食・グルメ
2023.05.30
中目黒のカフェ「alors」で味わう、毎日食べたいヴィーガンバナナブレッド
中目黒の路地裏にオープンした「alors（アロー）」はアットホームな雰囲気が漂う、普段使いしたいカフェ。体へのやさしさにこだわったヴィーガンバナナブレッドや、エシカルな食材として注目を集めるカスカラを使用したドリンクなどを楽しむことができます。
U字カウンターのあるアットホームな空間
「alors」は中目黒駅から徒歩7分、中目黒銀座商店街から近く、住宅も立ち並ぶエリアに2023年3月にオープンしました。
白とグレーを基調にしたシックな店内は、アートや植物が飾られるアットホームで温かみのある空間。
「alors」はフランス語で「それで」「さぁ」など、話をつなぐ時に使われる言葉で、人と人がつながれる場所にしたいという思いが込められているそう。そのため店内はU字カウンターを中心に配した、お客さんの顔が見える設計になっています。
テラス席と店内のローテーブルのみペット同伴OK。お散歩がてら立ち寄ってみるのもいいですね。
「体にやさしい」がコンセプトのフードメニュー
ローカルなエリアだからこそ普段使いできるように、ショーケースには、「体にやさしい」をコンセプトにしたフードメニューが並びます。
一番人気は「ヴィーガンバナナブレッド」。卵と牛乳、バターは不使用で、バナナと豆乳、なたね油、オールスパイスやカルダモンなどのスパイスを使ったやさしい味わい。
オーダー時に頼めば、軽く焼いてもらうことができます。通常はしっとりとしていますが、軽く焼いたあとは、外はカリッ、中はもっちりとした食感に。風味豊かなスパイスの香りが口の中に広がります。
ひとつひとつ手ごねしている自家製パンを使ったメニューもおすすめ。水を多く含む高加水パンで、粉量を100％とした場合、一般的なパン生地は加水率50〜60％なのに対して、こちらのパンは80%。そのため、バケット生地ですが、モチモチとした食感に仕上がっています。十勝産小豆を使用した粒あんとバターを、自家製パンにはさんだのが「あんバター」。高加水パンの芳醇な香りが、粒あんの甘さとバターの塩味を引き立たせてくれます。
コーヒーの実の果肉＆果皮を使ったドリンク「カスカラフィズ」もおすすめ
こちらお店に来たら、ぜひ味わっていただきたいのが、注文を受けてから豆を挽き、1杯1杯淹れる「プアオーバー」。ケニアやブラジル、エチオピアなど、デカフェを含む8種類のコーヒーから選ぶことができます。
深煎りの「alors Blend」は深煎りで、酸味と苦味のバランスが取れた味。アーモンドやダークチョコレートのような香りがして甘みも感じることができます。
コーヒーが苦手な方におすすめなのが「カスカラフィズ」。カスカラとは、コーヒーの実からコーヒー豆を取り除いたあとに残る、果肉と皮を乾燥させたものです。「カスカラフィズ」は炭酸水に、カスカラをシロップで煮出した自家製のカスカラシロップとレモン果汁を加えています。プルーンのような華やかなカスカラとさわやかなレモンが香るドリンクです。
以前は廃棄されていたカスカラですが、近年はドリンクやジャムなどにアップサイクルされています。また、カフェインがほとんど含まれず、ポリフェノールが豊富であることから、スーパーフードとして注目を集めています。
■alors（あろー）
住所：東京都目黒区上目黒2-40-26クレアトール中目黒1F
TEL：03-6412-7611
営業時間：8～18時
定休日：火曜
text＆photo:伊藤めぐみ（エフェクト）
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