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【栃木 あしかがフラワーパーク】4/15(土)からはライトアップも!「ふじのはな物語~大藤まつり2023~」でしたい10のこと

【栃木 あしかがフラワーパーク】4/15(土)からはライトアップも!「ふじのはな物語~大藤まつり2023~」でしたい10のこと

絶景 春におすすめ 香り ライトアップ
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アメリカ・CNNの「世界の夢の旅行先10カ所」で日本から唯一選出された「あしかがフラワーパーク」。あとはアフリカや北欧などはるか遠いところばかりですから、まだ未経験なら「行く」一択! 春のあしかがフラワーパークでしたい10のことをご紹介します。

Summary

最寄り駅は両毛線「あしかがフラワーパーク駅」

2023年の「ふじのはな物語~大藤まつり~」の開催期間 は4月12日(水)~5月14日(日)。ライトアップは4月15日(土)から5月14日(日)まで行われます。中盤はゴールデンウィークと重なり、感染症への規制もかなり緩和されたことから、かなりの渋滞が予想されます。そこで渋滞知らずの鉄道を利用するのも手です。最寄り駅の「あしかがフラワーパーク駅」から正面ゲートまで徒歩4分。葉桜並木の下、薫風を感じながら楽しく歩けるはず。また繁忙日には、さらに駅に近い西口も開門されますよ。もちろん園内も混雑しますから、前売り券を買っておくのもポイント。チケット売り場に並ばずにすみますし、お得でもあります。また以下の見ごろは例年の平均値です。今年は少し早めの傾向があります。最新の開花状況は「あしかがフラワーパーク」の公式ウェブサイトをチェックしてくださいね。
あしかがフラワーランド駅
あしかがフラワーランド駅


それではさっそく、2023年春に“あしかがフラワーパークでしたい10のこと”をご紹介しましょう。

世界がため息をついた奇跡の大藤。そのいのちのパワーを浴びる

「ふじの花物語~大藤まつり~」の目玉はやはり樹齢160年の「奇蹟の大藤」。栃木県の天然記念物に指定された「あしかがフラワーパーク」のシンボルです。2本の藤がつながり、藤棚の広さはなんと約1200畳! たっぷりした花房はまるで生命力のシャワーのよう。死ぬまでに一度は見たい景色と言われるのがよくわかる奇跡の美しさです。
種類:野田長藤 見ごろ:4月下旬~5月上旬
映画「アバター」の魂の木のようだとも言われる大藤
映画「アバター」の魂の木のようだとも言われる大藤

美しさだけではない「奇跡」の意味を知っておこう

この大藤はかつて足利市の市街地近くにあった「早川農園」のシンボルとして親しまれていましたが、「早川農園」は都市開発のため90年代後半に移転を余儀なくされ、現在地に移転することになりました。
昭和43年(1968)創立。足利市街地にあった頃の早川農園
昭和43年(1968)創立。足利市街地にあった頃の早川農園
移転先のこの地はもともと湿地帯だったため、まず土壌の改良から始められました。大藤の移植を担ったのは日本の女性樹木医第1号である塚本こなみさん。3年の歳月とのべ2000人の人の手により1996年1月に移植。翌1997年4月に「あしかがフラワーパーク」として開園し、5月にはみごとに開花しました。当時72㎡だった藤棚が今や1000㎡に成長し、世界が憧れる旅先にまでなりました。前例のない大藤の移植の成功も、“奇跡”と呼ばれる理由です。
運搬用トレーラーに乗せられる大藤
運搬用トレーラーに乗せられる大藤

風に揺れる白藤から、清楚で気品ある美のエッセンスをもらう

大藤のすぐ近くにあるのは「白藤のトンネル」。23本の白藤の木の古木が連なり、枝ぶりも趣があります。こちらも栃木県の指定天然記念物。揺れる白い花房は清楚で気品があります。
種類:白長藤 見ごろ:5月初旬~上旬
白藤のトンネルは「幸せの道」とも呼ばれます
白藤のトンネルは「幸せの道」ともよばれます

珍しい品種を間近で眺める~ぽったりと妖艶な八重藤~

白藤のトンネルの先に見えてくるのは「八重藤」。500畳もの広さがある大藤棚です。この木は野田藤系の黒龍藤の突然変異と言われ、花房はブドウのようにぽったりとたわわで、香りも特に濃密。やはり栃木県の天然記念物に指定されています。
種類:八重黒龍藤 見ごろ:4月下旬~5月上旬
南北34.5m 東西25.4m 幹周り2.5m。樹齢140年の大木です
南北34.5m 東西25.4m 幹周り2.5m。樹齢140年の大木です

