【水戸の梅まつり①】絶賛開催中!ふくよかな色と香りに包まれ、 偕楽園でひと足早い春を感じましょう

日本三名園のひとつ・偕楽園で3000本の梅が咲き誇ります!

【水戸の梅まつり①】絶賛開催中!ふくよかな色と香りに包まれ、 偕楽園でひと足早い春を感じましょう

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日本屈指の梅の名所として知られる偕楽園で、2023年2月11日(土)~3月19日(日)に「第127回水戸の梅まつり」が開催されています。 風流な野点、幻想的なライトアップ、華やかな花火など、期間中はさまざまなイベントも開催されます。 園内の「カフェ樂」や「見晴亭」の梅スイーツもぜひ味わってみてくださいね。

Summary

偕楽園は日本屈指の梅の名所

第9代水戸藩主・徳川斉昭によって造園され、天保13年(1842)に開園した偕楽園。金沢の兼六園、岡山の後楽園と並ぶ日本三名園のひとつで、約100種・3000本が咲き誇り、梅の名所として知られています。東門はいきなり華やかな東西梅林に入れる最短ルートですが、実は好文亭表門から入るのもおすすめ。最初は竹林や木立の生い茂るうっそうとした緑の中を歩くのですが、その後一気に視界が開けて目も覚めるような梅の世界に! 歩きながら花を愛でるスタイルならではの、とてもドラマチックな展開を楽しめます。
360度梅の花と香りに包まれる東西梅林
360度梅の花と香りに包まれる東西梅林
園内の散策路は梅のトンネル
園内の散策路は梅のトンネル

品種によって咲く時期が異なるため、長期に渡って楽しめるのが偕楽園の梅。園内のすべての梅を調べて、花の形、香り、色などが特に優れていた「烈公梅(れっこうばい)」、「白難波(しろなにわ)」、「月影(つきかげ)」、「虎の尾(とらのお)」、「柳川枝垂(やながわしだれ)」、「江南所無(こうなんしょむ)」を特に「水戸の六名木」とよんでいます。

月影
2月中旬から3月上旬が見ごろの月影。薄い黄緑の丸くて厚い花弁が形作る輪郭が美しく、香りも強い
虎の尾
2月上旬~3月上旬が見ごろの虎の尾。開き始めは薄紅色でだんだん白色に変化する八重咲きです



園内は梅以外にもみどころがいっぱい。特に好文亭は、斉昭が詩歌・管弦の催しなどを領民と皆で共に楽しむために造った名建築の誉高い建物です。「好文」は「学問に親しめば梅が開き、学問を廃すれば梅の花が開かなかった」という故事に由来する梅の異名です。

梅に包まれた好文亭
名前の由来どおり梅に包まれた好文亭
好文亭
好文亭

木造2層3階建ての好文亭。昭和には空襲と落雷で2度、平成には東関東大震災で被災しましたが、そのたびごとに見事に復元されてきました。殿様が領民と共に楽しむために作ったこの場所を、水戸市民がどれだけ大切にしてきたかが伝わってきます。

好文亭の館内にはカフェ「樂」が2022年2月にオープン。静かな雰囲気の中で枡の中に甘味を入れた珍しい枡シリーズなどオリジナルの和スイーツが味わえます。

枡梅は梅フレーバーのケーキ。ノンアルコールの100年梅酒を使った逸品です。770円(変動の可能性あり)
「枡梅」770円(変動の可能性あり)は梅フレーバーのケーキ。ノンアルコールの100年梅酒を使った逸品です。
好文亭の風情とともにスイーツを味わえます
好文亭の風情とともにスイーツを味わえます

■カフェ「樂」(カフェらく)

住所:茨城県水戸市常磐町1-3-3
TEL:070-9040-3191
営業時間:9時30分~16時20分LO
定休日:無休

2023年 今年の「水戸の梅まつり」のみどころは

「夜・梅・祭」。灯火の中でいっそう梅が香り立つ
「夜・梅・祭」。灯火の中でいっそう梅が香り立つ
毎年趣向を凝らした演出で楽しませてくれる
毎年趣向を凝らした演出で楽しませてくれる


偕楽園の梅が盛りを迎えるのは、2月下旬~3月中旬。この時期に合わせて梅まつりが開催されます。2023年は2月11日(土)~3月19日(日)。園内の東西梅林や、好文亭から望む田鶴鳴梅林などで、梅の花と香りを楽しめます。期間中には夜の梅を感じる幻想的なライトアップ「夜・梅・祭2023」(第一夜「水戸城」2月25日、第二夜「偕楽園」3月4日。いずれも17~20時)、偕楽園に隣接する常盤神社で全国の梅酒140種以上の試飲ができる全国梅酒まつり(3月3~5日、10~16時。5日は~15時)、おもてなし花火(2月25日・水戸城内、3月4日・偕楽園。いずれも19時50分~)はじめイベントが目白押し。第127回水戸の梅まつりの公式ウェブサイトで最新のイベントスケジュールをチェックしてくださいね。
https://mitokoumon.com/festival/ume.html

■水戸の梅まつり
TEL:029-224-0441(水戸観光コンベンション協会)

県内の梅スイーツが豊富に揃う見晴亭

偕楽園の情報発信拠点・見晴亭
偕楽園内、東門そばに立つ複合施設。休憩所内に茨城県全体の観光情報を発信する案内所、県の特産品販売スペースの機能も備えているほか、県内の梅スイーツも豊富に揃っています。おみやげ探しにおすすめです。

梅三昧の春の水戸散歩。偕楽園だけでも十分に梅を満喫できますが、せっかくなのでもう一つの梅の名所の藩校「弘道館」へも足をのばしてみませんか? 水戸の梅をより深く感じられますよ。

Text:松尾裕美

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