シンガポール最旬エリアのデンプシー・ヒルで、話題のグルメ3軒とシンガポール植物園を巡ってみた!
日本から約7時間半で行けるシンガポールは、東南アジアのなかでも近代化の進んだ美しい街。チャイナタウンやカンポン・ギラム、リトルインディアなどの多民族国家ならではの街並みや、近代的なマリーナ・ベイ、高層ビル群のきらめく夜景など、さまざまな顔をもつエキゾチックタウンとして世界中の旅行者を魅了しています。そんなシンガポールで今、一番旬なエリアとして注目されているのがデンプシー・ヒル。今回の旅で見つけた素敵なスポットをご紹介します!
Summary
デンプシー・ヒルってどんなところ?
デンプシー・ヒルは、シンガポールの中心街から車でおよそ10分、緑豊かな丘の上にあるエリアです。イギリス植民地時代に軍用地となり、英国軍官舎が建てられたそう。2000年代に入ってから再開発が進められ、官舎の建物を利用したカフェやレストラン、ギャラリーがオープン。高層ビルが立ち並ぶシンガポール中心部とは対照的に、自然に包まれた静かな雰囲気が魅力で、知る人ぞ知る穴場スポットとして愛されてきました。ここ数年でさらに新しいお店がオープンし、流行感度の高いシンガポール女子に注目を集めているとか!
チョコレート好きなら見逃せない! ファクトリー併設のカカオなカフェ
まずはシンガポール発のチョコレートブランドが手掛ける「ミスター・バケット・チョコレート・デンプシー・ファクトリー」へ! 店内に入ると、カラフルなカカオのオーナメントが出迎えてくれます。
こちらのお店は2022年にオープンしたばかり。店内のファクトリーで作ったチョコレートを味わえるだけでなく、気に入ったものをお土産に買って帰れるショップスペースがあったり、自分好みのチョコレートをカスタムできるコーナーも! 工房の様子をガラス越しに見ることもできて、ちょっとした工場見学気分です。
チョコレートはすべてインドネシアやフィリピン、インドネシア、マレーシア、ベトナムなどのアジア産のカカオを使用しているそう。ショップでは産地やカカオ濃度の異なるチョコレートを試食できます。
そしてチョコレート好きさんにぜひ試してもらいたいのが、カカオのテイスティングセット(S$18)。コールドブリューのカカオドリンクやカカオニブが入ったドラジエ、ソイソースを使ったチョコレートボンボンなどなど、カカオ尽くしの珍しいスイーツを味わうことができます。リゾート感満点の開放的なテラス席で楽しんで。
■ミスター・バケット・チョコレート・デンプシー・ファクトリー
住所:13 Dempsey Rd. #01-03/04
TEL:6969-9504
営業時間:11~19時(金・土・日曜、祝日は~23時)
定休日:月曜
味も空間も最高すぎる。ミシュラン星付きのプラナカン料理レストラン
続いて訪れたのは、こちらも軍の官舎を利用したレストラン。天井の高い大きな建物内に、3軒のレストランが隣り合っています。
「キャンドル・ナット」は、ミシュラン1つ星のプラナカン料理のお店です。カップ型のタルトに海老などの具材を詰めたクエ・パイ・ティや、タマリンドとともに豚肉を煮込んだバビ・アッサムなど、マレー料理と中国料理が融合したプラナカン料理を提供しています。
伝統料理でありながら、アレンジは現代的。ロブスターやイベリコ豚など、プレミアムな食材を使用しています。お皿や盛り付けなどのプレゼンテーションも洗練されていて、プチ贅沢なランチにぴったりです。
イタリア人建築家でプロダクトデザイナーのパオラ・ナヴォーネ氏が手掛けたという、店内のデザインにも注目してみて。
■キャンドル・ナット
住所:Block 17A Dempsey Rd.
TEL:6486-1051
営業時間:12~15時(14時30分LO)、18~22時(21時30分LO)
定休日:なし
アイスクリームがテーマのピンクなミュージアム
「ミュージアム・オブ・アイスクリーム」は、その名の通りアイスが主役の体験型アミューズメントスポットです。
ピンク色で統一された館内は、アイスをモチーフにしたかわいいアトラクションや写真スポットが多数。写真を撮るのが楽しくて、なかなか前に進めないほどです…!
しかも館内には5カ所のアイスクリームのブースがあって、アイスが食べ放題。フレーバーやトッピングを選べるのが楽しすぎます!
館内のショップにはアイスがデザインされたステーショナリーやTシャツなどのオリジナルグッズもあるので、記念に友達とお揃いのアイテムを買うのもおすすめです。
■ミュージアム・オブ・アイスクリーム
住所:100 Loewen Rd.
TEL:なし
営業時間:10~18時(木~日曜は~21時)
定休日:火曜
料金:S$36(週末はS$42)
時間があれば、トロピカルな植物園をお散歩♪
デンプシー・ヒルのほど近くにある「シンガポール植物園」は、南国植物が生い茂る敷地内を散策できる見学スポット。シンガポールで最も古い公園と言われ、世界遺産にも登録されているそうです。
広大な敷地は無料エリアと有料エリアで分かれていて、無料エリアだけでも十分お散歩を楽しめるのですが、有料エリアには世界最大規模と名高い国立ラン園が。6万種類以上(!)の植物があり、緑の中を歩くだけでも癒されます。
■シンガポール植物園
住所:1 Cluny Rd.
TEL:6475 5060(国立ラン園)
営業時間:5~24時、国立ラン園は8時30分~19時(最終入場~16時)
定休日:なし
料金:無料(国立ラン園はS$15)
最旬アドレス満載なデンプシー・ヒル、これからますます注目されそうです。紹介した以外にもまだまだたくさんお店があるので、散策してお気に入りの一軒を探してみて!
text&photo : Saki Wakamiya
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