【鳥取県】中華コスプレの聖地・燕趙園のおすすめ撮影スポットを徹底紹介!
鳥取県のほぼ中央に位置する東郷湖。その湖畔に、ドラマ「西遊記」のロケ地にも選ばれた国内最大級の本格的中国庭園「燕趙園(えんちょうえん)」があります。園内の散策や中国雑技ショーなど、楽しみ方はたくさんありますが、今回は中でも人気の園内での中華コスプレのおすすめ撮影スポットを、その魅力とともにご紹介します。
燕趙園ってどんなところ?
燕趙園は、鳥取県と中国の河北省との友好提携5周年を記念し、1995年に開園した庭園です。総面積1万㎡の園内には、「燕趙園の二十八景」として、玄宗皇帝や楊貴妃、中国の歴代皇帝らに愛された皇家園林方式の宮廷庭園を再現した28の庭園景色が広がり、中国さながらの雰囲気が漂います。
庭園の設計、素材の調達、加工をすべて中国で行い、建物も中国で仮組みしたものを解体して日本へ運び、中国人技術者の下で再度建設されました。建物には、中国人彩画師が手がけた彩画がなんと2000以上も施されているのだとか。
園内では、本場中国から来日した雑技団による迫力満点のショー(1日3回)も無料で観覧でき、さらに中国気分が盛り上がります。またチャイナ服も有料でレンタルが可能で、春・秋には中華コスプレ大会も開催。県内外からコスプレイヤーが訪れる、中華コスプレの聖地としても知られています。
庭園内のおすすめ撮影スポットをご紹介!中華コスプレをして楽しもう
どこをとっても絵になる園内では、ぜひチャイナ服で撮影をして燕趙園ならではの思い出を作ってみてはいかがでしょうか?チャイナ服は、中国雑技ショーが開催されるイベントホール「集粋館」の隣にある、管理事務所でレンタルすることができます。事前予約の必要はなく、料金は高校生以上500円、中学生以下300円。色、デザイン、サイズもさまざまなものが揃っており、男性用やベビー、キッズ用も充実! チャイナ服に合う靴やサンダルも合わせて借りることができます。
それではコスプレ映えする、特におすすめの撮影スポットを6カ所厳選してご紹介します。
第3景 華夏堂
一つ目のおすすめスポットは、入園口(第1景 燕趙門)を入ってすぐのところにある「第3景 華夏堂」。屋根には、皇帝しか使用することのできない黄色の瑠璃瓦が使われています。
堂内は、皇帝のシンボルとなる金の龍があちこちにあしらわれ、朱色の壁と色とりどりの彩画がとても華やか。古雅な趣のある椅子が並べられており、堂々と腰を掛ければ、中国ドラマのワンシーンのような一枚に!
座る位置や撮る方向によって、バックの雰囲気が大きく異なるので、顔写りやチャイナ服のカラーが映えるかどうかをみながら、ベストな画角を探してみて。
第7景 四面荷風榭
続いてのスポットは、荷(蓮)の花が咲き誇る荷池のそばにある「第7景 四面荷風榭」。長い回廊は、蓮に囲まれながら水面を漂っているかのような趣が感じられます。ちなみに、池に咲く蓮の見頃は7月。朝早くに開花し、昼頃には花が閉じてしまうので、蓮の観賞は開園直後がおすすめだそう。7月中旬頃には、普段より開園時間を早めた「早期開園」が実施されています。
回廊の真ん中に立てば、本物の宮廷を歩いているようなシーンに。石畳の床に、朱色の柱、彩画があしらわれた天井まで、全てが映画のセットのように麗しく、全身ショットの撮影にもぴったりの場所です。
回廊の先にある、丸いフォルムが印象的な小窓も、背景に生かせば雰囲気たっぷり。晴れた日は青空とのコントラストも美しい一枚が撮影できそうです。
第10景 三景軒
窓から荷風榭、華夏堂、一覧亭の3つの建物を望める「第10景 三景軒」は、SNS映えする写真が撮れると、特に人気の撮影スポットの一つ。
窓枠に腰掛ければ、二層式屋根が美しい一覧亭(第17景)をバックに、まるでポスターのようなショットに! 窓枠の位置は低めなので、チャイナ服でも簡単に座ることができます。
より華やかさを演出するなら、羽付き扇子などの小道具を使うのがおすすめ。扇子やお団子ヘアセットなどの小道具は、燕趙園の入園口近く(園外)にある中国雑貨とスイーツの店「老龍頭」でも販売されています。
第13景 七星橋
続いては、石造りの橋「第13景 七星橋」。橋のたもとには龍が、欄干の端にはシーサーの姿も見られ、大きなアーチ型は七彩の虹を現しているそう。
橋の側にある巨石の前に立てば、七星橋の特徴的なアーチ、石造りの階段、左奥に「第11景 知春亭」を入れて撮影できます。
第14景 魚背橋
燕趙園の真ん中にある大きな湖(第15景 天湖)には、カクカクとした曲がり橋「第14景 魚背橋」が架けられています。
橋の角に立ち、燕趙園の最も高い位置にある「第16景 臥龍廊」から撮影すれば、特徴的な橋の形を活かした、中国ムードあふれる写真を撮影できます。柳の枝も画角に収めれば、さらに趣のある仕上がりに。湖面に反射する姿にフォーカスしてみるのもいいですね。
第21景 別有洞天
中国では、洞穴は“外界と断絶した別の世界が広がっている”場所と考えられ、神秘的なものとされているそう。園内にも、雲霧のように流れ注ぐ滝(第20景 飛雲瀑)の裏山に洞穴が作られています。
洞穴の周りは、ダイナミックな岩肌に囲まれた小道が続いており、色鮮やかな建物が目を引く他のスポットとは一味違った荒々しい雰囲気が魅力。岩壁の高さや小道の奥行きをしっかり活かして、自然の勇壮さが感じられる写真を撮影してみましょう。
一緒に行きたい!ランチスポットや道の駅、雑貨&スイーツのお店もチェック!
園内の散策でお腹がすいたら、園外すぐのレストラン「豊味園」 で中華ランチを楽しむのがおすすめです。営業時間は11~21時。青椒肉絲、エビチリなどの本格中華料理をお手頃価格のランチセットで堪能できますよ。
おみやげやスイーツなどが楽しめる併設施設にも行ってみましょう。道の駅「燕趙園」は、中国庭園「燕趙園」と同じ敷地内にあるショップ。鳥取定番の郷土品から銘菓までさまざまな商品を販売しており、旅のおみやげを購入するのにも最適です。飲食コーナーでは、湯梨浜町名産の二十世紀梨のピューレを使用した「梨ソフト」400円や、鳥取県のB級グルメ「牛骨ラーメン」650円などを味わえます。中国庭園併設の道の駅ならではの、中国風の内装にも注目してみてください。
「老龍頭」は、中国庭園「燕趙園」の入園口近くに位置する、雑貨とスイーツのお店。こちらも外観、内観ともに中国風のデザインが特徴的です。店内では中国雑貨や、中国の伝統的な菓子・月餅といったおみやげを購入できます。飲食スペースでは、マンゴーのソフトクリームなどのスイーツを販売しています。
いかがでしたか?鳥取県の新しい楽しみ方に、中国庭園「燕趙園」のコスプレ散策を取り入れてみてはいかがでしょうか?季節によって庭園の景色も変わるので、ぜひお気に入りの風景を目指して行ってみてくださいね。
■豊味園(ほうみえん)
住所:鳥取県東伯郡湯梨浜町引地563-1
アクセス: JR松崎駅から徒歩15分、またはJR倉吉駅から車で10分
TEL:0858-48-6336
営業時間:11~21時
定休日:なし
駐車場: 270台(燕趙園と共通)
■道の駅「燕趙園」(みちのえき「えんちょうえん」)
住所:鳥取県東伯郡湯梨浜町引地564-2
アクセス: JR松崎駅から徒歩15分、またはJR倉吉駅から車で10分
TEL:0858-32-2184
営業時間:9~17時
定休日:なし
駐車場:270台(燕趙園と共通)
■老龍頭(ろうりゅうとう)
住所:鳥取県東伯群湯梨浜町引地565-1
アクセス:JR松崎駅から徒歩15分、またはJR倉吉駅から車で10分
TEL:0858-32-2677
営業時間:9~17時
定休日:なし
駐車場:270台(燕趙園と共通)
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