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【スペイン2023 最新】スペインで本場のバル巡り!マドリードのカバ・デ・サン・ミゲル通りでタペオ体験

るるぶ&more.編集部 るるぶ情報版(海外)編集部 スペイン料理 スペインバル 食・グルメ バル
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スペインでは朝から晩まで営業し、コーヒーや軽食、夜はバーの役割も果たす飲食店のことを「バル」といいます。そのバルで料理とドリンク1杯を注文し、また次の店へと移動する、いわゆるハシゴ酒文化があるのをご存じですか?スペインでは「タペオ」といわれるハシゴ酒、せっかく現地を訪れたのなら体験してみたいですよね?マドリードのバルが立ち並ぶ名物通りで、実際に体験してきた様子をレポートします!

Summary

魅力的なバルが並ぶ「カバ・デ・サン・ミゲル通り」

通り

今回、タペオ体験のスポットに選んだのがマドリードのマヨール広場のすぐそばにある「カバ・デ・サン・ミゲル通り」。通り沿いに立つレンガ造りの建物は、かつて地下牢として使用されていたもので、現在は個性的なバルが隣り合って並んでいます。マドリードでは有名なグルメスポットなので、観光客が多く、フラッと立ち寄りやすく、スペインビギナーの人にもおすすめですよ。

1軒目 マッシュルームが自慢の「メソン・デル・チャンピニョン」

「メソン・デル・チャンピニョン」

さっそく1軒目の「メソン・デル・チャンピニョン」へ。キノコの形をした看板を見てのとおり、このお店の自慢はマッシュルーム。

マッシュルーム
マッシュルーム
「チャンピニョン・ア・ラ・プランチャ」
「チャンピニョン・ア・ラ・プランチャ」€6.90~

マドリードの南東にあるアルバセテから仕入れるという、こだわりのマッシュルームを見せてもらいました。日本のものと比べるとかなり大きめですね。マッシュルームを鉄板の上で焼いた「チャンピニョン・ア・ラ・プランチャ」が看板メニューで、上に刺さった2本の楊枝を使って食べるのがコツ。肉厚のマッシュルームは噛みごたえがあってジューシー。ビールが進みます。

店内の様子

店内はカウンターとテーブルで料金が異なり、通常、カウンターのほうが安い!カウンターで軽くビールを飲みながら、タパスをつまむ人も多く見かけます。居心地がよくてもひとつのバルにあまり長居はせず、次のお店に移るのがタペオの流儀ですよ。

■メソン・デル・チャンピニョン
住所:Cava de San Miguel 17
TEL:(91)5596790
営業時間:11時~翌1時(金・土曜は~翌2時、日曜は12時~翌1時)
定休日:無休

2軒目 「メソン・リンコン・デ・ラ・カバ」でプリプリエビのアヒーリョを味わう

メソン・リンコン・デ・ラ・カバ

続いてはお隣の「メソン・リンコン・デ・ラ・カバ」へ。移動時間は徒歩5秒くらい。これならヘベレケになっても安心ですね(笑)。入口の前にはテラス席が並び、日が暮れる前から多くの人で賑わっています。

スタッフ

撮っていい?と聞くと、ノリノリで対応してくれたおじさんスタッフ。

店内の様子

天井がアーチ型になった店内はレンガ壁に囲まれ、まるで中世の城のような趣。お店ごとの雰囲気やスタッフとの交流を楽しむのも、バルめぐりの醍醐味ですね。

「ガンバス・アル・アヒーリョ」
「ガンバス・アル・アヒーリョ」€8.50

ここではスペイン料理の定番「ガンバス・アル・アヒーリョ」とワイン1杯を注文しました。ガンバスとはスペイン語でエビのことで、芝エビをニンニク入りオイルで炒めたアヒーリョです。オイルに絡んだプリプリのエビの食感が美味。また、イワシやイカなど5種類のシーフードを揚げたミックスフライ、フリトゥーラ・バリアーダもお酒のおともにおすすめです。

ここでも思わず長居したくなってしまいますが、タペオ体験をやりきるため、一杯でお店をあとに…。

■メソン・リンコン・デ・ラ・カバ
住所:Cava de San Miguel 17
TEL:(91)3665830
営業時間:12時~翌2時
定休日:無休

3軒目 トルティーリャといえばここ!「メソン・デ・ラ・トルティーリャ」

店内入口

こうやってバルを渡り歩いていると、スペイン人になったような気がしてきます。3軒目はトルティーリャの名店「メソン・デ・ラ・トルティーリャ」。こちらも先のお店のお隣さんです。昔の名残りなのか、店内はテーブルが4つほど置かれた小さな空間が奥までいくつも続く、独特の空間になっています。

トルティーヤ
「トルティーリャ」(2人前€10)

スペイン風オムレツ「トルティーリャ」は、1人前、2人前、3人前、4人前の4つのサイズを用意。ジャガイモ入りのふわふわ生地がシンプルながらおいしい、スペインを代表する料理です。このお店ではブロイラー(短期間で育つように改良された鶏)ではなく、放し飼いで育てられたニワトリの良質な卵を使っているのだとか。

厨房の様子

厨房をのぞいてみると、なんとワンオペ!無駄なくすばやく黙々と作り続けるその手さばきは見事。注文が入ってから作るので、できたてアツアツのトルティーリャが味わえます。

サングリア
「サングリア」€3.50

「サングリア」もお店の人気メニューとのこと。赤ワインにフルーツの果実を漬けて作るスペイン生まれのお酒。ほかにも、同じ赤ワインをベースにし、サングリアよりもスッキリとした味わいの「ティント・デ・ベラーノ(サマーワイン)」などもおすすめです。

■メソン・デ・ラ・トルティーリャ
住所:Cava de San Miguel 15
TEL:(91)5471008
営業時間:19時~翌1時(金・土・日曜は13時~)
定休日:無休

3軒めぐって、タペオ体験はひとまず終了。1軒につき一杯でもすっかり酔っぱらってしまいました(笑)。それぞれの看板メニューを味わえたので、ちょっとお得な気分。今回は並びのお店でしたが、ガラッと雰囲気の異なるバルや、“魚介はあのお店”、“生ハムならこのお店”と目的を決めてめぐってみるのも楽しそうです。

photo&text:S.I

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●2023年3月10日時点の資料を基に執筆しています。内容は新型コロナウイルスの感染拡大状況等により変更となる場合がありますので、最新の情報はご自身で各所公式Webサイトにてご確認ください。
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