ノスタルジックなみかんゼリー【kyoko_plusのレシピ&テーブルコーデvol.54】
待ちに待った春到来!大好きな柑橘類もいろいろな品種が並んでいてわくわくしています。最近の柑橘は、品種改良が進み、本当に多種多様。酸味が強いものより、どこまでも甘さとコクが追及されたジューシーなものが好まれているようです。今回お取り寄せしたせとかは、果肉が柔らかく、そのまま食べるのはもちろんのこと、スイーツにするのにもぴったり!さっと火を通すことで、ゼリー液にも果汁が溶け込み、ワンランク上のみかんゼリーになります。今回は、すっきりとしたパンナコッタを合わせて、大人も子どもも大喜びのみかんゼリーに仕立てました。
弾ける果汁!柑橘の大トロ、愛媛産せとか
愛媛県八幡浜市は、せとかの産地。
せとかは、清見タンゴールとアンコール、マーコットを交配させた柑橘です。
清見が持つジューシーな果汁とアンコールの甘さ、マーコットの香りやコクを受け継いだ、いいとこ取りの柑橘!
みかんの大トロともいわれているせとかは、外皮が薄く、ぎっしり詰まった果実には、たっぷり濃厚な果汁があふれんばかりに詰まっています。
外の皮が薄く、果肉にぴったりとくっついているため、オレンジのように櫛形にカットして食べるのがおすすめ。
【レシピ】ノスタルジックなみかんゼリー
材料/
【みかんゼリー】直径22㎝エンゼル型1台分
(みかんゼリー部分) せとか…4個 はちみつ…大さじ3 グラニュー糖…120g アガー…13g レモン汁…大さじ1 水…400ml (パンナコッタ部分) 牛乳…100ml 生クリーム…200ml グラニュー糖…60g アガー…6g バニラエッセンス…小さじ1/4 ミント…適量 |
1.(せとかのカット)
①せとかの上下をカットし、外皮と果実の間にナイフを入れて、周りをそぎ落とします。
残った白い部分もきれいにカットするのが美しいゼリーに仕上げるポイント。
②輪切りになるよう、横にスライスし、房の間にナイフを入れて、全部で12等分にします。
真ん中の白い部分もきちんとカットします。
③はちみつを回しかけて、10分ほど置いておきます。
2.(みかんゼリー)
①グラニュー糖とアガーをよく混ぜておきます。
②小鍋に水を入れ、泡だて器で混ぜながら、①を少しずつ加えてよく溶かします。
よく混ざったら、火にかけて、混ぜながら弱火で5分加熱します。
③レモン汁とせとかのマリネを汁ごと加え、弱火で1分加熱します。
④さっと水に通したエンゼル型に流しいれ、粗熱がとれたら冷蔵庫で1時間以上冷やし固めます。
3.(パンナコッタ部分)
①グラニュー糖とアガーをよく混ぜておきます。
②小鍋に生クリームと牛乳を入れ、泡だて器で混ぜながら、①を少しずつ加えてよく溶かします。よく混ざったら、火にかけて、混ぜながら弱火で5分加熱します。
③バニラエッセンスを加えて混ぜ、粗熱を取ります。
④みかんゼリーの入ったエンゼル型に流し入れ、冷蔵庫でさらに1時間以上冷やし固めます。
4.(型出し)
型より一回り大きいフライパンに40℃のお湯を入れて、エンゼル型を10秒ほどつけます。
大きな皿をかぶせて、一気に天地を返し、型から出します。
ミントを飾って完成です。
撮影ポイントとアレンジ
レトロなエンゼル型で作ったみかんゼリーは、ミントの飾り方ひとつで雰囲気が変わります。
エンゼル型の形状を生かして、真ん中にミントを贅沢に入れてみたり、いちごやカットしたせとかをさらにのせても華やかになりますよ。
ちょんちょんとミントをのせると、レトロでキッチュなかわいさに。
ゼリーはちゅるんとした質感が命。
ファインダーを確認して、光がうまく入るポイントを見つけて。
ジューシーなせとかの甘さを生かしたゼリーと、程よく濃厚なパンナコッタのバランスがポイントのみかんゼリー、ぜひ作ってみてくださいね!
photo:kyoko_plus
●掲載の内容は記事制作時の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。