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【静岡・森町】森に包まれた神聖な場所「小國神社」で心を整えリラックス。縁結びのご利益がある御神木やスイーツも!

【静岡・森町】森に包まれた神聖な場所「小國神社」で心を整えリラックス。縁結びのご利益がある御神木やスイーツも!

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静岡県森町にある小國神社(おくにじんじゃ)は広大な敷地内に杉や檜が生い茂り、清らかな川が流れる神聖な場所。立ち寄りやすい場所にあるわけでもなく、煌びやかな建物があるわけでもないのに、一年中参拝者で賑わっているんです。澄んだ空気が満ちた参道を歩いてお参りすれば、心が整い、心身ともにリラックスできますよ。

Summary

心願成就に縁結び。いい“気”が満ち溢れる「小國神社」

画像提供:小國神社
画像提供:小國神社

新東名高速道路 遠州森町スマートICを下りると、そこは森の中。看板に従って車を走らせていくと、だんだん平野が開けていき、10分ほどで小國神社に辿り着きます。

敷地は全体で約35万坪、東京ドーム21個分以上もあり、その大部分が「癒やしの斎庭(ゆにわ)」と謳われる豊かな森。小國とは聖域を表す言葉で、森全体が神域、つまり神様の住む場所として守られてきました。

両側に杉の大木が並ぶ参道。静かで空気が澄んでいます。ここを歩いているだけでも心が洗われるよう。

小國神社の創建は555年。静岡県西部エリアで一番格式高いとされる「遠江國一宮」であり、皇族や武将から崇敬を受けてきた歴史ある神社です。

御祭神である大己貴命(おおなむちのみこと)は「だいこくさま」として知られ、神話「因幡の白うさぎ」にも登場する心優しい神様。名前は多数あり、大己貴命は青年期のもの。さまざまなご神徳がありますが、最近は心願成就や縁結び、厄除け、交通安全などを祈願する方が多いそう。

屋根替えが済んだばかりの美しい拝殿。檜皮葺(ひわだぶき)という、檜の皮を剥いで屋根を葺く1300年以上前から続く伝統技法が用いられています。素材の8割ほどは、境内の檜を使っているのだそう。

屋根の上の銅板部分もピカピカ。これが見られるのは今だけですが、梅雨時期を過ぎると落ち着いた色になり、それはそれで素敵です。

拝殿の屋根の内側、丁寧に重ねられた檜の皮や板の素材感にもぜひ注目を。匠の技が光る美しい仕上がりです。

拝殿の奥に位置する本殿を特別に見せていただきました。大社造(たいしゃづくり)とよばれる建造で、実は出雲大社と同じ形の1/2サイズ。明治19年(1886)に出雲大社から図面を借りて再建されました。荘厳な雰囲気で、神様の気配を感じたような気がします。

「家康公の立ち上がり石」や「ひょうの木」など、縁起スポットも多数

境内にある縁起スポットの1つ「家康公の立ち上がり石」。小國神社は、実は徳川家康公とも深い関わりがあります。

三方原の戦いで敗れた後、立ち寄って勝利を祈願。その後は負けることなく、天下泰平を成し遂げました。この強いパワーにあやかり、石に座って心願成就を祈る方が多いのだとか。江戸時代には家康公が社殿を再建したという記録も残っています。

樹齢800年以上と言われる「ひょうの木」は、良縁を願う方に人気。2本の木が交わっているように見えるため、縁結びの御神木として信仰されています。

葉が繭型の殻に変わる特徴があり、小さな穴が空いていて吹くと「ひょう」と音がするため「ひょうの実」と呼ばれるそう。見つけたらラッキー!

