【ハワイ】改装が完了してより美しく!目の前にはパワースポットがあるハワイ屈指のラグジュアリーホテル「ハレクラニ」を徹底紹介!
1917年創業の「ハレクラニ」は、ハワイ語で「天国にふさわしい館」という意味を持つハワイの名門ホテル。これまで500を超える数々の名誉ある賞を受賞しており、最高のおもてなしでゲストを迎えます。今回は、コロナ禍に約1年かけて全面リニューアルした「ハレクラニ」の内部を詳しくご紹介します!
Summary
伝統を継承する「ハレクラニ」
世界中のセレブも憧れる、ハワイ屈指の高級リゾート「ハレクラニ」。2021年10月に完了した今回の改装では、「サステイナブル」にこだわっています。ゲストを出迎えるロビー周りは、もともと上質な素材を使っていたこともあり、大理石の床、コアウッドのフロントデスクは、改装することなくきれいに磨きあげただけだそう。ハレクラニの歴史を次の世代にも残すというのは素敵ですね。
ロビー中央には、ゲストをお迎えするハワイらしい色鮮やかなフラワーアレンジメントがあります。この素敵なアレンジメントは、なんと草月流の生け花です。1984年、ハワイで草月流いけばなを教えていたカメモトマサコ女史が毎週金曜日に「ハレクラニ」で花を生けていました。その後、彼女の日本帰国に伴い、「ハレクラニ」の新しい生け花担当のスタッフに草月流の基礎等が伝授され、その伝統が今でも受け継がれているのです。さらに、ホテル内の有名レストラン「ハウス・ウィズアウト・ア・キー」の象徴である樹齢130年のキアヴェが2018年に倒木したことから、その木の一部を花台として再利用しています。
「ハレクラニ」は、ロケーションも抜群です。ホテルの目の前には、ワイキキの海が広がり、そこには「カヴェヘヴェヘ」(ハワイ語で「除去」という意味)という聖地があります。高層な場所から海を眺めると、真水と海水が混ざる「ハレクラニ」の目の前の海は、ここだけサンゴ礁や藻もなく海底がきれいに見える聖なる癒やしの海なのです。病の治癒、浄化など古代ハワイアンもマナ(霊)が宿るパワースポットとして大切にしてきました。そのため「ハレクラニ」は、入った瞬間から「氣」を感じるスポットともいわれています。
七彩の白を基調としたオーシャンフロントの客室
「ハレクラニ」には、ダイヤモンドヘッドタワー、マウカタワー、マカイタワー、エヴァタワーの4つの棟があり、中庭、ワイキキの海、ダイヤモンドヘッドなどお部屋によりさまざまな眺望が楽しめます。今回の改装では、全453室のうち、プレミアスイートを除く全ての客室が改装されました。今回はマウカタワーのオーシャンフロントのお部屋をご紹介します。
客室に入ってみると、白と淡いブルーの色合いがとても爽やかで、リラックスできる空間が広がります。それもそのはずで、すべて緻密なデザインで設計されているのです。室内は、ハレクラニの伝統であるSeven Shades of White(七彩の白)を基調として、心地よい色合いでまとめられています。壁紙は、やさしい色味を重ね、折り紙をモチーフに、模様の線をずらすことで深みを出しているのだとか。
そして、テレビボード、ベッドボード、ミニバーラックは薄目の木目を、ライトスタンド、タンスは濃い目の木目と、家具の色合いに強弱をつけています。さらに、ベッドボードの上にはシャンパンゴールド色の横長の鏡が飾られています。実はこれ、夕方や夜の間接照明として、リフレクション効果を出すために、あえてシャンパンゴールド色にしたそうです。テーブルやサイドテーブルは、ハレクラニのプールを連想させる楕円形になっています。このソファーは、ソファベッドとしても機能するんですよ。
また、今回のリニューアルで新たにミニバーラックができました。こちらは、ネスプレッソのカプセル式エスプレッソマシン、湯沸かしポット、さらに冷蔵庫まで収納された棚になっています。カップも紙カップ、マグカップの両方があり便利!引き出しには、4種類のカプセルコーヒー、ハワイの紅茶などが入っています。ハレクラニのロゴ入りのペットボトル水もあります。
お風呂まわりは鏡を新たに新調し、トイレにはTOTO製のウォシュレットが導入されました。バスローブ、タオルともに、ハレクラニのロゴが入ったコットン100%。備え付けのドライヤーは、髪の美容機器とよばれ、乾かすだけで美しく仕上がる「レプロナイザー 4D Plus」が採用されています。
「ハレクラニ」のアイコニック的存在のプール
続いては、オーシャンフロントの客室から見える「ハレクラニ」のアイコニックなプールです。プール中央にあるカトレア(オーキッド)の模様は、客室のラナイ(ベランダ)からもくっきり見えます。
このカトレアは2センチ四方の小さいガラスタイルを、なんと125万個も使用してモザイクで水底に描いたものです。今回の改装時にはこのガラスタイルの張替えを1枚ずつ手作業で行ったそう。
サンセット時のプールも、とっても幻想的で素敵です。
ハワイのサンデーブランチと言えば「オーキッズ」
「ハレクラニ」はレストランも充実しています。まずは、ダイヤモンドヘッドとワイキキビーチを一望できる絶景のレストラン「オーキッズ」。朝食、ランチ、アフタヌーンティー、ディナーとどの時間帯でも利用できるのがうれしいですね!
