
【おとなのソロ部】読書、作業、考えごとに! おひとりさま専用の喫茶食堂「kenohi」で過ごす私時間
周囲を気にせずにひとりで食事や読書、作業や考えごとをしたい時に訪れてほしい場所が、武蔵小山の"一人時間に寄り添う喫茶食堂"「kenohi(けのひ)」。各席には本や便箋、ペンが置かれ、ひとりで過ごすのにぴったりな空間です。そんな心穏やかに過ごせるお店の魅力をご紹介します。
いつ来ても居心地がいい。日常に溶け込む穏やかな空間
東急目黒線 武蔵小山駅から徒歩約7分。大通り沿いから小道に入ると、グリーンの扉が目印の「kenohi」に到着。どことなく年季を感じる店構えは、もともとあったお店のさびれ感に惹かれてあえて生かしたのだそう。
外にはテラス席があり、ここでならワンちゃん連れもOK!
いざ、入店。店内は、月日を感じる窓や、レトロなライトが懐かしい雰囲気を醸し出しています。お店を囲む白壁は、オーナー自ら塗ったそう。この手作り感が温かさを感じるポイントなのかも。
席はすべてカウンターで、おひとりさまが過ごしやすい空間。さらに、ひと席ずつ区切られているので、隣の席を気にせずに過ごせます。
読書、文筆、作業、考えごと…ひとりでの過ごし方はさまざま
各席には文庫本や便箋、ペン、ドライフラワーが置かれています。そのため、スマホから離れて自然と本を読んだり、手紙をしたためたり、花を眺めながら考えごとをしたりして、自分時間を楽しみたくなるはずです。
店内には本棚があり、自由に本を読むことができます。オーナーは年間50冊以上も読む読書家なので、こっそりとおすすめを教えてくれるかも。
定期的に本は入れ替えを行っているので、来るたびに何を読むかワクワクしますね。
本は1カ月間の貸し出しも行っています。借りる際は「本の貸出ノート」に名前を記入すればOK。その貸出し記録を見て、「私も読んでみよう」なんてことができるのもアナログならではのおもしろさですよ。
本棚に置いてある3冊のノートにも注目。
1つ目の「kenohiノート」はその日の記録やお店へのメッセージを綴ることができるノート。人と話さない静かなお店なので、代わりに文字で伝えてみて。
また、お客さん同士を心地よくつなぐノートとして「お困りごとノート」と「自己紹介ノート」が活躍しています。過去には、絵本の脚本を書きたい人とイラストレーターが出会い、絵本が生まれたこともあるそう。時に人とつながれるのも「kenohi」ならではの魅力です。
“しっかり食べたい”も、“ちょっとだけ”も叶えるおひとりさま用メニュー
喫茶食堂ということで、しっかりめの定食からお菓子系までメニューが豊富。
また、席は基本2時間制ですが、料理・ドリンクを注文せずとも1時間400円の席料で延長することができます。
「カフェで作業したいけどちゃんとご飯も食べたい」「お腹はいっぱいだけどカフェに長居したい」など、さまざまなシーンで利用できそう。
小腹が空いたときには軽食を。シナモンシュガートースト×コーヒーは “遅めの朝ごはん”としておすすめの組み合わせ。
厚切りの食パンは、外側はサクッと、中はじゅわっ&ふわっとしていてまさに理想形。
オリジナルブレンドのコーヒーを飲んでホッと一息ついたら、素敵な一日が始まりそうな予感!
昼下がり、おひとりさま時間のお供にするなら、おやつ×爽やかドリンクがぴったりです。
「パウンドケーキ」は、ラム酒がほんのり効いたやさしい味にほっこり。「エルダーフラワー(ソーダ割り)」は、ふわっと香るお花の香りに癒やされますよ。
今回は、ひとりの時間をより心地よく、すてきに過ごせる喫茶食堂「kenohi」をご紹介しました。
おひとりさまのためのお店ですが、定期的にさまざまなイベントを開催。
提示されたテーマに沿った作品をお客さんに応募してもらい、会期中店内にて展示をする公募展など魅力的な企画ばかりなので、公式SNSをチェックしてみて。
■kenohi(けのひ)
住所:東京都目黒区目黒本町4-2-6 宝録堂ビル103
営業時間:10〜21時(20時30分LO)※火曜は~18時(17時30分LO)
定休日:日・月曜
■おすすめの利用シーン:おすすめ本を読みたいとき、人目を気にせずに勉強をしたいとき、ひとりでもおいしいご飯を食べたいとき、目的もなくぼんやり過ごしたいとき
Photo・Text:土井彩寧(vivace)
Photo(一部) kenohi提供
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