Muusa

【東京ドーム周辺】ガレットがおいしい小さなカフェ「Muusa」で“静けさ”を味わう

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地下鉄神保町駅から徒歩4分の場所にあるカフェ「Muusa(ムゥサ)」。仲良し姉妹が営む小さなカフェは、静かな空間でいただくガレットが評判です。神保町にやって来る本好きさんはもちろん、東京ドームまで歩いて15分なので、スポーツ観戦やライブ前にカフェでゆっくり落ち着きたい、そんな人におすすめしたい一軒です。

Summary

姉妹が営む小さなカフェ「Muusa」

Muusa

2013年にオープンしたカフェ「Muusa」。元病院勤務の管理栄養士の店主自らが作るガレット(そば粉のクレープ)が、ヘルシーでおいしい!と評判のお店です。神保町にカフェをオープンするのが夢だった妹さんをサポートすべく、お姉さんも一緒に姉妹二人三脚で営んでいます。

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店名の「Muusa」は、文芸や学術、音楽などを司るギリシア神話の女神「Musa」に由来。まさにカルチャー好きが集まる神保町にふさわしい名前ですね!実際に常連客には、場所柄、出版社や書店など本にまつわる方、元教授など文芸や学術関連の方が多いとか。

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15時以降が比較的入りやすい

店内は昔ながらの喫茶店といった雰囲気で、一人か二人客が多いそう。テーブルは2名×7卓ありますが、感染予防の観点から最大7名に制限中(2023年3月時点)。常連さんにはご年配の方も多く、コロナ禍でも毎日楽しみに通ってくれる方を大切にしたいという、店主姉妹の思いも込められていました。

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場所柄、本屋さんの帰りにやってきて家まで待てずに本を読み始める人や、近隣で働くワーカーさんのソロランチ利用などが多いとか。そんな「Muusa」で“毎日でも食べられる”と噂のガレットとは、いったいどんなガレットなのでしょうか?

外はカリッ・中はもちっ!お食事ガレット「エピナール」を実食

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「エピナール」950円

ガレットとは、フランス・ブルターニュ地方の名物、そば粉で作るクレープのこと。ガレットを店の看板メニューにした理由は、“茶色の穀物”だったから。茶色の穀物は、食物繊維や微量栄養素が含まれているので、知らず知らずのうちに体にいい要素を取り込むことができるとか。元管理栄養士さんだからこその、こだわりだったんですね。

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なかでもおすすめは、こちらの「エピナール」950円。ほうれん草、ベーコン、玉子入りの食事系ガレットです。このスタイルのガレットは、1枚焼くのに7分ほど時間がかかるため、ランチ終わりの14時から提供開始。ランチ(12〜14時)には、すぐに焼けてハンバーガーのように手で持って食べる「ミニガレットランチ」1380円があります。

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新そばのシーズンには、新そば粉でガレットを作るという。常連さんは微妙な香りや味の違いがわかるとか

ガレット生地には国産そば粉を使用。片面のみ焼いて具材をのせるのがフランス流ですが、もう少しパリっとさせたいと具をのせる面もさっと焼いてから具材をのせています。そのため、日本人好みの“外はカリッ、中はもちっ”とした食感を味わえます。

具材もベーコンはオリーブオイルで、ほうれん草はバターで炒め分ける、味付けはそば粉の香りを感じられるように軽めの塩コショウでシンプルに、など細かなこだわりが。「糖質やタンパク質、ビタミンなどの栄養素を1枚でバランスよくとれますよ!」と元管理栄養士の店主お墨付きのひと品です!

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「ムゥサブレンド」600円

ガレットにあわせたドリンクが、コーヒー「ムゥサブレンド」600円。カフェ開業に向けて、コーヒーの専門家に学んで作ったオリジナルブレンド。食事や読書をしながら1杯を長く飲む人のために、ファーストからフィニッシュまで、味や香りに段階をつけたとか。コーヒーの味は冷めてからが本領発揮!そんな言葉を実感するおいしさでした。

乙女ゴコロをくすぐる♡デザートガレットで季節を味わう

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「期間限定ガレット」(生いちごのガレット)1100円 ※2023年2月時点

続いて、デザートガレットもチェック!本場フランスでは食事系はガレット、デザート系はクレープと分けるところも多いそうですが、「Muusa」ではデザート系もガレットとしています。なかでもイチオシは「期間限定ガレット」で、イチゴやさくらんぼ、モンブラン、リンゴなど旬の食材をたっぷり使ったデザートガレットをいただけます。

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取材時(2023年2月)の期間限定ガレットは、「生いちごのガレット」1100円。ガレットと一緒に食べたときの相性がよくなるようにと、イチゴは丁寧にスライス。中央にあるバニラアイスはミルク感たっぷりで、さっぱりと仕上げたホイップクリームとほどよい酸味のラズベリーソースがイチゴの甘さを際立たせ、チョコレートソースがいいアクセントになっています。

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ハート型のイチゴを発見♡

また、ガレットのたたみ方にも注目を!フランスのデザート系クレープは半分にたたんだ生地をさらに少しずらすようにたたむ扇形が定番ですが、それではふたりで分けにくいだろうと、「Muusa」では二つ折りしたガレットを両端から中央へたたみ込むボレロ型を採用。食事系を1枚ずつ食べ、デザート系1枚をシェアする人が多いことから、このボレロ型のたたみ方に変更したのだとか。いい話に心が温かくなりました♪

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「アッサムCTC」600円

デザートガレットにおすすめなのが、店自慢の紅茶です。こちらもコーヒー同様、専門家に学んで仕入れた茶葉ばかり。日本に入ってくる紅茶(茶葉)の多くはヨーロッパを経由するそうですが、こちらはインド直送で入ってくるのでフレッシュな紅茶を味わえます。

売り切れ必至!絶品スコーンをおみやげに♪

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「スコーン」各200円〜。プレーンのほか、オレンジピール&アールグレイ、アップルシナモンなどもある

ガレットのほか、焼き菓子の「スコーン」各200円〜も人気で、あるだけ買って帰るお客さんもいるほど。北海道産の小麦粉をローストしてから生地を練って作るため、焼いたあとも香ばしさが持続。小麦粉の風味が違うので、ぜひスコーンもお試しを!

笑顔で気さくな店主姉妹が作り出すおいしいガレットと温かな雰囲気、BGMだけが流れる静かな空間が心地いいカフェ「Muusa」。最後に「コンセプトは“大人の休み時間”です」と笑顔で教えてくれました。まさにその“静けさ”に癒やされる、都会のとまり木のようなカフェでした。


Text:山田裕子(editorial team Flone)
Photo:斉藤純平


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