【2023年バリ島最新情報!】バリ島の注目レストランで一流の味と空間に酔いしれる!華やかなプラナカン料理を堪能

【2023年バリ島最新情報!】バリ島の注目レストランで一流の味と空間に酔いしれる!華やかなプラナカン料理を堪能

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バリ島で有名なバティックブランド「ピテカン・トロプス」のオーナーが手がける瀟洒なプラナカン料理のレストラン「マサ・マサ」。ウブド中心部から車で約40分、サーフィンスポットとしても人気のケテウェル・ビーチ近くの田園風景が望める抜群のロケーションに、2022年4月にオープンしました。日本人にもほとんど知られていない今注目のレストランです。東西文化を融合した伝統建築で、美食を楽しみましょう。

Summary

スマトラ島から移築した伝統ある建築

「マサ・マサ」はインドネシア語で「時代から時代へ」という意味です。レストランはインドネシアに根付いた中国、アラブ、オランダとのミックスカルチャーをテーマに、料理や建築、インテリアに様々な文化的要素を取り入れています。2棟ある建物は1850年代にスマトラ島の南部、パレンバンに建てられた邸宅を移築したもの。
パレンバンは古くから東西交易の重要な港町で、中国やオランダをはじめとした様々な国の文化が交流し、プラナカン文化が根付いています。
「プラナカン」は15世紀頃から交易のためにインドネシアやマレーシアの海峡エリアに移り住んだ中華系移民の子孫のこと。東西の文化が融合して、独自の文化が生み出されてきました。

「マサ・マサ」は2棟の建物の間に中庭を挟んで構成されています。各棟の1階はショップ、2階はレストランで西洋・東洋文化をモチーフにした部屋に分けられています。オープンエア席は、高い吹き抜けで風が心地よい空間。音楽ライブや演奏会などのイベントも行われ、テーマに合わせたスペシャルメニューも提供されます。

西洋・オランダやアラブをモチーフにした部屋。外からの光がステンドグラスを照らし、コロニアル風のインテリアが上品な空間を演出します。

こちらは東洋・中国とインドネシアのプラナカン文化をモチーフにした部屋。隅々に飾られた彫刻やアンティークコレクションが目を引きます。

絶品づくし!オリジナルスタイルの本格プラナカン料理

アッサム・ラクサ(Rp.5万5000)
「アッサム・ラクサ」Rp.5万5000

「マサ・マサ」の料理は、中国とインドネシアをミックスしたプラナカン料理をはじめ、インドネシア料理にオランダ、アラブなどの食文化をそれぞれかけあわせたオリジナルスタイルが特徴で、見た目も味も洗練された美しさです。「アッサム・ラクサ」Rp.5万5000は中国の影響を受けたプラナカン料理で、魚の出汁をベースにした濃厚なスープ麺。「アッサム」はマレー語で酸っぱいという意味で、酸味と辛味のバランスが良く、スープが太麺に絡みます。甘酸っぱいパイナップルもアクセントに。

クラゲ・ルジャック(Rp.9万5000)
「クラゲ・ルジャック」Rp.9万5000

人気メニューの「クラゲ・ルジャック」Rp.9万5000。「ルジャック」はジャワ島起源のフルーツサラダのことで、ピーナッツや砂糖が入った甘辛いソースをフルーツにかけて食べるものです。中華料理でよく利用されるクラゲがプラナカンらしさを演出しています。

パステル・チュチュップ(Rp.3万8000)
「パステル・チュチュップ」Rp.3万8000

また、プラナカン料理だけではなくオランダやアラブとのミックスから生まれた伝統料理があるのもこの店の特徴。「パステル・チュチュップ」Rp.3万8000はジャガイモ大国、オランダ風のマッシュポテトの中に牛ひき肉、鶏肉、春雨、キクラゲが包まれています。

サンバル・テロン(Rp.8万5000)
「サンバル・テロン」Rp.8万5000

焼きナスに香辛料のサンバル、乾燥エビ、ネギを添えたインドネシア料理、「サンバル・テロン」Rp.8万5000。甘辛く、日本人好みの味わいです。

骨付きラム肉のカレー(Rp.19万5000)
「骨付きラム肉のカレー」Rp.19万5000

柔らかくなるまで煮込んだラム肉にターメリックライスのナシクニンとサンバルを添えた「骨付きラム肉のカレー」Rp.19万5000。アラブ風の人気メニューです。

ピテカン・トロプスのショップにも注目

1階には「ピテカン・トロプス」のショップも併設。バティックブランドならではの高品質な品物が揃います。
バティックとはインドネシアの伝統的なろうけつ染めのこと。木綿布に模様の下絵を描き、その上からロウでなぞります。布を染めたら熱湯に入れてロウを溶かすと、ロウの部分だけが染まらずに残ることで柄となるもの。その技術は世界無形文化遺産にも登録されています。
壁掛けにして飾るほか、ファッションとしても楽しめます。ワンピースや小物も人気で、おみやげとしてもおすすめです。

同じく1階のアンティークショップでは、貴重なアンティークやバティック、華やかさを演出するために刺繍が施された一点ものの「クバヤ」が取り扱われています。「クバヤ」はインドネシアの伝統的な女性の民族衣装で宗教行事の時などに正装として着られます。

歴史的な価値の高い築100年以上の建築物の中でいただく美食。 様々な国の文化が融合する「マサ・マサ」はレストランでありながら。東西の伝統文化が集まる拠点としても魅力的です。バリ島観光のときにはぜひ訪れて、インドネシア独特のミックスカルチャーに触れながら優雅に美食を堪能してみてはいかがでしょうか。

■MASA MASA(マサ・マサ)
住所:Jl. Subak Telaga I No.9, Ketewel
TEL:081-79763624
営業時間:9~22時
定休日:無休

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るるぶバリ島24表紙

Text:石塚あみ
Photo:北原俊寛

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