日本では栽培が難しいと言われる品種を間近で眺める~きばな藤~

八重藤の藤棚の先に続くのは、「きばな藤のトンネル」。藤の名がついていますが、キングサリというヨーロッパ原産のマメ科の花。日本では栽培が難しいとされていますが、すくすく育っています。生気あふれる活き活きした様子と明るいビタミンカラーは、見ているだけで元気になります。きばな藤はさらに奥の「きばな藤としゃくなげの森」でも見ることができます。
種類:キングサリ 見ごろ:5月初旬~中旬
うす紅、紫、白、黄色。園内の藤4色のなかでいちばん最後に見ごろを迎えます
うす紅、紫、白、黄色。園内の藤4色のなかでいちばん最後に見ごろを迎えます

斬新でダイナミックなスクリーン仕立てを楽しむ

「きばな藤のトンネル」に入る手前の池のほとりには、棚でもトンネルでも植木造りでもない、斬新なスクリーン仕立ての藤を見ることができます。最盛期にはまるで藤の花が滝のよう。紫と白の花が池に映る様子もクール!
池のほとりにはベンチも設置されています
池のほとりにはベンチも設置されています

華やかなツツジとの絢爛豪華な競演を楽しむ

ツツジと藤の花期はほぼ同じ。「あしかがフラワーパーク」には約5000株のツツジが植えられています。特に「つつじの海」とよばれるエリアの紫色の藤との競演は圧巻! 初夏の日差しに照り映える原色の鮮やかな風景です。
「あしかがフラパーク」ならではの風景です
「あしかがフラパーク」ならではの風景です

池に映る水鏡効果で美しさダブル。映える写真を必ず撮る

土壌改良をしなければならなかった湿地という特徴を逆手にとり、園内には池や流れが効果的に配されています。ですから水鏡効果も見逃せません。例えば正面ゲート近くの「「うす紅の棚」、「八重藤」近くの「うす紅橋」、西口ゲート近くの「大長藤」など。ちなみに「大長藤」は樹齢145年、幹周り3.95mもある大木で、栃木県指定天然記念物です。周囲に広がる古代蓮池に姿を落とし、幻想的な美しさです。
ベンチやテーブルも置かれたうす紅の棚
ベンチやテーブルも置かれたうす紅の棚


日本夜景遺産に認定されたライトアップの幻想的な美に酔う

実は昼以上におおぜいが訪れるのがライトアップ。水鏡効果も倍増します。藤のライトアップと冬に行われる「光の花の庭」はともに日本夜景遺産に認定。一施設で二つの認定を受けているのは「あしかがフラワーパーク」だけなんですよ。すごい!
古代蓮の池と大長藤
古代蓮の池と大長藤
夜のうす紅藤橋
夜のうす紅藤橋

新たな試み、ドーム造りの「ウィステリアハウス」の進行ぶりを楽しみに応援する

伝統的な藤棚以外に、トンネル、スクリーンなど、次々と新しい演出を見せてくれる「あしかがフラワーパーク」が、数年前から手掛けているのは藤の花のドーム。どんなになるんだろう、早く見たい……とつい心が急いてしまいますが、「樹木のペースでじっくり進んでくれれば」とスタッフの方。さすが植木のプロのことばです。
奥がドーム造り。少しずつ蔓がのぼっています
奥がドーム造り。少しずつ蔓がのぼっています

この時期限定のグルメを味わい、オリジナルのおみやげで感動をシェアする

園内で最大のレストラン「ウィステリア」では季節感を感じられるメニューを味わえます。「ふじのはな物語~大藤まつり2023~」のおすすめは大藤御膳。甘党さんはスイーツプレートも味わってみてくださいね。
大藤御膳
「大藤御膳」2508円
スイーツプレート
「スイーツプレート」1375円


オリジナルグッズも目移りするほど。花苗も揃います。藤の栽培キットや、やさしい藤色の雑貨はおみやげによさそう。レモン牛乳など栃木県みやげも揃います。
初心者でも取り組めそうな藤の栽培キット1000円
初心者でも取り組めそうな「藤の栽培キット」1000円

藤まんじゅうを手にした藤ベア Sサイズ ¥3900
藤まんじゅうを手にした「藤ベア Sサイズ」3900円
「あしかがフラワーパーク」を歩く人は、知らず知らずニコニコいい笑顔をしています。木々のお世話をするスタッフの清々しいお顔も印象的。人と花木が力を合わせて育てた花園には、いのちのパワーがあふれていました。

Text:松尾裕美



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