【ドバイ】旅行の前に要チェック!両替は?クレジットカードは?スマホ決済はできる?ドバイのお金にまつわる不安を一気に解決!

【ドバイ】旅行の前に要チェック!両替は?クレジットカードは?スマホ決済はできる?ドバイのお金にまつわる不安を一気に解決!

アラブ首長国連邦 旅行準備 初心者 るるぶ情報版(海外)編集部 るるぶ&more.編集部 キャッシュレス
Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket

ドバイではここ数年、万博という世界的なビッグイベントの開催と、新型コロナウィルスの世界的流行によってキャッシュレス化が一気に加速。とりわけ高いセキュリティ性をもつコンタクトレス決済が欧米並みに浸透してきています。充実した旅行には欠かせない“お金”について、アレコレ不安を解消していきましょう。

Summary

現金NGのところも!?ドバイのクレカ事情を探る

最新のフードコートではスマホとカード必須(写真はタイムアウト・マーケット)
最新のフードコートではスマホとカードが必需品(写真はタイムアウト・マーケット)

世界中から観光客が集まるドバイは、もともとクレジットカードの通用度が高め。そこへ新型コロナウィルスの大流行がキャッシュレス化の追い風となり、今では「カード払い推奨」あるいは「現金不可」の店もあるほどです。

現金オンリーなのはドバイ・クリークを行き交う木造船アブラと、小さな個人商店くらい。後は主要の国際ブランドのクレジットカードなら問題なく使用できるので(機械のトラブルを除く)、現金よりカード払いを優先していくといいでしょう。

●観光スポット

未来博物館のチェックイン機。オンライン予約時に発行された二次元コードをかざします
未来博物館はオンライン予約推奨。写真はカード対応の券売機兼チェックイン機 (Ph_Sumiyo Ida)

バージ・カリファや未来博物館といった人気の観光スポットは、オンラインで日時指定制の入場券を購入するのが一般的。ドバイへ出発する前に公式サイトへアクセスし、クレジットカードを使ってチケットを確保しておくと、旅行の計画が立てやすいでしょう。

エキスポ・シティ・ドバイはペーパーレスが基本。パビリオン入場券はオンラインで買う
エキスポ・シティ・ドバイは原則ペーパーレス。パビリオンの入場券はオンラインで買えます

窓口で当日券を購入する際は、クレジットカードまたは現金での支払いとなります。ただし希望する時間帯があいていないことが多いので、やはりオンラインでの事前購入がベターといえます。

●レストラン・カフェ

カード推奨のカフェ。メニューも二次元コードを読み込むスタイルだ
ドバイ・モール内にはカード払い推奨のカフェも。メニューも二次元コードを読み込むスタイル

ドバイの飲食店では各テーブルに設置された二次元コードをスマホで読み取って、メニューを見るスタイルが定着。そこから、さらにモバイルで決済できるシステムを導入する店舗が街なかに増えてきています。メニューや現金の受け渡しをなくすことで、店側はスタッフの感染リスクを減らしている、というわけです。

テーブルの二次元コードをスキャンすると、支払いまでできる店舗も
各テーブルの二次元コードをスキャンすると、モバイル決済できる飲食店が増えました(ph_Sumiyo Ida)

モバイル決済ができるレストランでは、チップの割合も選択できます。合計金額の10%、15%、20%とサービスの質によって選べるので、チップに不慣れな人でもスマートに支払うことができて便利です。

こういった店舗は無料Wi-Fiが整っているところがほとんどですが、接続環境はまちまち。やはり海外旅行用のWi-Fiルーターを渡航前に借りていくか、SIMカードを準備しておいて損はないでしょう。

●タクシー

ドバイではエアポートタクシーをはじめ、街なかを走るタクシー全車にカード決済可能な端末が導入されています。しかもコンタクトレス対応なので、カードをドライバーに手渡すことなく、セキュリティ面も安心。ただし「端末が壊れていた」といったトラブル事例もあるので、乗車前にカード払いできるか確認するとより安心です。

Uberはドバイでの認知度も抜群。空港でも拾えます
Uberはドバイでの認知度抜群!(写真はドバイ国際空港の到着口で撮影)

さらにドバイではUber(ウーバー)、Careem(カリーム)といった配車サービスが盛ん。専用アプリをダウンロードして利用するもので、クレジットカードの情報を登録しておけば、車内で財布を取り出す必要もありません。

