【奄美大島から約15分】サンゴ礁でできた〝神秘の島〟!喜界島のおすすめ観光スポット5選

【奄美大島から約15分】サンゴ礁でできた〝神秘の島〟!喜界島のおすすめ観光スポット5選

鹿児島県 おでかけ 絶景 るるぶ&more.編集部
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2021年7月に世界自然遺産に登録された鹿児島県奄美大島から、飛行機で約15分のところにある離島・喜界島(きかいじま)。さかのぼること約10万年前に深い海の底からサンゴ礁が盛り上がってできたこの島は、その成り立ちから〝神秘の島〟ともよばれています。今回は、南の島が大好きなるるぶ&more.編集部員が実際に喜界島を訪れてきました!サンゴ礁からできた島ならではの青く透き通った「スギラビーチ」や、島内一のパワースポット「手久津久の巨大ガジュマル」など、特におすすめのスポットを厳選してご紹介します♪

Summary

世界も注目するサンゴの島「喜界島(きかいじま)」ってどんな島?

鹿児島市から南に約380㎞・奄美大島から東に25㎞に浮かぶ、奄美群島の一つ「喜界島(きかいじま)」。約10万年前にサンゴ礁が隆起したことで形成され、その成り立ちは世界的にも注目されています。周囲約48㎞・最高所約211mと小さなこの島は、約40分もあれば車で一周することができ、日帰りでも充分に島をまるごと満喫することができますよ。また、奄美諸島や沖縄県を中心に生息する猛毒をもつ蛇・ハブもこの島にはいないので、安心して旅が楽しめます♪

提供:喜界島観光物産協会
提供:喜界島観光物産協会

特産品は、約100年以上も前から栽培され続けるゴマ。なんと国産のゴマの約半分がこの喜界島で作られており、白ゴマの生産量は堂々の日本一!島内のいたるところで個包装になったものが販売されているので、おみやげにもおすすめです!ほかにも、喜界島産サトウキビを使った黒糖も、人気のおみやげの一つ。黒糖特有のあとを引く甘さがなくさらっとした口当たりが特徴です。弱アルカリ性の土やサンゴ礁、砂地によって栄養循環された土壌で育ったサトウキビを原料とすることで、喜界島ならではの黒糖ができあがるそうですよ。

飛行機の利用がおすすめ!喜界島へのアクセス情報と島内の移動手段をチェック

喜界島へのアクセスは、飛行機とフェリーの利用が可能。ただし、フェリーは運航する曜日・時間が非常に限られているため、1日数便運航している飛行機でのアクセスが断然おすすめ。首都圏からの直行便はなく、飛行機を利用する際は「鹿児島空港」「奄美大島空港」のどちらかを経由して「喜界空港(URL:http://www.pref.kagoshima.jp/ah09/infra/port/kuko/kikai.html)」へアクセスする必要があります。ここでは「鹿児島空港経由」「奄美大島空港経由」それぞれの飛行機でのアクセス情報と、気になる島内の移動手段をご紹介します。

「喜界空港」は1階立ての小さな空港。カウンター・保安検査場・搭乗窓口もそれぞれひとつ! 売店があり旅の最後にお土産を買うこともできます
「喜界空港」は1階立ての小さな空港。カウンター・保安検査場・搭乗窓口もそれぞれひとつ! 売店があり旅の最後におみやげを買うこともできます

●【鹿児島空港経由】飛行機でのアクセス

首都圏から訪れる場合は、「鹿児島空港経由」のアクセスが便利。鹿児島空港からは、基本的に朝昼・1日2便が毎日運航されています。鹿児島空港から喜界空港までは約1時間15分で到着できるので、朝早く首都圏を出発すればその日中に喜界島へ到着することも可能です。

●【奄美大島経由】飛行機でのアクセス

ほかの奄美大島諸島と合わせて観光したい!という方は、「奄美大島空港経由」を利用しましょう。奄美大島空港から喜界空港までは約15分というあっという間の早さで到着します。奄美大島空港からも、基本的には朝夕・1日2便が運航されているので、一日目は奄美大島を観光してそのまま宿泊、翌日の朝イチの便で喜界島へ向かう!という旅プランもおすすめです。

●島内での移動手段

島内の主な移動手段は、レンタカー・バス・タクシー(URL:https://www.town.kikai.lg.jp/kankou/kanko-iju/kotsuannai/chonai.html)。レンタバイクやレンタサイクルもありますが、島ならではの変わりやすい天気を考えると車での移動が無難です。島内には、信号がひとつしかなく、ゆっくりと走る車が多いので、運転が苦手な方でも比較的安心してドライブすることができますよ。ちなみに、島内唯一の信号は、子どもたちに使い方を教えるために設置されたそうです!

それでは、あたたかな気候やゆったりと流れる島時間が心地よい喜界島のスポットを5つ厳選してご紹介します!

空港から徒歩10分!サンゴのリーフに囲まれた「スギラビーチ」

喜界空港から車で約3分、徒歩で約10分の場所にある「スギラビーチ」。もともと天然の入り江だった場所を生かしながら整備をした、島内最大の海水浴場です。約250mの砂浜には東屋やベンチなども併設されており、海水浴シーズンになると島民の方がこぞって集まる地元でも人気のスポットです!