特に日曜日の朝9時~13時30分まで開催されているサンデーブランチは大人気。このサンデーブランチは、地元誌ホノルルマガジンのハレアイナ賞でベストブランチの金賞を受賞しています。
新鮮な刺身、ポケ、寿司、生ガキ、エビ、カニなどのシーフード、プライムリブの肉料理、和食、豊富なデザートなど豪華なメニューです。
<オーキッズ>
●朝食:7時~10時30分(月~土曜)
●昼食:11時30分~13時30分(月~土曜)
●夕食:17時30分~20時30分(毎日)
●サンデーブランチ:9時~13時30分(日曜日)
大人85ドル/子ども(5-12歳)45ドル
*税サービス料別。子ども(4歳以下)無料
●アフタヌーンティー:14時30分~17時 (木~土曜、祝日およびスペシャルイベントを除く)
絶景のロケーションでハワイ気分を満喫できる「ハウス・ウィズアウト・ア・キー」
オーシャンフロントのダイニング「ハウス・ウィズアウト・ア・キー」はコロナ禍で一時期クローズしていましたが、2022年9月15日からグランドオープンしました。
キッチンはオープンキッチンに生まれ変わり、イタリア製の特注レンガオーブンが設置されました。そして、新たにバーカウンター「アールズ」が登場!
この「アールズ(EARL’S)」とは、1925年に刊行された同レストランを舞台としたサスペンス小説「House Without A Key」の著者アール・ディア・ビッガーズ(Earl Derr Biggers)にちなんで名付けられたそうです。「アールズ」ではカクテル「マイタイ」をはじめ、「ハレクラニ」や「ハウス・ウィズアウト・ア・キー」の歴史やストーリーにちなんだ新メニューのカクテルも楽しめます。
上記写真にある「テーブル97」というカクテルは、小説家・詩人として有名なアーネスト・ミラー・ヘミングウェイ(Ernest Miller Hemingway)にちなんで作られました。ヘミングウェイは1940年にハレクラニへ新婚旅行で滞在して以来常連客となり、ダイヤモンドヘッドを一望できる「97番テーブル」(Table 97)に好んで座っていたことに着想を得ています。
また、「ハウス・ウィズアウト・ア・キー」と言えば、食事を楽しみながらのハワイアンミュージックとフラが有名です。
1977年以来、ハレクラニでトップフラダンサーを務めている伝説のフラダンサー、カノエ・ミラーさんや元ミスハワイや元ミスハワイUSAによるフラを楽しめます。
食事にハワイアンミュージック、フラ、絶景、そして最高のおもてなしと、素敵な夜を過ごせること間違いなしです!もちろん夜のみならず、朝食、昼食とどの時間も食事を楽しめます。宿泊者以外でも、レストランの利用は可能なのでぜひ訪れてみて下さい。
<ハウス・ウィズアウト・キー>
●朝食(ブッフェ):7時~10時30分
大人45ドル/子ども(5-12歳)25ドル
*税サービス料別。子ども(4歳以下)無料
●昼食(アラカルト):11時30分~17時
●夕食(アラカルト):17時~20時30分
伝統と進化が共存するハレクラニ。ハネムーン、ご褒美旅行など特別な旅行にいかがでしょうか?ハレクラニに宿泊すると、宿泊者限定で、毎週金曜日に館内歴史散策ツアーに無料で参加できます。さらに、宿泊者はイオラニ宮殿、ビショップ博物館、ホノルル美術館、ドリス デュークのシャングリラ邸宅などの施設に無料で入場できるといった特典もあります。
「天国にふさわしい館」で、是非一度、特別な体験をしてみませんか。
■Halrekulani(ハレクラニ)
住所:2199 Kalia Road.
TEL:808-923-2311
宿泊に関する日本国内でのお問い合わせ (帝国ホテル ハレクラニ リゾーツ予約センター):0120-489823(フリーダイヤル)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時
室料:640ドル~(州税・オアフ島宿泊税 計17.962%別)、リゾートフィーなし
【室料詳細】
ガーデンコートヤード/640ドル~、プールサイド/710ドル~、オーシャンビュー/875ドル~、オーシャンフロント/935ドル~、ダイヤモンドヘッド オーシャンフロント プライム/1040ドル~、ガーデンジュニアスイート/910ドル~、オーシャンジュニアスイート/1300ドル~、ロイヤル スイート - 2ベッドルーム/8400ドル
URL:https://www.halekulani.jp/
Text:宮本紗絵
Photo:宮本紗絵、Halekulani
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