【茨城】尊い、デカい、ちょいカワイイ♪ 心を鷲づかみにされる牛久大仏

【茨城】尊い、デカい、ちょいカワイイ♪ 心を鷲づかみにされる牛久大仏

お寺めぐり 春に行きたいところ インスタ インターナショナル 絶景でパワーを充電したい 見ているだけで癒される動物たち
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高さ120mの牛久大仏はニューヨークにある自由の女神の約3倍、長さ18mの掌には奈良の大仏さまをのせられるほど。びっくりするほど大きいのにまったく威圧感がないばかりか、やさしく穏やかな気持ちが湧いてきます。そんな牛久大仏の魅力のヒミツに迫ってみました。

summary

アプローチは大迫力

正門を入ってしばらく行くと、釈迦三尊像をお祀りしたガラス張りの發遺門(はっけんもん)が見えてきます。
門をくぐって振り返るとなんとガラスに牛久大仏さまが映っていました。大仏さまとお釈迦さまがこんな風に向かい合っておられたとは。壮大な演出にビックリ!
参道をまっすぐ進むと、大仏さまはどんどん大きくなってきます。途中に日本一大きな香炉がありますが、大仏さまが巨大すぎて、逆に小さく見えてしまいます。

真下に着くとこの迫力。もはや全体像は見えません。左右の掌で結んでおられるのは「来迎印(らいごういん)」。阿弥陀如来が極楽浄土から衆生をお迎えに来られる時の印です。


牛久大仏の基本データを予習しましょう!

胎内をお参りする前に、大仏さまの基本データを知っておきましょう。 高さは120mですが、基壇と蓮台合わせて20mですから、御身丈自体は100m。お顔が20mですから、ん、 5頭身?! いやいや9頭身はありそうに見えますよね。ちなみに120mは、阿弥陀如来の12の力「十二光」にちなむ数字です。12mでも巨大なのにその100倍とは。思い切りがスゴい。では1階から順にお参りしましょう。


1階「光の世界」は光と香りと静寂の世界

入るとそこは真の闇。でも扉が開くといきなり場面転換し、光が演出する空間が広がります。漂うハスの香りもあいまって不思議な浮遊感を感じます。


2階「知恩報徳の世界」は写経の間。牛久大仏のなりたちコーナーも必見です

写経席は約70席あり、予約なしで体験できます。壁に貼られた絵ことばから、心にささるものを見つけて、その席で写経してみましょう。料金は200円、受付は閉園時間の1時間前までです。
こちらは大仏の成り立ちコーナー。どのようにできあがったかをパネル展示しています。これはスゴい! ライブで見てみたかった~。


3階「蓮華蔵世界」は、まばゆい金色に輝く極楽浄土

ここは一般的なお寺では、いわゆる御本堂にあたる場所。荘厳な雰囲気です。壁面を取り巻く約3400体の金色の胎内仏の中には7名までご記帳できる法名帳が納められており、毎日、お経が上げられています。アジア系の方々が参拝をなさっていました。そういえば願生文もタイ語で書かれたものが多かった。インターナショナルに信仰を集めているのですね。
荒天時以外は蓮台部に出ることもできます。地上約30m。ここから仰ぐとドドーン! さらにさらに大迫力です。
報恩や感謝の気持ちを込めて蓮台に金箔を貼ることもできます(1枚300円)。レアな体験です。


4.5階「霊鷲山の間」は仏舎利を安置する仏陀の聖地。東西南北の絶景も望めます

仏舎利を納めた神聖な空間。四方に3つずつ、全部で12の展望窓が開けられています。展望大仏さまの胸に見えた3つの縦線は、この窓だったのですね。


足元に広がる浄土庭園・定聚の苑(じょうじゅのその)。小さな動物たちとの触れ合いも楽しめます

エレベーターで再び地上へ下ったら、周囲の散策を楽しみましょう。鳥や魚が泳ぐ「大心海」、春は桜と芝桜に彩られる「群生海」、季節ごとにさまざまな花が咲き乱れる「花畑」。極楽浄土ってこんな風なのかもという気持ちになってきます。日曜、祝日(12・2月はお休み)には、コモンマーモセット、メンフクロウ、ケヅメリクガメなどと触れ合える「ふれあい動物園」が開催されます。「お猿のステージ」は金曜を除く毎日行われていますよ(12・2月は日曜、祝日のみ開催)。

境内も胎内も驚きの連続でしたが、いちばんビックリしたのは、まだ境内からだいぶ遠いところからお姿が見えたとき。あまりに圧倒的な大きさに衝撃を受けました。新鮮なドッキリを、あなたもぜひ体験してみてくださいね。
Text:松尾裕美



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