【京都】白と赤のふわふわ泡に包まれた無化調ラーメンを実食!

【京都】白と赤のふわふわ泡に包まれた無化調ラーメンを実食!

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京都の歓楽街、三条木屋町に2022年オープンした「串焼き ショパン」。夜は野菜串が名物の串焼き店なのですが、昼はラーメンのみを提供するラーメン店に。しかもそのラーメンは泡に包まれているそうなのです。謎多き、昼にしか食べられない泡ラーメンを実食してきました。

Summary

昼は泡ラーメン、夜は野菜串。2度おいしい三条木屋町の新店

京阪電車や地下鉄の三条駅から鴨川を渡ると、あたりは飲食店が密集する飲み屋街になります。新入生歓迎コンパなどで大学生が集まるのもこのあたり。そんな三条木屋町の一角にあるのが「京都 GET 54 先斗町店」そして「串焼き ショパン」です。

ダブルネームの理由は、夜は串焼きのお店、昼の営業時間はラーメン店に変わるため。九州出身の店主が、地元鹿児島のラーメン店「GET 54」の味を京都にも伝えたいと、夜の串焼きに加えて、昼の営業をスタートさせました。

カウンター席に座ると、目の前にある精細な絵。こちら随心院の『極彩色梅匂小町絵図』で有名な「だるま商店」が串焼きショパンのためだけに描いたもの。よくよく見ると、絵柄のなかにバッテリーを組んでいたというオーナーの若き日の姿が隠れていますよ。

一度食べるとトリコになっちゃう、不思議な泡ラーメン

さっそくですが、泡のラーメンです。作る様子を見せていただくと、なんとハンドブレンダーの登場です。泡立つ理由は企業秘密ですが、こちらのラーメン、化学調味料は無添加。からだに悪いものはいっさい入りません。

Lemon バター鶏そば 1050円
「Lemon バター鶏そば」1050円

泡の上にスライスレモンとバターをトッピングした「Lemon バター鶏そば」。国産鶏100%の鶏白湯スープの旨みをストレートに楽しむスタンダードメニュー「THE鶏そば」にレモンで清涼感、バターでこっくりとしたコクを追加。

泡は食べ終わるまで消えないくらい、しっかり。スープは滴ることなく、泡となって麺を覆い、うま味と一緒に絡まります。食べてみて、なるほどと思うのは商品名の「鶏そば」。泡のおかげで、鶏白湯のスープが“こってり”に近い感覚なのに、もたれる重さがなく、ラーメンの麺にしては、珍しい全粒粉なので歯応えもしっかりとしていて食べ応えがあります。見た目以上に味わいも未体験のラーメンです。

担 TAN 鶏そば 1000円
「担 TAN 鶏そば」1000円

こちらは見るからに辛そうな赤いラーメン「担 TAN 鶏そば」。モリッと盛られた九条ネギがシャキシャキしていておいしそう。

こちらもベースは鶏白湯スープ。唐辛子と練り胡麻を加えて、こっくりと濃厚に仕上げます。唐辛子のヒリヒリとした辛さはなくて、胡麻の香ばしさを感じられるスープが美味。これだけ濃厚なのにギトギトしていないのは、下処理で余分な鶏の脂を丁寧に取り除いてからスープをとっているから。

体のために減らしたい肉の脂は取り除き、健康のために良いとされる油を摂取できるようにと、テーブルには自由に使えるオリーブオイルが備えつけられています。チャーシューではなく鶏ハムなのもスープによく合っていておいしいです。

「白トリュフ香る 鶏そば」生中華麺3食入り 1500円
「白トリュフ香る 鶏そば」生中華麺3食入り 1500円

お持ち帰りできる「白トリュフ香る 鶏そば」生中華麺3食入りの販売もあるので、気に入った方は、おうちでもどうぞ。

カリッカリの豚バラとジューシーな野菜のバランスが絶妙! 絶品、野菜串

ラーメンの営業が15時で終わったら一度店が閉まり、17時から串焼きの時間が始まります。ショーケースに行儀よく並ぶのは、看板メニューの野菜串。

断面萌え!な野菜串いろいろ。青ネギ、ミニトマト、オクラ、レタス、豚バラと玉ねぎを交互に刺したミルフィーユなど、見た通り野菜が主役。

野菜をきゅっと巻いた串を直火で炙っていきます。年季が入ったようにみえる焼き網は、あえてねじって高低差を出しています。ちょうどよい火の入り具合になるように、野菜によって定位置が決まっているのだとか。

豚バラから落ちた脂の焼けた香ばしい香りが食欲を刺激します。

串5本おまかせ1600円、串8本おまかせ2400円、追加串1本+300円
「串5本おまかせ」1600円、「串8本おまかせ」2400円、「追加串」1本300円

豚バラ肉の脂が落ちて、カリッと焼き目がついたらできあがり。

いままでの串焼きといえば、お肉を食べるイメージでしたが、こちらはどちらかというと肉のうま味を吸い込んだ野菜を食べるイメージ。余分な脂が落ちたカリッカリの豚バラとジューシーな野菜。そのバランスが最高です。この食感と味のバランスを実現するために肉の厚みは1ミリでオーダーしているそう。

どれも魅力的な野菜串。一番人気はレタスだそうです。マスタードをつけていただきます。野菜のしめる割合が多いので、罪悪感もなく、いくらでも食べられそう。豚バラの塩っけもあって、お酒も進みますね。メニューには串以外にもステーキや一品料理、ごはんものなどもありますよ。

昼も夜も、こちらの予想をぽんっと軽く超えてくる「京都 GET 54 先斗町店」&「串焼ショパン」。ヘルシーさには気を遣っているけれども、がっつりした味も楽しみたい女子にいちおしのお店です。

■京都 GET 54 先斗町店/串焼き ショパン
住所:〒604-8002 京都府京都市中京区木屋町通三条下る石屋町126 オリエンタル会館 1F
TEL:075-221-1194
営業時間:京都 GET 54 先斗町店11~15時、串焼き ショパン17~23時
定休日:無休
アクセス:京阪三条駅または市営地下鉄東西線三条京阪駅から徒歩3分


Photo: photo scape CORNER.大﨑 俊典
Text:京都ライター事務所 小西尋子

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