おでかけ
2023.05.20
【長崎県・ハウステンボス】「ハウステンボス歌劇大劇場」が堂々オープン！大盛況のこけら落とし公演徹底ルポ
開業30周年のアニバーサリーイヤーが終わり、新たなスタートを切った「ハウステンボス」。2023年3月17日（金）には、アニバーサリーイヤーのフィナーレを飾る「ハウステンボス歌劇大劇場」がオープンしました。オープンに先立って行われたオープンセレモニーと、こけら落とし公演の様子を紹介します！
Summary
チューリップが満開。春の「ハウステンボス」は花盛り！
長崎県佐世保市にある「ハウステンボス」は、日本最大級の広さを誇るテーマパーク。ヨーロッパのような街並みのなかを歩きながら、多彩なアトラクションやグルメ、ショッピングを楽しめるほか、園内のホテルやヴィラで快適ステイも満喫できる大型リゾート施設です。
10年の節目に待望オープン「ハウステンボス歌劇大劇場」
さて、そんな「ハウステンボス」30周年の締めくくりとしてオープンしたのが、豪華な建物が目を引く「ハウステンボス歌劇大劇場」です。
「ハウステンボス歌劇団」は、2013年に創設され今年で10周年。初めは仮設テントの小さなステージからでしたが、徐々に人気を獲得し着実にステップアップ。これまでは園内の常設劇場「MUSE HALL」（2023年3月閉場）で公演を行っていましたが、10年という節目を機に新劇場が誕生しました。
「ハウステンボス歌劇大劇場」は、園内に立つ日本中央競馬会（IRA）「ウインズ佐世保」内のホールを活用。建物はオランダ・アムステルダムの著名なコンサートホール「コンセルトヘボウ」を再現したものだそうです。
場内に入ると、思わず歓声を上げてしまうほどのスケール感に圧倒されます。ヨーロッパのオペラハウスを思わせるホールは壮大かつ優美な設えで、「MUSE HALL」の4倍となる約1000席を備えています。
この日は新劇場と「ハウステンボス歌劇団」の晴れ舞台を観ようと全国から集まったファンでホールは満席。歌劇団の人気ぶりが伺えますね。
オープニングセレモニーの冒頭では、歌劇団創設時からのメンバーであり、トップスターでもある優雅さんが登壇。ファンに向けて何度も何度も感謝の言葉を述べる中で、これまでの苦労や歌劇団の歴史、舞台にかけてきた思いが胸に去来したのでしょうか。途中、声を震わせる場面も見られたのが印象的でした。
「ハウステンボス歌劇団」は現在、「雅（Blue Rose）」や「チーム輝（Team Shine）」など6チーム。普段はチームごとに分かれて公演を行っていますが、この日は約60人のスター全員が勢揃いする特別な日となりました。
きらびやかな洋装から和装に着替え、厳かに口上を述べる「ハウステンボス歌劇団」のトップスターたち。いよいよ記念すべきこけら落とし公演の始まりです。
喝采と感動を呼ぶこけら落とし公演
こけら落とし公演の醍醐味は、普段はなかなか見られないトップスターの競演です。男役トップスターたちが表現する凛々しさや勇ましさ、そして雅な舞はさすがのひと言。最新の舞台装置による光の演出や音響も今までとは段違いです。
娘役のみなさんも艶やかに登場し、ステージを華やかに彩ってくれました。愛らしくてしなやかな踊りや透き通った歌声に引き込まれます。
さまざまな衣装やストーリー、多様な世界観も“LIVE歌劇”の魅力。迫力の音楽や舞台演出も手伝って、あっという間に作品の世界に没入してしまいます。
クライマックスは男役、娘役入り混じってのステージ。一糸乱れぬ踊りや調和のとれたハーモニーにファンも酔いしれていました。
約1時間の公演はあっという間。「舞台に真っすぐ、お客様に真っすぐ。全身全霊で思いっきり生きて参ります」と優雅さんが締めくくり、万雷の拍手を受けながら「こけら落とし公演」は幕を閉じました。
“推し”のグッズをGET！専用ショップでおみやげ選び
公演を観るだけでなく、思い出の一品をゲットしたいのがファンの心情というもの。新劇場に併設する専用ショップも以前より売り場面積を増やし、グレードアップしてオープンしました。
「クリアファイル」各1000円や、過去作品のパンフレット、ブロマイドなどラインアップは多彩。“推し”のスターのオリジナル商品をゲットしてみてはいかがでしょうか。
「ハウステンボス歌劇大劇場」では、今後もさまざまな公演が行われる予定となっています（公演内容は随時HPをチェック→https://www.huistenbosch.co.jp/htb-kageki/）。観覧は「ハウステンボス」の入園に必要なパスポートがあれば「Aシート」（320席）は無料。「SSシート」500円や「プレミアムシート」1000円、「ロイヤルシート」2000円などで楽しみたい場合は、オンラインの事前販売、または「ハウステンボス歌劇大劇場」にて当日購入できます。
さらなる高みを目指し、新たなステージの幕を開けた「ハウステンボス歌劇団」。31年目を迎える「ハウステンボス」のさらなる進化からも目が離せません。
Text：前田健志（パンフィールド）
Photo：鍋田広一（パンフィールド）
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