ル ジャングレ

【東京ドーム周辺】「Le Ginglet」でストーリーのあるフードとお酒を味わう

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地下鉄飯田橋駅から東京大神宮方面へ歩くこと2分。多くの飲食店がひしめき合う中、今回目指すのは創作居酒屋「Le Ginglet(ル ジャングレ)」。独特の雰囲気のある空間で楽しめるのは、オーナー自らが関わりのある生産者から仕入れた食材で丁寧に作るフードと、豊富な種類を誇るワインをはじめとしたお酒。東京ドームからは、徒歩9分ほど。ライブ後の空腹を心地よく満たし、余韻にどっぷりと浸かるには、最高の空間です。

Summary

隠れ家風の入り口を開けると、雰囲気のある空間が広がる

ル ジャングレ
現在、ランチタイムは休業中。ディナー営業のみとなっている

飯田橋の駅を出て目白通りを進み、路地に入った静かな場所にある創作居酒屋「Le Ginglet」。入口をグリーンに囲まれた趣きのある建物。2016年にオープンして7年を迎える、地元の人々から愛されるお店です。大きな看板が出ているわけでも派手な装飾があるわけでもない隠れ家的な雰囲気に、入る前からワクワク!

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入り口を入ったすぐ右に圧巻のワインセラーが。チェックしてみて

こちらから、中へ。初めてのお店に入る瞬間はドキドキしますが、最高潮に気持ちが盛り上がる瞬間でもあります。扉を開けると、静かな入口から想像するよりも広々とした開放的な空間が目の前に広がります。店内の雰囲気も素敵。一気に期待感が高まります!

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入り口を入ってすぐ左の4人席。窓を背にして座ると厨房を囲むカウンターが見える

「Le Ginglet」の魅力のひとつといってもいいのが、店のいたるところに散りばめられた雑貨や個性的なインテリアの数々。これらはオーナー・有沢さんがセレクトしたもので、キャンピングカーで全国を回って食材を仕入れる旅の道中に出合ったものも多いといいます。見るもの全てが素敵で、雰囲気のあるものばかり。それぞれが個性を放ち一貫したテイストでないからこそのおもしろさがありつつも不思議と一体感があるのは、すべて有沢さんのお気に入りだけが揃っているから。

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手前の丸いテーブルは店内中央にある大きなカウンター。奥では厨房で作る様子が見られる

厨房をぐるりと大きく囲む丸型のカウンター席は、一人でふらりときた夜にもぴったり。厨房の様子を眺めながら、おいしいフードとお酒に酔いしれるのもいいかも。ヤシの木をはじめ、そこかしこにある植物も、お店の素敵な雰囲気を演出しています。

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カフェ側の入り口を入った左側のソファ席。体も心も預けてゆっくりできそう

ゆったりと体を預けられるソファ、おしゃれな卓上ランプ、印象的なじゅうたん。まるで部屋でお酒を楽しんでいるようなリラックス感が味わえそうな席。「BOND」としてランチタイムも営業していましたが、現在では夜のみの営業で、17時からオープンしています。

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店内には印象的な照明もそこかしこに。インテリア好きな人にもおすすめ

頭上のおしゃれなランプから漏れる灯りの下での、おいしいフードとお酒。素敵な夜を過ごせること間違いなしです。

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カフェ側の入り口から入ってすぐのテーブル席

店内の構成は、2人席のテーブルが1つ、4人席のテーブルが5つ、5人席のテーブルが1つ、6人席のテーブルが1つ、8人席のテーブルが1つ、そして6人ほど座れるカウンター。とても広いです! そしておもしろいのが、全てのテーブルも椅子も、雰囲気がそれぞれ違うところ。カメラを向けると360度違う写真が撮れるほどです。何度訪れても座る場所によって全然見える景色が違うから、いつだって新鮮な気分で楽しめます。

ナチュラルワインを中心に2000本ほどの厳選ワインが揃う

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まるでワインショップのような圧巻のワインセラー

ワインの品揃えが豊富なのも、「Le Ginglet」の魅力のひとつです。ラインアップされているのは、有沢さんがワイナリーへ直接出向いて仕入れたこだわりのものばかり。フランス、イタリア、オセアニア、日本のワインが揃います。なかでも、ナチュラルワインの取り扱いが多くあるのも好評だとか。特注で作られたというワインセラーは、それ自体もインテリアの一部となるように照明も考えられて造られています。その横には、1人がけのソファが2つ。ここでグラスを回しながらワインを味わうなんて、オツな夜です。

