『エミリー、パリへ行く』のロケ地はここ!人気ドラマ聖地巡礼の旅へご案内
動画配信サービス、Netflixで話題のドラマ『エミリー、パリへ行く』のシーズン3が2022年12月21日から配信スタート!パリ市内すべてがロケ地と言っていいほどに、さまざまな名所や地区が登場します。エミリーはどこに住んでいる?あのパン屋は実在する?シーズン1から3までロケ地をピックアップします!
Summary
Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く』とは?
『エミリー、パリへ行く(原題:Emily in Paris)』は、シカゴのマーケティング会社で働く主人公エミリー・クーパーが、赴任先のパリでアメリカとは異なる文化や習慣に戸惑いながらも、恋に仕事に大奮闘するラブコメディドラマ。2020年にシーズン1が公開され、シーズン2・3まで配信、さらにシーズン4の制作も決定しています。
みどころは、エミリーの恋愛とキャリアの行方、そして美しいパリの街並み!さらに、大ヒットドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』でスタイリングを手がけた、スタイリストのパトリシア・フィールドによる、個性的でおしゃれなエミリーのファッションにも注目。
エミリーが暮らすのはカルチェ・ラタン
主人公エミリーが暮らすアパートはセーヌ河左岸、13世紀建造のソルボンヌ(パリ大学)を中心に広がる5区のカルチェ・ラタン。その昔、大学でラテン語が使われていたことからカルチェ(=地区)、ラタン(=ラテン語)とよばれるようになったと言われます。
フランスの偉人が眠る歴史的霊廟「パンテオン」から徒歩約3分、「Place de l’Estrapade(エストラパード広場)」に面したアパートの5階、シャンブル・ド・ボンヌ(屋根裏または女中部屋のこと)がエミリーの自宅です。5階というのはフランス式の数え方で、アメリカや日本だと6階にあたります。エミリーは何度か間違えて、フランス人男性のガブリエルが住む下の階のドアを開けようとしていました。
■エストラバード広場
住所:Place de l’Estrapade 5e
アクセス:メトロ10号線Cluny-La Sorbonne駅から徒歩11分
パン・オ・ショコラを買ったパン屋さん
シーズン1のエピソード1で、エミリーがパン・オ・ショコラを買って、インスタグラムに“バターとチョコ最高”とポストしたブーランジュリー「La Boulangerie Moderne(ラ・ブーランジュリー・モデルヌ)」もエストラバード広場にあります。有名ホテルで経験を積んだパン職人のティエリー・ラヴィノー氏のパン屋さんで、オーガニックの小麦と天然酵母、原産地を保証する「A.O.P」認証の牛乳など、素材にこだわるパンを作っています。
ドラマに登場してからロケ地めぐりも兼ねて、たくさんのお客さんが来店しているそうです。「パン・オ・ショコラ」はエミリーがSNSにポストしたとおり、チョコレートとバターの芳醇な香り、サクサクの生地は何度でも食べたくなるおいしさ。
パン・オ・ショコラに注目が集まりますが、実は「マドレーヌ」も人気で、1日300個も売れるそうです。このほか、「バケットサンド」€3.60〜は物価上昇中のパリでは驚くほどにリーズナブル。学生街を意識した、栄養たっぷりでお財布にも優しい、ティエリー氏の愛情がこもったブーランジュリーに立ち寄ってみましょう。
■La Boulangerie Moderne(ラ・ブーランジュリー・モデルヌ)
住所:16 Rue des Fossés Saint-Jacques 5e
アクセス:メトロ10号線Cluny-La Sorbonne駅から徒歩11分
TEL:01 43 54 12 22
営業時間:7〜20時
休み:土・日曜
左岸のロケ地をチェック
エミリーのジョギングコースのひとつが「Jardin du Luxembourg(リュクサンブール公園)」。1612年、ルイ13世の母、マリー・ド・メディシスのために建てられたリュクサンブール宮殿付随の庭園として整備されました。現在は23ヘクタールもの広大な公園で、園内には美術館や人形劇場、養魚池として造られたメディシスの泉、さらに106もの彫刻も点在。シーズン1のエピソード2では、公園内の彫刻写真を撮って“整った腹筋”とSNSにポストしています。
■Jardin du Luxembourg(リュクサンブール公園)
住所:Rue de Médicis /Rue de Vaugirard 6e
アクセス:メトロ4・10号線Odéon駅から徒歩5分
TEL:01 42 64 33 99
開園時間:開園は7時30分〜8時15分の間、閉園は16時30分〜21時30分の間(季節により異なる)
料金:入園無料
休み:なし
シーズン2で会社の同僚、リュックに誘われて訪れたのが1938年から続く、カルチェ・ラタンの老舗映画館「Le Champo(ル・シャンポ)」。フランソワ・トリュフォーやジャン=リュック・ゴダールなどフランス映画の巨匠たちも足繁く通っていたようです。スクリーンは2つあり、古典ものからハリウッド映画まで幅広いジャンルを上映しています。
■LE CHAMPO(ル・シャンポ)
住所:51 Rue des Écoles 5e
アクセス:メトロ10号線Cluny La Sorbonne駅から徒歩3分
TEL:01 43 29 79 04
料金:€10
シテ島と左岸を繋ぐ橋のひとつ、サン・ミッシェル橋の正面にある「Place Saint Michel(サン・ミッシェル広場)」。ここは、エミリーの親友で歌手志望のミンディーが、バンドメンバーと路上ライブを行った場所。19世紀のパリ大改造時にできた広場で、待ち合わせスポットの大定番。1860年に造られたサン・ミッシェルの噴水前はドラマと同様にたくさんの人で賑わっています。
■Place Saint Michel(サン・ミッシェル広場)
住所:Place Saint-Michel 6e
アクセス:メトロ4号線Saint-Michel Notre-Dame駅から徒歩1分
右岸のロケ地をチェック!