「諸藝上達守」800円
「諸藝上達守」800円

社務所では珍しいお守りを発見。さまざまな芸ごとに携わる人を護ってくれるというもので、人々に知識や文化を授けた大己貴命が祀られている神社ならでは。
森町出身で日展内閣総理大臣賞や日本芸術院賞受賞の経歴を持つ書家・杭迫柏樹(くいせこはくじゅ)さんの書も素敵です。

梅や桜、四季折々の花や紅葉が楽しめる「癒やしの斎庭」

春には境内を流れる宮川沿いに植えられたソメイヨシノや梅園の梅、初夏には花菖蒲や新緑、秋は1000本の紅葉とライトアップなど、季節ごとに美しい景色が楽しめるのも小國神社の魅力です。

画像提供:小國神社
画像提供:小國神社
画像提供:小國神社
画像提供:小國神社

人々の心を癒す花や木は、先人たちが植えたもの。季節が変わると、今はどんな景色が見られるのかなと、また足を運びたくなります。

画像提供:小國神社
画像提供:小國神社

夏の宮川沿いは、散歩にぴったりの清々しいスポット。そして子どもたちにとって絶好の水遊び場所です。水着で参拝する子どももいるそうですが、広い心で受け止めてくれるのが温かい。

次世代のことを考え、どうすれば地域のためになるのか、そして信仰を守っていくことができるかを考えているからこそ、この場所は永く愛され続けているんですね。

■遠江國一宮 小國神社(とおとうみのくにいちのみやおくにじんじゃ)
住所:静岡県周智郡森町一宮3956-1
TEL:0538-89-7302
時間:参拝自由(社務所は9~16時)
定休日:無休

真っ赤なりんご飴に恋パフェ!鳥居前の「小國ことまち横丁」でスイーツ巡り

参拝後は、鳥居前にある「小國ことまち横丁」へ。森町の老舗茶問屋「ヤマチョウ」こと鈴木長十商店が経営する横丁で、2017年にリニューアルしました。

夢小径という食べ歩きストリートが登場し、女子好みのスイーツやドリンクのお店、おみやげが買えるショップが並びます。

「茶師の静岡抹茶 極み抹茶ラテ」500円
「茶師の静岡抹茶 極み抹茶ラテ」500円

まずは「ことまちカフェテリア」へ。茶師がプロデュースした抹茶ラテは、静岡産の抹茶が惜しげもなく使われていて、濃くてとっても香り高い!鳥居をあしらったカップも素敵です。

「縁結びの恋パフェ」850円
「縁結びの恋パフェ」850円

国産いちごがたっぷりのった可愛らしいパフェ。ソフトクリームの上に乗ったカラフルな“おいり”も縁起物です。食べれば縁結びのご利益があるかも!?

「ことまちカフェテリア」ではスイーツのほか、森町特産のとうもろこし“甘々娘”(かんかんむすめ)を使ったピザなどの洋食メニューも人気です。

「真っ赤なはちみつりんご飴(プレーン)」左:丸ごと600円、右:カット650円
「真っ赤なはちみつりんご飴(プレーン)」左:丸ごと600円、右:カット650円

「ことまちわらび餅」では、今、りんご飴が大人気。時期ごとに一番おいしいりんごを市場から仕入れるといい、この日の銘柄はサンふじ。飴には浜名湖のほとりにある蜂蜜専門店「長坂養蜂場」のはちみつが使われています。

かぶりつけば、カリッとした飴とシャキッと冷たいりんごのマッチングがたまりません!プレーンのほか、和紅茶、ココア、抹茶レモンなどフレーバーも豊富です。

左:「静岡 茶匠の逸品」1袋540円、右:「極みの茶箱(桐製ミニ茶箱付)」12000円
左:「静岡 茶匠の逸品」1袋540円、右:「極みの茶箱(桐製ミニ茶箱付)」1万2000円

おみやげには「森の茶本舗」で、森町産の深蒸し茶をはじめとしたお茶やお茶菓子を。
おすすめは静岡各地の高級厳選茶葉が少量包装になった「静岡 茶匠の逸品」シリーズ。産地や生産者、特徴のほか、おいしいお茶の淹れ方も明記されています。

■小國ことまち横丁(おくにことまちよこちょう)
住所:静岡県周智郡森町一宮3956-1
TEL:店舗により異なる
時間:9時30分~16時30分(森の茶本舗は9時~17時30分)
定休日:無休

4年の歳月をかけて進められている社殿の屋根替えが完成するのは、2023年10月の予定。完成前でも完成後でも、きっと素敵な社殿が見られますよ!

Text:小長井真由子(FIKA)
Photo:森島吉直(しずおかオンライン)

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