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エチケットを見ているだけでも楽しめる

「ナチュラルワインをただ揃えるだけではほかの店と変わらないので、せっかくだから自分が行ったことがあるワイナリーのものや、関わりがある生産者のものを中心に仕入れています」と、オーナーの有沢さん。それ以外で仕入れているものに関しても、これから必ず生産者を訪ねる予定にしているといいます。「新しいから、人気だから、という理由で仕入れることはあまりなくて。生産者の話を聞きその裏にあるストーリーを大切にしたいです」

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一つひとつのワインに、一つひとつのストーリーがあります

カウンターから見える厨房の中の大きな円柱には、これまで仕入れたワインの生産者のサインがずらりと書かれています。国内外の生産者がイベントで来日した際などには、必ずお店を訪れてくれるとか。そういったエピソードの一端を聞きながらカウンターでワインをいただくのも素敵です。

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「サトウ ワインズ ピノグリ」1万1000円(ボトル)

白ブドウを原料に赤ワインの製法で作られたオレンジワインの取り扱いもあります。こちらは、ニュージーランドのオレンジワイン。オレンジやアプリコット、そしてほのかにクローブが香り、魚介類・山椒・ジャム・生ハムにぴったりだそう。注ぐグラスにおいても、それぞれのワインがもつ風味の個性を楽しめるものをそれぞれ選んで提供する、というこだわり。グラスワインの扱いもありますが、ナチュラルワインの場合はとくに鮮度が大切になるため、ボトルでの注文がオススメだそう。

ジビエをはじめ、ここでしか味わえない食材を堪能できる

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「顔の見える」食材を扱い、丁寧に調理するのが有沢さんのモットー

そしてなんといっても「Le Ginglet」の一番の魅力は、有沢さんが腕によりをかけたフードの数々。イタリアンやフレンチをベースにした有沢さんオリジナルのメニューが楽しめます。そのおいしさはもちろんのこと、特筆すべきは食材。基本的には有沢さんが自ら産地に赴き、長く付き合いのある生産者から仕入れをしているそう。そして食材に関しても、「自分で作れるものは作ってしまう」というこだわりよう。「どっちかというと、うちはシンプルな料理が多いんです。イノベーティブなことをするのではなく、自分たちで作ることや食材ひとつにおいても全てに関わるということを大切にしています」

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メニューの一部。季節メニューもあるが、常連客は定番メニューを楽しみに訪れるという

メニューの中で人気なのが、有沢さんが作る生ハム。「イタリアの有名ブランドの生ハムです、というのもいいですが、僕が作ってたらなんかおもしろいでしょ。『どこの豚なの?』なんて、話も広がる。スタッフも一緒に産地に赴いたり作ったりしますよ」。そしてオススメのメニューは、好環境で飼育されたサラブレッドの馬糞を使って栽培されるマッシュルームを使ったサラダ。食材のもつストーリーを大切にし、付加価値として捉えている。だからこそ食べたときに心も胃も喜ぶ、新しいフード体験ができる。「Le Ginglet」は、そんなお店です。

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「蝦夷鹿のステーキ」100g 1980円で、注文は300gから可能

こちらがグランドメニューとして人気の、鹿肉のメニュー。臭みがなく、やわらかくて、おいしい。どんなワインに合わせようか…と考えるだけで気分が高まってきます。こちらは、15年ほどの付き合いがあるという北海道・釧路の猟師さんより仕入れているものだとか。

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惜しみなく分厚く切られた鹿肉はやわらかくて一瞬で口の中でとろける

「現地に赴いて、猟師さんと一緒に猟をしていろいろと話を聞いた上で、『この人から肉を仕入れたい』と惚れ込みました。僕、『コレだ!』という食材に出合うと、ずっと長く使いたいんです。有名な食材だから使うのではなく、本当においしいと思えるものや、生産者の思いを大切にしています」

ストーリーのあるおいしいフードとお酒が楽しめる「Le Ginglet」。ライブの余韻に浸りながら心地のいい時間を過ごすことができ、特別なライブの日をさらに最高の一日として締めくくるにはぴったりのお店です。東京ドームライブの夜は、行きたい店リストに真っ先に挙げておきたいですね。


Text・Photo:松崎愛香


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