ポップアップイベントとして顧客の宣伝用ベッドを置いたのが、パリの北側、小高い丘に広がるモンマルトルの「Place Dalida(ダリダ広場)」。ダリダとは1950〜80年代に活躍したシャンソン歌手の名前で、広場には彼女のブロンズ像が立ちます。石畳の道、アブルヴォワール通りの先にサクレ・クール寺院のドーム屋根も見えますよ。ちなみに、ミンディとお茶をしたピンク色のカフェ「La Maison Rose(ラ・メゾン・ローズ)」もこの通りにあります。
■Place Dalida(ダリダ広場)
住所:Rue de l'Abreuvoir 18e
アクセス:メトロ12号線Lamarck - Caulaincourt駅から徒歩3分
■La Maison Rose(ラ・メゾン・ローズ)
住所:2 Rue de l'Abreuvoir 18e
アクセス:メトロ12号線Lamarck-Caulaincourt駅から徒歩5分
TEL:01 42 64 49 62
営業時間:12〜22時(ランチは12時〜14時30分、ティータイムは15時30分〜17時、ディナーは18時〜21時45分)※日曜は11時30分〜
休み:月・火曜
シーズン3のエピソード4でパリの観光名所をSNSで動画配信している場所が「Canal St-Martin(サン・マルタン運河)」。セーヌ河とヴィレット貯水池を結ぶ全長4.5kmの運河で、飲料水を確保するため1825年に開通しました。このあたりはハイセンスなパリジャンが暮らすエリアで、おしゃれなカフェやレストラン、ショップもたくさん。また、運河沿いはピクニックスポットとしても有名です。
それにしてもエミリーは昼間から何をしているのでしょう…。動画配信もサヴォワール(エミリーの勤務先)の仕事?その答えはドラマでぜひ!
■Canal St-Martin(サン・マルタン運河)
住所:Canal Saint-Martin 10e
アクセス:メトロ5号線Jacques Bonsergent駅から徒歩5分
エミリーのファッションにも注目!
ストーリーと魅惑的なパリのロケ地に加え、登場人物のファッションも気になるところ。特に主人公のエミリーは常にカラフルで華やかなコーデを見せてくれるので、毎回楽しみ。
シーズン1と2のスタイリングはドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』や映画『プラダを着た悪魔』でお馴染みのパトリシア・フィールドで、シーズン3からは彼女と共にスタイリングを手がけていたマリリン・フィトゥーシが担当しています。
エミリーは色と柄を多用したポップなコーデが好きで、ラグジュアリーから気鋭のデザイナーまで幅広いブランドをチョイス。ベレー帽やバケットハットなど、ヘッドアクセにもこだわっています。シーズンを追うごとにカラフル度がアップ、シーズン3はより大胆で個性的な装いを見ることができますよ♪
Netflixで大人気の海外ドラマ『エミリー、パリへ行く』のロケ地はいかがでしたか?ロケ地はまだまだたくさんあるので、ドラマを見てチェックするのもおすすめ。パリ旅行のプランニングにエミリーが訪れた名所を加えてみるのはいかが?
Text:木村秋子(editorial team Flone)
Photo:yoko ※スチール写真はすべて©NETFLIX
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