駒沢大学「餅菓子専門《KIKYOYA ORII -since 1607-》」で約400年の伝統と革新のモチモチ食感を堪能!

駒沢大学「餅菓子専門《KIKYOYA ORII -since 1607-》」で約400年の伝統と革新のモチモチ食感を堪能!

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徳川家康が活躍していた400年以上前に誕生した老舗菓子処「桔梗屋織居(ききょうやおりい)」。その19代目である中村弓哉さんが、のれんと伝統を大切にしながらも新しい餅菓子を開発しています。手に入れることができるのは駒沢大学駅そばにある新店「餅菓子専門《KIKYOYA ORII -since 1607-》」だけです!

Summary

老舗和菓子店19代目が手がける「餅菓子専門《KIKYOYA ORII -since 1607-》」

駒沢大学駅のすぐ側の路地裏、「餅」というシンプルな看板が目印の「餅菓子専門《KIKYOYA ORII -since 1607-》」。2022年11月に登場した新しい店舗ですが、その歴史は店名にあるとおり慶長12年(1607)まで遡ることができます。まだ江戸幕府が誕生して間もない時代、現在の三重県伊賀市で創業した老舗菓子処「桔梗屋織居」。その19代目が新たに立ち上げた餅菓子専門なのです!

テーマとして掲げているのが、400年以上の歴史を大切にしながら、現代のトレンドも柔軟に取り込むこと。フルーツ大福のようにSNS映えするだけでなく、上質な味わいも追求し、朝一番から丹精込めて餅菓子を作っているそうです。

お餅に使用されているのは、高級もち米の代表格「滋賀羽二重糯(しがはぶたえもち)」。じっくり蒸した、つきたてのものをすべて1日で使い切るそうです。ほかにも、高級和菓子に使用される白ザラ糖のなかでも特に純度が高くて粒も大きな「鬼ザラ糖」、徹底して厳選した「北海道産小豆」など、上質な素材を熟練の職人が餅菓子に仕立てています。

都内で一番の味わいを目指して試行錯誤を重ねた「十九代目の豆大福(こし餡)」

「どの商品もおすすめですが一番の押しは豆大福です」と教えてくれたのは、桔梗屋織居19代目の中村弓哉さん。その「十九代目の豆大福(こし餡)」330円は、甘さ控えめで、食べやすいサイズ感、都内で一番おいしい豆大福を目標にレシピを開発したという渾身の力作だそうです。

次に選んだのは「古代米の薬膳おはぎ(黒米・つぶ餡)」320円。薬米ともよばれる栄養豊富な古代米(黒米)と滋賀羽二重糯を使用した薬膳おはぎです。抗酸化作用や抗がん作用などが期待できるポリフェノールたっぷりの黒米は、プチプチとした心地よい粒感もポイント。滋賀羽二重糯の上質なもっちり感、つぶ餡の存在感と3つの個性が口の中で絶妙に重なり合います。

「最高の状態で食べていただきたい」と余計な添加物は使用しておらず、その日限りの賞味期限。三重にある「桔梗屋織居」でも手に入れることができない、ここだけの限定品です。販売は店舗でのテイクアウトのみ、デザイン性の高い有料のギフトボックスも用意されているので、とっておきの手みやげにも最適でしょう。

「白いちじくとマスカルポーネの大福」など和洋折衷の味わいにもセンスが光る!

(写真左から)「白いちじくとマスカルポーネの大福」480円、「濃茶大福(ホワイトチョコレート入り)」390円、「古代米の薬膳おはぎ(黒米・つぶ餡)」320円、「十九代目の豆大福(こし餡)」330円

今回は自宅で19代目のおすすめ餅菓子を食べ比べることにしました。彩り豊かで愛らしく、食べるのがもったいないくらいですが、食欲も大いにそそられるビジュアルでもあります。

まず印象的だったのが「白いちじくとマスカルポーネの大福」。ふっくらで弾力のあるお餅の中に、果肉たっぷりのドライ白イチジクを餡にした層があり、中から滑らかなマスカルポーネクリームがあふれ出しました。ふわりと漂うラム酒の香り、甘酸っぱい果実味もたまりません。

「濃茶大福(ホワイトチョコレート入り)」は、京都宇治産の抹茶粉を使用しているだけあって、口に入れた瞬間の上質な香りに驚かされました。苦味の利いた抹茶餡と、まろやかな甘さのホワイトチョコレートも相性抜群。個性的な食材をやさしく包み込む、お餅の懐の深さも感じました。

シンプルだけに素材のよさが際立っていた「十九代目の豆大福(こし餡)」、斬新な食感ながらも親しみがあり味わい深い「古代米の薬膳おはぎ(黒米・つぶ餡)」も大満足!

さすが400年以上の歴史をもつ和菓子店の餅菓子だけあって、どれも上質で感動的な味わいでした。2022年11月に誕生したばかりの新ブランドですが、次の400年、西暦2422年まで、この地で愛され続ける名物になるかもしれませんよ!




Text&Photo:柴山たき(effect)

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