【山口県・岩国】日本三名橋のひとつ「錦帯橋」をまるごとNAVI!あわせていきたい2大スポットやアクセスも

【山口県・岩国】日本三名橋のひとつ「錦帯橋」をまるごとNAVI!あわせていきたい2大スポットやアクセスも

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藩主・吉川家の城下町である山口県・岩国には、錦川が静かに流れ、街の象徴である錦帯橋が架かる優美な景観が広がります。日本三名橋にも数えられる「錦帯橋」は一見の価値あり!多彩な表情を見せる錦帯橋を、さまざまな角度から徹底紹介します。あわせて行きたい名所もチェックしてみて。

Summary

錦帯橋とは?季節のみどころや夏の風物詩をご紹介

「錦帯橋」のある山口県・岩国は、岩国城など歴史ある建物が立ち並び、城下町だった当時の情景が色濃く残ります。歴史を体感する旅を楽しむには最適な場所です。

街の歴史を刻む5連の木造橋「錦帯橋」は、全長193.3m、横幅5mにもなる巨大な木組みの橋です。延宝元年(1673)に吉川広嘉が、流されない橋を目指して建造。昭和25年(1950)の台風により流失しましたが、市民の熱意ですぐに再建へと動きだし、美しい橋が蘇りました。

「錦帯橋」へは、JR岩国駅前からから出ている「錦帯橋行き」のバスに15分程乗車すれば到着です。

四季折々の景色を楽しもう!

錦帯橋周辺は、四季を通して美しい景観を楽しめるのも魅力のひとつ。 春には、錦川沿いには桜が咲き、華やかな風景に。

岩国で紅葉が始まるのは11月中旬ごろ。鮮やかな景色が楽しめます。

雪が積もる冬には、あたり一面も白く染まりなんとも幻想的な景色に。

【夜も美しい!】

夜に訪れるのもおすすめ。1・4・5・8~12月の日没~22時(予定)は、ライトアップも実施しています。夜の暗がりに浮かび上がる幻想的な表情も要チェックです。

岩国を彩る夏の風物詩 う飼

また、夏には歴史ある錦帯橋のう飼も楽しめます。開催場所は錦帯橋のたもと。う飼は鵜を使い鮎をとる昔ながらの漁法で、錦帯橋のう飼は、およそ380年前に起源をもつとされる由緒あるものです。

当時をできるだけ再現した漁が行われ、屋形船からその様子を見学することができます。伝統的な衣装に身を包んだ鵜匠(うしょう)が巧みに鵜を操る姿は必見です。
■屋形船観賞(やかたぶねかんしょう)
住所:岩国市横山
料金:2200円
時間:19~21時(6月1日~9月10日)
定休日:9月11日~5月31日

先人の知恵が詰まった橋の構造を解析!

先人の知恵が詰まった橋の構造も「錦帯橋」の魅力のひとつ。なかでも注目して欲しい4つのポイントをご紹介します。

1.繊細な手仕事|木組みの技法

創建以来、さまざまな改良が加えられてきた錦帯橋。頑丈な木組の技法により、橋上からかかる圧力でさらに強度が増す仕組みになっています。

2.巻金などの金物

2001年から2004年の架け替えで使用した金物は実に3万本にものぼり、錦帯橋のために特別にあつらえたものを使用しています。

3.橋を支える|橋脚の概要

橋を支える重厚な橋脚は、昭和25年(1950)の台風による流出後に大きく構造を変えました。現在は、深さ10mの基礎を土台とし、橋脚は鉄筋コンクリート、壁面は石張りとなっています。

4. 独創的なアーチ構造

周囲の自然に映える独創的なアーチ構造は、組み上げた桁(けた)に楔(くさび)と梁(はり)を組み入れ、美しいアーチ構造を形成しています。

あわせて行きたい2大スポット|吉香公園/岩国城

吉香公園(きっこうこうえん)

旧岩国藩主・吉川家の居館跡を広く開放した吉香公園。ここでは、岩国藩主の華やかな時代をみることができます。岩国藩主である吉川広家は、毛利家に仕えた周防国岩国藩初代藩主です。関ヶ原の戦い後、減封となった毛利家に伴い岩国へ。その後、街の発展に尽力しました。

園内には岩国城をはじめ、錦雲閣、吉香神社など、往時を思わせる建造物や、古木、大木が多く残されています。季節を感じる桜やイチョウも見られます。園内のみどころスポット巡りもおすすめです。

〈園内のみどころ〉

園内のみどころを3つご紹介。1つ目は、岩国の歴史や錦帯橋に関する資料を展示する「岩国徴古館」。戦時中の建築であり、内外ともにみどころもいっぱいです。

2つ目は、「吉香鵜の里」。ここでは、錦帯橋のう飼で活躍する「鵜」を目の前に見ることができる飼育施設です。餌やりの様子を見られるほか、う飼の歴史も学べます。

■吉香鵜の里(きっこううのさと)
住所:山口県岩国市横山2-6-55 TEL:0827-29-5116(岩国市観光振興課)
料金:無料
時間:9~17時
定休日:無休

3つ目は、江戸中期の中流武家屋敷・旧目加田家住宅。国指定の重要文化財で、平屋に見えるのですが。中は2階建てになっています。両袖瓦という特殊な形の瓦と、屋根瓦の葺き方にも注目しましょう。

岩国城(いわくにじょう)

錦帯橋×岩国城下の街並みを天守閣から望める岩国城は、慶長13年(1608)に岩国藩主・吉川広家が築城した山城です。現在の天守は昭和37年(1962)に再建されたもので、4層6階の風格ある造りになっています。

白壁の美しい造りで、最上階からは錦帯橋から瀬戸内海まで一望できます。まさに絶景!

標高200mの位置にある岩国城への移動は、ロープウェーの利用しましょう。山麓からは約3分、15分間隔で運行しており、ゴンドラからのパノラマビューも素敵です!


■岩国城ロープウェー(いわくにじょうろーぷうぇー)
住所:住所:岩国市横山3 
TEL:0827-41-1477(錦川鉄道(株)岩国管理所)
料金:往復560円
時間:9~17時
定休日:ロープウェー点検日

いかがでしたか?錦帯橋はもちろん、周辺スポットもみどころ満載。いつの時期に訪れても楽しめるので、山口県に足を運んだ際にはぜひ訪れてみてくださいね!

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