【鹿児島県・奄美】雨の日にもおすすめ!「鹿児島県奄美パーク」で奄美の自然・歴史について学ぼう!

【鹿児島県・奄美】雨の日にもおすすめ!「鹿児島県奄美パーク」で奄美の自然・歴史について学ぼう!

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奄美の空の玄関口・奄美空港から車で約5分の場所にある「鹿児島県奄美パーク」。奄美観光に出発する前にここに立ち寄れば、さらにディープに「奄美旅」を楽しめること間違いなし!また、屋内で楽しめる施設なので、雨で予定していたアクティビティができない…そんな日にもおすすめです。

Summary

奄美観光に出かけるならまずはココ!「鹿児島県奄美パーク」

「鹿児島県奄美パーク」は、奄美の美しい自然を後世に伝えるため、そして奄美独自の文化や歴史、伝統などを発信する拠点としてオープンした施設です。約7万7000㎡という広大な敷地に「奄美の郷」と「田中一村記念美術館」という2つの施設があります。奄美空港からすぐというアクセスのよさなので、到着して最初に立ち寄るのもおすすめです。

奄美の暮らしを体感できる施設「奄美の郷」!

まずは「奄美の郷」からご紹介します。奄美の珊瑚礁に生息するシャコ貝をイメージした、ドーム型の屋根が印象的な建物が「奄美の郷」です。館内は有料ゾーンと無料ゾーンに分かれていて、有料ゾーンの総合展示ホールは奄美の自然や生活を3つのエリアに分けて紹介しています。

奄美の海をイメージした「海の道」
奄美の海をイメージした「海の道」
奄美の伝統的な木造船「アイノコ」
奄美の伝統的な木造船「アイノコ」

総合展示ホールに入って1番最初にあるエリアが「海の道」です。奄美の美しい海をイメージしたフロアには、ブダイやカツオといった奄美近海で獲れる魚の模型や、奄美の舟大工が作ったアイノコとよばれる伝統的な木造船などが展示され、奄美の人々と海との関わりを紹介しています。

「シマの道」

続いて登場するのが「シマの道」。奄美在住のプロカメラマンやアマチュアの方が撮影した奄美の年間行事や日常の写真を多数展示し、奄美の人々の過去と現在の暮らしを垣間見ることができます。また、奄美の昔の民家を再現しており、当時の人々の暮らしぶりをリアルに体感することもできます。

夕方〜夜の森を再現した「森の道」
夕方〜夜の森を再現した「森の道」

最後の通るのが「森の道」です。夕方〜深夜〜夜明けと順を追って奄美の森をジオラマ化しています。

ハブのはく製
ハブのはく製

深夜の森を再現したジオラマにはハブやケナガネズミなどのはく製もあって、よりリアルな森が体験できるエリアとなっています。

有料ゾーンには、「奄美シアター」という82席のシアターもあります。ここでは「森と生きる 祈りの島(上映時間10分)」「奄美群島 島めぐり(上映時間15分)」「亜熱帯の輝き(上映時間20分)」という3本の映像を毎時15分と45分に1本ずつ上映。奄美の自然と動物、人々の姿が迫力の映像で楽しめますよ。

無料ゾーンにも楽しいアトラクションがいっぱい
無料ゾーンにも楽しいアトラクションがいっぱい
島南部から移築してきた「古民家」
島南部から移築してきた「古民家」

施設内には、有料ゾーンに入らなくても楽しめる無料ゾーンもあります。無料ゾーンの「遊びの庭」では、奄美の伝統的な踊り・八月踊りや、奄美群島の生き物の生態をゲーム感覚で学習できます。また「あまじいのヤー(家)」と名付けられた島南部から移築した古民家もあり、展示している三線を自由に弾くことができます。縁側に腰掛けた「あまじい」とツーショット写真を撮るのもいいですね。

奄美の郷土料理「鶏飯」(1300円)
奄美の郷土料理「鶏飯」1300円

館内にはレストランも併設されています。奄美の郷土料理・鶏飯はもちろん、「島内産の野菜を使ったカレー」800円、「鶏飯ラーメン」1100円なども食べられます。また館内にはショップもあり、奄美みやげも買えますよ。レストランとショップは有料ゾーンに入らなくても利用OK!

「田中一村記念美術館」で奄美の自然を描いた一村の世界観を感じよう

3棟ある展示室は奄美の高倉をイメージ
3棟ある展示室は奄美の高倉をイメージ
奄美の自然を独自の視点で切り取った作品が並ぶ
奄美の自然を独自の視点で切り取った作品が並ぶ

田中一村(たなかいっそん)は、奄美の亜熱帯植物や動物を描き続けた画家です。奄美の美しい自然に魅了された一村は50歳で奄美に移住、紬工場で働きながら絵を描き続けました。ここには繊細でありながら力強さも感じる一村の作品470点ほどが所蔵されています。かつて穀物を貯蔵していた高床式の倉庫・高倉をイメージした3つの展示室があり、季節ごとに80点ほどを常設展示しています。一村に関する書籍やグッズを販売するショップや、コーヒーなどが楽しめるカフェも併設しています。

展望台からの眺め
展望台からの眺め

田中一村記念美術館の周辺には一村の世界観を多くの亜熱帯植物で表現した約500mの「田中一村の杜」があります。作品を鑑賞した後は、一村が見ていただろう自然豊かな風景を楽しむことができます。さらにその先には、地上30mの高さからパーク全体や、天気のいい日には喜界島まで見渡せる展望台もあります。館内でじっくり奄美の文化や自然、歴史を学んだ後、のんびり園内を散策してみるのもオススメです。奄美の文化を学べる「鹿児島県奄美パーク」、空港から近いのでぜひ立ち寄ってみてくださいね。

■鹿児島県奄美パーク(かごしまけんあまみぱーく)
住所:奄美市笠利町節田1834
TEL:0997-55-2333
営業時間:9~18時(7・8月は~19時)
定休日:第1・3水曜(祝日の場合は翌日。GW、夏休み期間、年末年始は無休)
料金:奄美の郷310円、田中一村記念美術館520円(ともに一部無料)、共通630円


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