●ドバイ・メトロ

ドバイ・メトロの券売機(写真はドバイ国際空港第3ターミナル駅のもの)。
ドバイ・メトロの券売機は現金・カードともにOK(写真は空港第3ターミナル駅)。

駅なかの券売機は現金・カード両方に対応しています。ところが、現金(しかも小額紙幣)のみの設定だったり、日本のクレジットカードを受け付けなかったりと、機械によって差があります。 カード払いにしたい場合は有人窓口に並び、行き先とカードの種類、枚数を口頭で伝えたほうが確実です(一日乗り放題券なら「ワンデイ・パス」と言えばOK)。ただし早朝は窓口業務時間外なので要注意。日本から到着後、空港からメトロで移動する場合は、あらかじめ現金を用意しておいたほうが安心です。

●スーク

昔ながらのスークでもカードは使いやすくなった(photo by Sumiyo Ida)
ドバイ・オールド・スークでもカードは使いやすくなりました(ph_Sumiyo Ida)

ひと昔前はカード払いより現金主義といった印象の強かったスーク。「カードで払いたい」と言うと、店員の表情が曇ることもあった場所ですが、時代は変わり、今ではそんな対応も少なくなりました。その代わり「キャッシュだから少し安くして」といった交渉は効果薄に。現金で払うメリットは、さほどなくなってきた印象です。

ドバイで使える「コンタクトレス決済」って?

ドバイではスピーディーで安全なタッチ決済が浸透しています
ショッピングモールではコンタクトレス決済で安全に買い物できます(ph_Sumiyo Ida)

ところで、日本では二次元コードを使うスマホ決済や、電子マネーをチャージして使う支払い方法が広く普及していますが、ドバイではこれらは使えません。

ドバイで使えるコンタクトレス(非接触型)決済はいわゆる「タッチ決済」。支払い時にクレジットカードを端末にかざして支払いをするスタイルです。店員と直接カードの受け渡しを行わず、暗証番号も入力する必要がないため、セキュリティ面だけでなく感染防止にも一役買っています。 端末に差し込むクレジッドカードはもちろん従来どおり使えますが、もし新しくつくるのなら、VISA、Mastercardといった加盟店の多い国際ブランドで、電波のようなマークの付いたコンタクトレス決済可能なものがおすすめです。

スマホにクレジットカードを登録すると便利!

スマホ払いができれば、お支払いが簡単!
スマホひとつで支払いができれば、旅先でもお財布いらずで簡単!(ph_Sumiyo Ida)

ドバイではApple PayやGoogle Payなど、スマホやスマートウォッチを使った決済も難なく使えます。観光スポットの入場券をモバイルで購入・支払いを済ませたり、モバイル上で支払いを行う飲食店も増えているので、決済手段のオプションとして準備しておくといいでしょう。

コンタクトレス決済ができないカードでも、スマホに登録することができれば、モバイルで支払いを簡単に済ますことができます。いちいちカードや現金を手元に用意しなくていいので、スピーディーかつ安全です。

ドバイで両替。どこでできる?

空港内にも両替所・ATMは点在しています
ドバイ国際空港内にも両替所・ATMは点在しています

クレジットカードがほぼどこでも使えるとはいえ、土地勘のない場所で現金をまったく持たないのは不安ですし、なんらかの理由でカードが使えない可能性もゼロではありません。しかもドバイはチップの習慣があるので、なるべく早く持ち合わせを準備しておきたいところです。

デューティーフリー横にも両替所があります
ターンテーブルのあるエリアの奥、免税店前にも両替所とATMがあります

日本からの直行便がドバイに到着するのは朝早く。特に海外旅行に慣れていない人はドバイ到着後、国際空港の中で両替を済ませたほうが安心です。街なかの両替所に比べると手数料は高めですが、現金を持たずに移動するのは不安が募るもの。税関を通る前にも両替所が数カ所あるので、預けた荷物が出てくるまでの時間を利用して、レートを比較して回ってみましょう。

クレジットカードでATMから現金を引き出すのも一案

到着口を出たところにあるATM
到着口を出たところにあるATM。端末上に描かれたカードが使えます

治安のいいドバイでは空港やショッピングモール、ホテルや駅構内など、街の至る所に銀行のATMがあります。少額の現金がほしい場合、クレジットカードを使ってATMで海外キャッシングするのもひとつの手です。こちらも手数料が発生しますが、ATMで簡単に現地通貨を引き出すことができます。キャッシュレス生活に慣れてしまい、日本円の用意をうっかり忘れてしまった人にもおすすめです。

こちらの記事でお金の不安を解消して、ドバイ旅行を楽しんでくださいね!

↓↓↓ドバイの観光情報をもっと知りたい方はこちら!↓↓↓
【最新版】『るるぶドバイ‘24』

Text:森本有紀
Photo:井田純代、森本有紀

●新型コロナウイルス感染症対策により、記事内容・営業時間・定休日・サービス内容(酒類の提供)等が変更になる場合があります。事前に店舗・施設等へご確認されることをおすすめします。
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・ラマダン期間・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は2023年1月取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。

Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください