• るるぶ&more.
  • エリア一覧
  • 【箱根】2023年版!あじさい電車のみどころを紹介。4年ぶりに「夜のあじさい号」運行も!
【箱根】箱根あじさい電車の見どころを紹介!4年ぶりの「夜のあじさい号」運行も!

あじさい電車

【箱根】2023年版!あじさい電車のみどころを紹介。4年ぶりに「夜のあじさい号」運行も!

アジサイ 絶景 夜景 鉄道 インスタ映え 夏のおすすめ
Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket

例年6月上旬~7月中旬に見ごろを迎える箱根の初夏の風物詩・アジサイ。そんなアジサイを満喫できる「あじさい電車」が、箱根登山電車にあるのをご存知ですか? 箱根登山電車は沿線によって標高差があるため長期間アジサイを楽しむことができるのが魅力。ここでは4年ぶりに運行される「夜のあじさい号」の情報や沿線のアジサイポイント、そしてこの季節ならではの楽しみ方のあるカフェや見どころなどをたっぷりご紹介します。

Summary

この時期だけ楽しめる「あじさい電車」って?

大きな窓を持つ「アレグラ号」。夜のあじさい号でも主力で活躍します
大きな窓を持つ「アレグラ号」。夜のあじさい号でも主力で活躍します

天下の嶮(けん)と呼ばれるほど険しい山を登る箱根登山電車は、鉄道としては日本有数の急斜面をカーブやスイッチバックでこなしたり、深い谷川を鉄橋で渡ったりなど、山岳鉄道ならではの楽しみがいっぱい。なかでも沿線のアジサイが見ごろを迎える6月上旬から7月中旬は「あじさい電車」と呼ばれて大人気です。大きな窓ガラスや側面の展望窓を備えた「アレグラ号」が最も活躍する季節でもあります。

4年ぶりの運行!昼とはひと味違う「夜のあじさい号」

こちらは箱根登山鉄道と姉妹提携を結んでいるスイスのレーティッシュ鉄道にちなむ「ベルニナ号」
こちらは箱根登山鉄道と姉妹提携を結んでいるスイスのレーティッシュ鉄道にちなむ「ベルニナ号」

今年は「夜のあじさい号」が4年ぶりの運行! 全席指定、ライトアップ箇所では徐行や停車を繰り返しながら進み、強羅行きでは宮ノ下駅、箱根湯本行きでは塔ノ沢駅で途中下車して記念撮影タイムもあり、ゆったりとアジサイを鑑賞できる観光列車です。2023年の運行は6月17日~7月2日まで。運賃に加えて座席料金として大人500円(こども250円)で、予約から決済まですべて公式サイトで行います。ライトアップは6月15日~7月9日まで実施されているので、「夜のあじさい号」期間外の通常の列車からも楽しめますよ。

販売の公式サイトはこちら。
https://www.hakonenavi.jp/hakone-tozan/ajisai/

■箱根あじさい電車
箱根あじさい電車:6時台~22時台まで1時間に1~4本運行。箱根湯本駅~強羅駅(所要約40分)、全席自由
夜のあじさい号:18時30分~22時(ライトアップ時間)、6月23日~30日は平日、土・日曜、祝日とも下り2本、上り2本運行。6月17~22日と7月1~2日は平日、土・日曜、祝日とも下り1本、上り1本運行。箱根湯本駅~強羅駅(所要約50分~1時間)、運賃に加えて座席料金500円(こども250円)、途中駅の乗降不可

初夏を感じるあじさい電車で出発進行!沿線の見どころをご紹介

ここからは「あじさい電車」沿線のアジサイスポットや見どころをご紹介していきます!標高によってアジサイの見ごろが違うので、箱根登山鉄道のウェブサイトなどで開花時期も要チェックです!

箱根湯本駅

アジサイの鉢植えとともに、新型車両のアレグラ号など各種車両、急勾配の80‰(パーミル)を示す標識などであじさい電車を表現。手作り感がいい雰囲気
アジサイの鉢植えとともに、新型車両のアレグラ号など各種車両、急勾配の80‰(パーミル)を示す標識などであじさい電車を表現。手作り感がいい雰囲気

あじさい電車に乗る人を出迎えるため、箱根湯本駅はさまざまなアジサイで飾られています。乗る前からワクワクしてきますね。箱根湯本駅構内にあるショップ「箱根の市」には、あじさい電車オリジナルギフトもありますから、ここもチェックしておきましょう。

箱根湯本駅~塔ノ沢駅

塔ノ沢駅のホームには金運アップの御利益豊かな深沢弁財天が祀られています
塔ノ沢駅のホームには金運アップの御利益豊かな深沢弁財天が祀られています

箱根湯本駅を出ると、ほどなく車窓にアジサイ群が迫ってきます。一つ目の塔ノ沢駅のホームもアジサイでいっぱい。このあたりの標高は100m以下と低いため、真っ先に見ごろを迎えます。平年の見ごろは6月中~下旬。塔ノ沢駅で途中下車して、上りホームの「深沢銭洗弁財天」で開運祈願するのもおすすめです。

出山の鉄橋

かながわの橋100選に選ばれ、登録有形文化財、近代化産業遺産でもある日本最古の鉄橋「早川橋梁」
かながわの橋100選に選ばれ、登録有形文化財、近代化産業遺産でもある日本最古の鉄橋「早川橋梁」

塔ノ沢駅を出てほどなく差し掛かるのが「早川橋梁」、通称「出山の鉄橋」です。はるか眼下の早川の川面まではなんと40m以上の深さ! 息をのむ景観で沿線でも随一の絶景ポイントです。新緑や紅葉で有名ですが、雨に洗われて緑が鮮やかさを増す梅雨も格別。窓を開けると渓谷の風が吹き抜けてゆきます。

スイッチバック

上大平台信号場のスイッチバック。強羅へ行くにはここで進行方向を変えて、左の線路へ入ります
上大平台信号場のスイッチバック
山の中を走る電車ならではの工夫「スイッチバック」
スイッチバック箇所に到着すると運転士と車掌が入れ替わり、進行方向が変わります

スイッチバックとは急勾配を克服するために折り返しては前後を入れ替えつつジグザグに登ること。箱根登山鉄道では、塔ノ沢~大平台間の出山信号場、大平台駅、大平台~宮ノ下間の上大平台信号場の3カ所にスイッチバックが設けられています。

大平台駅

大平台駅近く。右も左も車窓はアジサイに彩られます
大平台駅近くは、右も左も車窓はアジサイに彩られます

大平台駅周辺は沿線最大のアジサイ群生エリア。スイッチバックもあるので箱根登山電車の魅力をダブルで楽しめます。例年の見ごろは6月下旬です。

宮ノ下駅

「夜のあじさい号」の記念撮影タイム
「夜のあじさい号」の記念撮影タイム

宮ノ下駅は、「夜のあじさい号」が撮影のために一時下車タイムを設けるほど、ホームに咲き誇るアジサイが圧巻。例年の見ごろは6月下旬~7月上旬です。駅を出てすぐ、箱根の山々を見晴らしながら足湯を楽しめる「NARAYA CAFE」もありますよ。

彫刻の森駅

谷あいを抜け、開放的な雰囲気の中を走ります
谷あいを抜け、開放的な雰囲気の中を走ります
車窓を流れるアジサイは手が届きそうな距離
車窓を流れるアジサイは手が届きそうな距離

彫刻の森駅の直前は、ゆるやかなカーブに沿ってアジサイが咲き誇ります。ここまで来ると標高がだいぶ高くなるので、見ごろは例年7月上旬です。彫刻の森駅からすぐの「彫刻の森美術館」の広大な庭園では、彫刻作品、明星ヶ岳の大文字、そしてアジサイが奏でる、自然とアートの梅雨ならではのコラボレーションを楽しめます。

強羅駅

箱根 強羅公園のアナベルは7月上旬まで楽しめます
箱根強羅公園のアナベルは7月上旬まで楽しめます

箱根登山電車の終着・強羅駅。すぐ近くにある「箱根強羅公園」もアジサイの見どころです。例年6月には「あじさい展」を開催。期間が終わっても園内ではさまざまなアジサイを見ることができます。
あじさい電車を満喫したあとは、ケーブルカーとロープウェイを乗り継ぎ、大涌谷を経由して芦ノ湖を目指す、箱根ならではの王道コースに進むのもおすすめですよ♪

Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください