【井の頭公園】オープンは土・日・祝日と毎月1日のみ!「吉祥寺 祝や米八」の特別なちぎり餅
吉祥寺駅南口から徒歩4分、井の頭公園に隣接したスポットにオープンした「吉祥寺 祝や米八」は、おこわ専門店「おこわ米八」とお餅専門店「祝や」の本店。営業日は土・日曜、祝日と毎月1日(おついたち)のみ。職人が手間暇かけて作るお餅は、こちらのお店でしか購入できないものばかり。そんなとっておきのお餅をご紹介します!
Summary
おこわ職人の技術によって誕生した、保水力が高くやわらかいお餅
吉祥寺駅から徒歩4分、井の頭公園の入口にある「吉祥寺 祝や米八」は、おこわ専門店「おこわ米八」と、お餅専門店「祝や」の本店。
「おこわ米八」は、百貨店を中心に全国に80店舗以上を展開するおこわブランド。創業より、定番の五目おこわをはじめ職人が店内の厨房で炊きあげるおこわが多くの人に愛されてきました。
そんなもち米のおいしさを引き出すおこわ職人の技術によって生まれたのが、ちぎり餅やのし餅などを扱うお餅専門店「祝や」です。
古来よりお餅は、ハレの日に祈りや願いを込めて神様に捧げる神聖な食べ物でした。いまでもお正月の鏡餅や、1歳のお誕生日のお祝いに行われる“一升餅”など、お祝いごとにお餅は欠かせません。
「祝や」という店名には、人々の健康と幸せを祈り、お祝いするとともに、豊かな日本文化を未来に伝えていきたいという願いが込められています。
独自の製法で作られる「祝や」のお餅は、添加物など余分なものは一切使っていないにも関わらず、通常のお餅よりも長く柔らかさとおいしさが保たれるのが特徴。
さらに本店では、もち米をはじめとする素材を一つ一つ厳選しているそう。
完成までに3日間かかるという餡や、草餅に使用するよもぎ、おこわ用の赤飯などすべて時間をかけて手作業で仕込んでいるため、営業できるのは毎週土・日曜と祝日、そして毎月1日のみ。
“おついたち”とよばれる毎月1日は、1カ月を無事に過ごせたことに感謝し、新しい月の無事を祈って神社にお参りする風習があることから、この日だけの特別なお餅をいただくことができます。
手摘みしたよもぎの新芽を贅沢に使用した絶品草餅
「吉祥寺 祝や米八」を訪れたら、ぜひ味わってほしいのが「草餅」。
特別栽培米のもち米に、秋田県白神山地の麓で育った天然よもぎの、新芽の先から10㎝以内だけを手摘みしてつき込んでいるというお餅は鮮やかなグリーン。口いっぱいにさわやかなよもぎの香りが広がります。
北海道産の特選小豆「豊祝(ほうしゅく)」を3日間かけて炊きあげるという餡のやさしい甘さが、お餅とおいしさを引き立て合います。
ギフト用の杉箱入りや、季節の草餅との詰め合わせも販売しています。
取材時に並んでいた季節の草餅は、黄身餡で井の頭公園に咲く花々をイメージした「遊山(ゆさん)」。
ピクニックのおやつに持って行きたくなりますね!
みたらしやきなこ、バリエーション豊富なちぎり餅に、おついたち限定のおはぎも
深煎りした大豆で作る香り高い「黒須きなこ」をたっぷりとまぶした「ちぎり餅 きなこ」も絶品。
自家製の黒蜜をかけてほおばれば、広がる濃厚な旨みと甘みで幸福に満たされます。
特選丸大豆醤油を使用したタレに、奈良県産吉野葛とわらび粉でとろみをつけた「みたらし」は子どもたちの人気No.1だそう。
このほか、希少な小豆「備中だるまささげ」を使用し、つややかに炊きあげる「お赤飯」や、大粒の熊本産和栗がゴロッと入った「和栗おこわ」もおすすめ。
毎月1日には“招福おついたち”として季節のおはぎ「波ぎぼたん」が並びます。
5月1日に発売されたのは、抹茶を加えたうぐいすきな粉で白餡を包んだ「鶯」、黄身餡の「鼓草(つづみぐさ)」、「黒胡麻」の詰め合わせ。
ちぎり餅と合わせて、1日限定の特別なおはぎも楽しんでみては?
Text:近藤ひかり(エフェクト)
●新型コロナウイルス感染症対策により、記事内容・営業時間・定休日・サービス内容(酒類の提供)等が変更になる場合があります。事前に店舗・施設等へご確認されることをおすすめします。
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。