海水に手をくぐらせてみると…、あまりにも高い透明度を実感できます!海水浴はもちろん、ビーチをのんびりとお散歩するだけでも南国気分を満喫できますよ。

■スギラビーチ(すぎらびーち)
住所:鹿児島県大島郡喜界町中里248
TEL:0997-65-3683 (喜界町企画観光課)
時間・定休日・料金:散策自由
アクセス:喜界空港から車で約3分 
駐車場:複数台あり

島内No.1のパワースポット「手久津久の巨大ガジュマル」

空港から車で約15分の島南部・手久津久(てくづく)地区にある巨大なガジュマルの木。高さ17.7m・幹回り16m・枝張りの直径は42mと島内に数多く生息しているガジュマルの中でも特に大きく、樹齢は100年を超えると推測されています。ガジュマルを囲むように周りには亜熱帯植物が生い茂っていて、その植物たちが暴風雨などから守ってくれるおかげでここまで大きく育つことができたのだとか。実際に木の下に立ってみるとその存在感に圧倒され、大自然の息吹を感じることから喜界島一のパワースポットとして有名です。

■手久津久の巨大ガジュマル(てくづくのきょだいがじゅまる)
住所:鹿児島県大島郡喜界町手久津久
TEL:0997-65-3683 (喜界町企画観光課)
時間・定休日・料金:散策自由
アクセス: 喜界空港から車で約15分
駐車場:8台

訪れる時間によってさまざまな表情を見せる「荒木・中里遊歩道」

日中に運がよければ海でイルカが飛び跳ねる姿を見られることも!
日中に運がよければ海でイルカが飛び跳ねる姿を見られることも!

空港から車で約10分、島の西部にある遊歩道。約2㎞のコースになっていて、はじめはガジュマルなどが生い茂る緑のトンネル道が続き、抜けた先の最終地点では喜界島の海を一望できる展望台から大絶景を望むことができます!道中には普段はなかなか見られないサンゴ礁の岩場に生息する植物たちを見ることができ、これらの植物群生は専門家から高い評価も受け、2014年3月に「喜界島の隆起サンゴ礁上植物群落」として国の指定天然記念物に、さらに2017年には一帯が「奄美群島国立公園」のひとつにも指定されました。島の西側に位置するため、地元ではきれいな夕日を望めるサンセットスポットとしても親しまれています。
道中に場所によっては歩きづらいところもあるので、訪れる際はサンダルではなくスニーカーなど歩きやすい靴を履いてくださいね。

■荒木・中里遊歩道(あらき・あかざとゆうほどう)
住所: 鹿児島県大島郡喜界町中里287
TEL:0997-65-3683 (喜界町企画観光課)
時間・定休日・料金:散策自由
アクセス: 喜界空港から車で約10分
駐車場:10台

シュガーロードにたたずむ不思議なガジュマル「魔女の木」

空港から15分ほど車を走らせたサトウキビ畑に突如現れる「魔女の木」。不思議な名前が付けられたこのガジュマルの木は、名前の由来をはじめ、"なぜサトウキビ畑に一本映えているのか"、"いつからこの名前でよばれるようになったのか”など、すべてが謎に包まれています。一説では「夜にこの木を見ると背中を丸めた魔女のように見えるから」ということが名前の由来になったのでは…とささやかれています。

この木は謎が多いだけでなく、島の成り立ちを感じられるみどころも。幹の根元をじっくり見てみると…、木の根にサンゴ礁が包み込まれている不思議かつ貴重な光景が。これは、はるか昔に今は陸地になったこの場所が海だったことを表しています。海中のサンゴが盛り上がり陸地になり、その陸地に植物が生えるタイミングに海の名残であるサンゴ礁が根に飲み込まれたことによりこの不思議な形に落ち着いたそうです。

■魔女の木(まじょのき)
住所:鹿児島県大島郡喜界町
TEL:0997-65-3683 (喜界町企画観光課)
時間・定休日・料金:散策自由
アクセス:喜界空港から車で約15分
駐車場:なし

物語の世界に迷い込んだような気分に…「トトロの道(仲間集落)」

空港から車で約8分の場所にある「トトロの道」は、実際にいまも地元の方が暮らしている仲間集落の前にある道。道の左右に生える植物たちが低いトンネルをつくり、まるでまるであの有名映画の世界に迷い込んだような気分になります。

道を歩いた先では突如開けた緑地(写真左)にたどり着き、さらにその向こう側には海(写真右)が広がります!海の手前は浜辺が広がっており海水の近くまで歩み寄ることができます。
編集部員が訪れた3月上旬の夕方ころは干潮のため浅瀬に見えますが、満潮のタイミングに訪れるとより深く広い海を見ることができるそう。海の中を覗いてみると、カラフルな熱帯魚や小さなエビなど、可愛らしい海の生き物たちを観察することもできます。

■トトロの道(仲間集落)
(ととろのみち(なかましゅうらく))

住所:鹿児島県大島郡喜界町中間1042
TEL:0997-65-3683 (喜界町企画観光課)
時間・定休日・料金:散策自由
アクセス:喜界空港から車で約8分
駐車場:なし

喜界島は、はじめて訪れたのにどこかほっとするような、豊かな自然とゆったり流れる島時間が心地よい場所でした。次の旅行はどこへ行こうかな…と迷っている方、日常からちょっと離れた喜界島へゆったり島旅なんていかがでしょうか。心の底から癒やされること間違いなしです!


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