豚肉などの具材を巻いたもので、なめらかな食感から女性に人気の一皿です。
振りかけられた揚げ玉ネギ、唐辛子を加えたヌックマムのタレとの相性も抜群で、ぺろりといくつも食べられてしまいます。 店にはこのバイン・クオンのほか、中部名物のからし菜巻き「Cuốn Diếp(クオン・ジエップ)/写真左」や南部風揚げ春巻「Chả Giò(チャー・ヨー)/写真右」がセット(8万9000VND)になったメニューもあるので、ぜひ色々と食べ比べてみてください。
■WRAP&ROLL(ラップ&ロール)
住所:1F, M Plaza, 39 Lê Duẩn
TEL:028-38230600
営業時間:10〜22時
休日:なし
Text&Photo:杉田憲昭(Grafica)
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【最新版】『るるぶベトナム ホーチミン・ハノイ・ダナン’24』
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