老舗洋食店「たいめいけん」が日本橋で移転オープン!名物のオムライスはやっぱり絶品
東京・日本橋エリアの再開発に伴い、新川から日本橋室町の新店舗へ移転オープンした「たいめいけん」。店内は、老舗洋食店の味をカジュアルに楽しめる1階と、本格的な洋食を提供する2階に分かれています。今回は、赤いバラが添えられた看板料理の「オムライス」を求めて、ワンランク上の洋食が味わえる2階のレストランを訪れました。豪華でぜいたくな「ローストビーフラーメン」もどうぞお見逃しなく!
Summary
根強い人気を誇る日本橋の老舗洋食店
昭和6年(1931)の創業以来、新川の地で愛されてきた老舗洋食店「たいめいけん」。日本橋地区の再開発によるしばしの移転休業を経て、2021年4月からここ日本橋室町の新店舗(仮設ビル)で営業をスタートしています。
お店までは地下鉄三越前駅から歩いて約1分。地下鉄日本橋駅からは麒麟像のある「日本橋」を通って3分ほどで到着です。
カジュアルな1階フロアとハイグレードな2階フロア
店内は、カジュアル&お手頃な価格設定の1階レストランと、単品をはじめコース料理などのグレートの高い本格的な洋食を提供する2階とに分かれています。
今回のお目当てはズバリ!2階のレストランでしか食べられない名物の「オムライス」と洋食店が生み出す豪華な「ローストビーフラーメン」です。ほかにはないワンランク上のおいしさを求めて、さっそく2階へ!
2階のレストランは、落ち着いた雰囲気の上品な空間。テーブル席のほかシェフと対面しながらトークが楽しめるオープンキッチンのカウンター席もあります。ちなみに茂出木シェフは、こちらの2階で腕を振るっているそうですよ。
厳選された食材で手間を惜しまず作る本格洋食が堪能できる2階では、洋食に欠かせないデミグラスソースも2階用に特別に作り上げたものを使っているのだとか。
赤いバラは2階の証!スタンダードな「オムライス」
2階レストランでぜひオーダーしたいのがコチラ!お目当ての一つ、看板料理の「オムライス」です。黄金色の卵に包まれた昔ながらの正統派オムライスは、そのおいしさだけでなく芸術的なフォルムも魅力。初代から受け継ぎ、守り続けている伝統が詰まったひと品です。
「たいめいけん」のオムライスの特徴は、チキンライスではなくハムライスが使われていること。口の中に広がる卵のしっかりとしたコクやバターの香りが食欲をさらに高めます。まろやかな甘みのトマトケチャップを絡めて、ハムライスと卵の極上のハーモニーを堪能してみてくださいね。
絶品!洋食屋さんの「ローストビーフラーメン」
お目当ての2品目は、洋食屋さんが作るラーメン。初代のころからラーメン自体はメニューにあったそうですが、今回ご紹介する豪華でぜいたくな「ローストビーフラーメン」は、2022年秋に登場した新メニューなんです。(※来店日の1週間前までに2階レストランへ要電話予約)
香川県産オリーブ牛の希少部位「ザブトン」を使って作られる「ローストビーフ」は、仕込みから完成まで数日を要するというこだわりの逸品。赤身の肩ロースのなかでも特に霜降りが多いとされる「ザブトン」のとろけるほどに軟らかい肉質は、一度口にしたら虜になること必至。
麺に絡むスープは、2日かけて作られるこだわりの品です。ブイヨンをさらに肉と野菜で煮出し、コクやうまみを高めたコンソメスープを思わせる澄んだスープ。お肉とスープ、そして麺との絶妙なマッチングをぜひ楽しんでください。
家庭でも作ってみたい!看板料理「オムライス」のレシピ
実は今回、厨房におじゃまして特別に「オムライス」(2階レストランバージョン)の作り方を見せていただきましたよ。まずはハムライス作りのポイントからご紹介します!
フライパンにバターを溶かした後、みじん切りにしたハムとタマネギを中火で手早く炒めたら、トマトケチャップを加えて絡めるように炒めます。このとき、タマネギを甘く炒めてあらかじめペーストに近い状態にしておくのがコツだそう。
具を加えたトマトケチャップは焦げないように中火で。ここでしっかりケチャップを炒めることで、臭みや酸味が取れて甘みが増すのだとか。ご飯(白米)を入れるタイミングは、ベースが完成した後。トマトケチャップ→ご飯の投入順が正解です。
オムライスに使う卵の量は、1人分につき3個が目安。卵が半熟の状態になったら火を止めて、ハムライスをのせましょう。このとき、真ん中にまとめるように置くと包み込みやすいそうですよ。
老舗洋食店伝統の技とポイントを取り入れて、おうちで作るオムライスをいつも以上においしく、そして芸術的に仕上げてみてくださいね♪
今回ご紹介した以外にも、半熟卵がとろ~っとあふれ出す「タンポポオムライス 伊丹十三風」2800円や「コールスロー」900円など、2階のレストランでしか食べられない名物は多数。手間を惜しまず作られる「たいめいけん」自慢の料理を味わいに、日本橋に足を運んでみてはいかがでしょうか。
Text:清沢奈央
Photo:櫻井めぐみ
●新型コロナウイルス感染症対策により、記事内容・営業時間・定休日・サービス内容(酒類の提供)等が変更になる場合があります。事前に店舗・施設等へご確認されることをおすすめします。
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。