【那須高原】那須に誕生した「サステナブルなまち」GOOD NEWSって?
カフェ、スイーツショップ、コーヒーロースタリーなどからなる、「森との共生」がテーマの注目スポットが那須高原の自然豊かな場所に誕生しました。どの店も上質でとってもおいしいと評判です。でもただおいしいだけではありません。これまで食べられることなく廃棄されてきた"未利用食”を新しい商品としておいしく有効に使い切ったり、施設で出るコーヒーかすや野菜の切れ端などをたい肥化したり、繰り返し使用できるリユースカップを飲食店で取り入れるなど環境に配慮した取り組みが行われているそう。それってどんなこと? お聞きしてきました。
Summary
人気沸騰の「バターのいとこ」。ユニークなネーミングの理由にナットク
空港やエキナカショップなどでも大人気の「バターのいとこ」。その本店があるのがGOOD NEWSのDAIRYエリアです。ミルクジャムをバターの風味たっぷりの軽やかなゴーフレット(ワッフル)生地でサンド。おしゃれなパッケージもあいまって女性に大人気です。那須の本店では限定の「いちご」972円や、バターのいとこの生地にスキムミルクを使用したアイスを挟んだ「いとこのアイス」770円をお見逃しなく。イートインも併設しており、店内で焼き上げたドーナツにスキムミルクのアイスとふわふわのクリームをたっぷりのせた「ふふふドーナツ」660円など、本店ならではのスイーツを味わうこともできます。「BROWN CHEESE BROTHER」は、ホエイを活用した可能性に満ちたお菓子
ブルーチーズは知っているけれどブラウンチーズって? それは生乳からチーズを作る時に大量に生まれるホエイを煮詰めたもの。名前どおりキャラメルのような茶色で、ほんのりとした甘みと塩味、淡い酸味とコクがあり、ねっとりとした食感の味わい深い乳製品です。日本ではあまり知られていませんが、北欧ノルウェーではブラウンチーズは朝食に欠かせない常備品です。辛さランクは3段階。スパイス香る焼きカレーパンの「コナとスパイス」
NEIGBORSエリアにある「コナとスパイス」は揚げない焼きカレーパンの店。サックリモチモチした食感のパン生地には、栃木の小麦粉「ゆめかおり」を使用。11種類以上のオーガニックスパイスが使われてたカレーには、採れすぎたり規格外だったりして市場に出せない野菜を積極的に利用。フードロス削減の取り組みも行っています。「いとこのドーナツ」はふわっと上品な焼きドーナツ
「いとこのドーナツ」はふわっと上品な焼きドーナツ。一見とても甘そうですが、ぜんぜんそんなことはなく、すっきり上品な味わい。生地には牛乳からバターを作る際の副産物のバターミルクを使用。食材を使い切る精神がここにも生きています。この店のコンセプトは2日目もおいしいドーナツ。それ大事! だってドーナツってついつい買いすぎてしまいますから。「NEIGHBORS」エリアは那須の自然がいっぱい
「NEIGBORS」エリアはせせらぎのほとりに広がる森を取り巻くように、木造りの店舗棟がゆったり配置されています。ウッドチップが敷き詰められた遊歩道を歩くと、ちょっとした森林浴気分。抱っこすればワンちゃんも店内にも入れますし、屋外のテラス席なら一緒に楽しむこともできますよ。住所:栃木県那須郡那須町高久乙2905-25
営業時間:9~17時
定休日:第2木曜
交通:東北自動車道那須ICから車で5分
■GOOD NEWS NEIGHBORS
住所:栃木県那須郡那須町高久乙24-1
営業時間:9~17時
定休日:第2木曜
交通:東北自動車道那須ICから車で5分
いかがでしたか? どの店もおいしさの根底に、食を通じて人間や環境の未来に注ぐ視線が感じられます。今回ご紹介した以外にも、おいしさや楽しさ、そしてビックリの詰まったショップが揃っています。もうすぐ春、ドライブがてら那須の注目スポットに出かけてみませんか?
Text:松尾裕美
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