華やかキュートなモザイク寿司でひな祭り【kyoko_plusのレシピ&テーブルコーデvol.53】
一雨ごとに春の気配を感じる今日この頃。庭の木々も花のつぼみを膨らませていて、楽しみにしているところです。我が家には私以外の女子がいないのですが(笑)、いくつになってもひな祭りのシーズンはわくわく!淡いピンクのうつわや、お菓子、眺めるだけで心が浮き立ちます。今回は、食材を準備するだけで簡単に作れるのに、とっても華やかなモザイク寿司の作り方をご紹介します。
ぷりぷり甘い!北海道産ほたて貝柱
北海道のオホーツク海は、一年を通して水温が低く、流氷が運ぶプランクトンが豊富なため、そこで育ったほたては、肉厚で身が締まっていてぷりぷりの歯ごたえです。
ねっとりとはちきれそうな身は、旨味がぎゅっと詰まっています。
そのまま食べるのはもちろんのこと、軽く火を通して醤油バターで食べても格別の味!
【レシピ】華やかキュートなモザイク寿司
材料/
【モザイク寿司】8.5cm四方の重箱2台分
ごはん…1合(330g) すし酢…大さじ2 さくらの塩漬け…適量 卵…1個 紅大根…適量 ラディッシュ…1個 まぐろ刺身…4枚 鯛刺身…4枚 菜の花…6本 絹さや…10枚 きゅうり…1/2本 ほたて貝柱…2個 柚子…適量 いくらの醤油漬け…適量 甘エビ…4尾 (あれば)金箔…適量 |
1.(下準備)
①ごはん1合にすし酢を回しかけ、しゃもじで切るように混ぜて、冷ましておきます。
②桜の塩漬けは、水につけて塩気を抜いておきます。
③卵1個をボウルに割り入れ、砂糖小さじ1、塩ひとつまみ(分量外)を加えてよく溶き、熱したフライパンに流して薄焼き卵を作っておきます。(15cmサイズ2枚)
2.(下ごしらえ)
①紅大根は、1cmの厚さに輪切りにし、花型で抜いて飾り切りをして、すし酢(分量外)に浸しておきます。
②ラディッシュは薄切りにします。
③まぐろ、鯛のお刺身は半分に切ります。
④菜の花はさっと塩ゆでして、3cmの長さに切っておきます。
⑤絹さやも塩ゆでして、ずらして並べ、3cmの長さに切り揃えます。
⑥きゅうりはピーラーで縦にスライスし、こちらもずらして並べて、3cmの長さに切り揃えます。
⑦薄焼き卵は細切りにし、錦糸卵を作ります。
⑧貝柱は厚みを半分に切っておきます。
⑨柚子は、よく洗って皮の部分を削ぎ取り、千切りにします。
⑩その他に、いくらの醤油漬けと甘エビも準備しておきます。
3.
酢飯を詰めたお重に、写真のように、具材を並べていきます。美しく詰めるコツは…
①色が偏らないように気を付けます。今回はグリーンを対角線上に配置しました。
②白い具材は酢飯と同化してしまうので、ほたてとラディッシュを重ねるなどして立体感を出します。
③横並びのバランスに注意!ほたてやきゅうりを見ていただくとわかりやすいのですが、9等分の枠を縦にはみ出しても、次の食材を重ねてのせることで均等に見えるので、横のラインがきちんと3等分になるように意識して詰めるのがポイントです。
4.
仕上げに、紅大根をのせ、あれば金箔を飾ります。
鯛のお刺身の上には柚子の千切りを。
モザイク寿司の完成です。
撮影ポイントとアレンジ
梅や桃、桜といった枝ものが多く出回る季節です。
枝ぶりを見ながら花器にさし(倒れないように注意!)、お料理の上に渡すように配置します。
ピントをお料理に合わせると、花がぼけて、優しい雰囲気に。
この写真は、花にピントを合わせているため、後ろの料理がぼけています。
桜の花の塩漬けや柚子の他にも、山椒の葉や菊の花びらなど、なくても困らないけれどあると途端にお料理がワンランクアップしてみえる食材たち。
お祝いの席ではちょっと奮発してぜひ使ってみてほしいです。
また、大きなお重にぎっしりとモザイク模様を作るのも華やかでおすすめです。
お店のような豪華なモザイク寿司、きっと歓声があがるはず。
見た目よりずっと簡単なので、今年のひな祭りは、ぜひモザイク寿司でお祝いしてもらえるとうれしいです!
photo:kyoko_plus
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