【大阪】エクレア専門店「シャンディエン」硬めの生地と多彩なフルーツのマリアージュ!
レトロな街並みが人気の大阪・中崎町。ここからほど近くの裏路地に店を構える「Shandian(シャンディエン)」。中国語で“いなづま”の意味を持つこのお店は、見た目も鮮やかなエクレア専門店です。ショーケースに並ぶフルーツたっぷりのエクレアは、どれもこれもがとってもすてき! 思わず眼を奪われる独自のスイーツに迫ります。
長屋を改装して、趣のあるエクレアの専門店に
地下鉄谷町線・堺筋線天神橋筋六丁目駅から徒歩約4分。大通りから路地に入り、地図を頼りに静かな住宅街に入ってしばらく進むと「シャンディエン」はあります。
オープンしたのは2022年5月。「ワンハンドスイーツが看板メニューのスイーツ店を」と構想が始まり、季節ごとのおいしさを静かな場所で落ち着きながら販売できれば……との思いを叶える場所を探し、たどり着いたのがこの地でした。
パティシエとしていくつかの店舗で経験を積んだ森さんが店主を務め、商品開発や内装などイチからお店を作り上げました。看板メニューに据えたのは、しっかり硬めのシュー生地とフルーツを組み合わせたエクレア。エクレアはフランス語で「いなづま」を意味する“エクレール”が由来とされていることから、いなづまの中国語である“シャンディエン”を店名にしました。
もともとテイクアウト専門店として考えていたため、中はかなりゆったりとした空間設計です。落ち着いた木目の床やゆったり座れるソファ、シックなアクセントタイルなど、まるでリゾート地のカフェに来たようなリラックスムードが漂います。
カウンターの前にはお酒の瓶がずらりと並び、バーのような雰囲気も。アルコールメニューを用意しているわけではありませんが、要望があればリキュールやウイスキーなどで簡単なカクテルを作ることもできるそう。エクレアをつまみつつハイボールを嗜むなんて、ちょっとおしゃれな休日ですね!
ショーケースにずらりと並んだ可愛らしいエクレア
オーダーは、入ってすぐにあるショーケースから好きなエクレアを選ぶシステムです。だいたい7~9種類のエクレアが並んでいて、そのうち5~7種類が季節限定の味わいとなっています。
どれもこれもキュンとするような可愛らしさ……。エクレアの新しい扉が開かれています。
定番はカスタードクリームの「アルモニー」420円と、ほろ苦キャラメルクリームの「キャラメルアマン」420円の2種類です。味作りにおいて目指したのは、一般的に流通しているエクレアとは異なるおいしさ。「今はコンビニでもクオリティの高いエクレアが買えますが、それらとはまた違った食感や風味を楽しんでいただきたいです」と森さんは話します。
産地にこだわったフルーツを使ったり、自家製クリームで軽やかなおいしさに仕上げたりと、一つひとつのエクレアに森さんの思いが込められます。ここにしかないおいしさでありつつ写真にも撮りたくなるルックスで、じわじわ注目を集めているのも納得。
春のおいしさをとことん堪能できる、おすすめ2種類
春のおすすめひとつめは、旬のイチゴがたっぷりのった「フレーズ」500円。シュー生地の中にカスタードと生クリームを合わせた軽やかなクリームを詰め、たっぷりの生クリームとイチゴ、クッキークランチがトッピングされています。イチゴは時期によって品種を変えていて、この日は甘味と酸味のバランスが秀逸な「あまおう」を使用。生地のざっくりとした食感と、ジューシーな果汁が溢れるイチゴ、カリカリのクランチがなんとも後引くおいしさです。
ふたつめのおすすめは、レモン風味の生クリームとレモンのコンポート、スポイトに入ったはちみつソースがトッピングされた「シトロン ミエル」450円。まずはソースなしですっきりとした酸味のエクレアをいただき、途中でスポイトからはちみつソースを垂らしてコク甘感を楽しみましょう。2通りの味わいが堪能できる、ちょっとお得なエクレアです。
コーヒー豆はエクレアの味わいとマッチする、大阪の焙煎所「三ツ島コーヒー」の深煎りのものを取り寄せています。「カフェラテ」450円でもしっかりとボディ感があり、甘やかなエクレアとも馴染んで余韻も抜群。イートインはワンドリンク制となっているので、ぜひコーヒーと合わせて楽しんで。
夏には沖縄産のマンゴーや岡山産の桃なども使う予定とのこと。季節を感じるエクレアをぜひ味わってみてくださいね。
■Shandian(しゃんでぃえん)
住所:大阪市北区本庄東1-17-2
営業時間:12~19時(18時30分LO)
電話番号:070-8956-6551
定休日:平日不定休(公式Instagramで随時お知らせ)
Text:木村桂子(ウエストプラン)
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