食・グルメ
2023.02.18
用賀のヴィーガンバーガー専門店「Righteous Burger」パテの中身はゴボウにコンニャク!?
用賀駅から徒歩で約10分、瀬田交差点からほど近い場所にある「Righteous Burger（ライチャス バーガー）」は、植物性の素材のみで作る日本でも珍しい100％ヴィーガン素材のハンバーガー専門店。おいしくボリューミーで、ハンバーガーならではの“ジャンク”さも楽しめるこちらのメニューは、ヴィーガンフードに対するイメージが変わった！と注目を集めています。
アメリカ西海岸のスタイルをイメージした空間は、明るくナチュラルな雰囲気
用賀駅から徒歩で約10分、二子玉川駅からも約15分の玉川通り沿いにオープンしたヴィーガンバーガー専門店「Righteous Burger（ライチャス バーガー）」。
カリフォルニアスタイルをイメージしたという店内は、白を基調に木材やレンガが使われ、ナチュラルな雰囲気です。
アメリカをはじめ海外の若者カルチャーの間では、ライフスタイルの一つとして浸透しているヴィーガン。
「海外には、自分が信仰する宗教や支持する政党、実践する食生活のスタイルなどアイデンティティが確立している若者がたくさんいて、かっこいいなと思います」と話すオーナーの山口博久さんは、これまでにもさまざまなヴィーガンメニュー開発を手がけてきたといいます。
一方で、日本ではなかなか浸透せず「味も、ボリュームも物足りなさそう」「意識が高い人が食べるもの」という声が聞かれることも。
このお店は、そんなヴィーガンフードへのネガティブなイメージを払拭し、音楽やファッションと同じように、ひとつのカルチャーとして気軽にヴィーガンに親しんでもらう場を作りたいという思いから誕生しました。
野菜たっぷり、ギルトフリーな「ライチャス チーズバーガー」
今回は、3種類のヴィーガンバーガーのなかから看板メニュー「ライチャス チーズバーガー」1320円をいただきました！
こちらでは肉や魚はもちろん、乳製品や卵、動物性のだしなども一切不使用。特製パテにはキノコやゴボウ、コンニャク、オートミール、レンズ豆、ビーツなど、野菜をふんだんに使用しているのが最大の特徴です。
パテはグリドルでこんがり焼いたら、レタスやチーズ、ソースなどと一緒に、発酵に米麹を使用した特注のバンズで挟みます。
チェダーチーズそっくりのとろ～りチーズも、もちろんヴィーガン仕様です。
ひと口頬張って、まず驚いたのは粗びき肉のような食感と香り！ これは、パテにひと晩凍らせたコンニャクのミンチを練り込んだり、ゴボウの独特な風味を加えたりすることなどによって生まれるものだそう。さらにレンズ豆やビーツ豆などそれぞれの野菜がもつうまみが調和し、これまでにないハンバーガーに仕上げられています。
バーガーのお供にはぜひ、「自家製レモネード」462円をどうぞ。ベースに使われているのはフレッシュなアガベシロップとてんさい糖に漬け込んだレモンシロップ。
濃厚ながらスッキリとした味わいで、リピーターが多いのも納得のおいしさです。
サイドメニューやデザートもヴィーガン仕様！
サイドメニューのイチ押しは「ジャングルフライ」648円。熱々の揚げたてポテトに、サウザンドソースとランチソースの2種類のソース、ローストオニオン、トマト、ヴィーガンチーズをトッピングしたボリューミーなひと皿。
なたね油でカラッと揚げているので軽く、さらに甘酸っぱいソースやトマトのみずみずしさも加わって見た目以上にさっぱりとした味わいです。
甘いもの好きの方には、「クッキー」385円もおすすめ。
大人の手のひらサイズほどもある大きなクッキーはプレーン、チョコ、チョコチップ、レーズンの4種類。全粒粉を使用していて、ザクザクとした食感が楽しめます。
このほか豆腐を使用した「ソイチキンナゲット」682円や、用賀の「WOODBERRY COFFEE」の豆を一杯ずつドリップする「ホットコーヒー」572円、「クラフトビール」770円などがラインアップ。
「肉の代替品として選ぶのではなく、おいしくて食べているものがたまたまヴィーガンフードだった、というのが理想。自然に生活のなかに溶け込めたら」と山口さん。
ヴィーガンやヴィーガンフードに興味がある人はもちろん、そうでない人もぜひ一度足を運んでみてください。
Text＆Photo：近藤ひかり（エフェクト）
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