劉記 中華面食

新小岩「劉記 中華面食」は日本初の中華パンのベーカリー!種類の多さに驚き!

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パンというと西洋のものというイメージはありませんか?実は中国北部には粉ものを食べる文化があり、たくさんの種類のパンがあるんです。多い日には45種類もの中華パンが並ぶ専門店「劉記 中華面食(りゅうき ちゅうかめんしょく)」で、スイーツ系から食事系までさまざまな中華パンに出合ってみませんか?

Summary

中華パンの魅力を日本に伝えるベーカリー

劉記 中華面食

JR新小岩駅から徒歩5分ほど、新小岩ルミエール商店街を1本入ったところに「劉記 中華面食」はあります。日本の飲食業界で長年経験を積んだ中国・大連出身の王さんが、日本ではまだ知られていない中国のパンの味を知ってもらいたいとオープン。在日中国人が多い町、また、さまざまな国のグルメが身近にあるという理由でこの地を選んだそうです。

劉記 中華面食

「中国南部はお米を食べる文化、北部は粉ものを食べる文化があるんです」と王さんは言います。南部は麺も米粉を使ったビーフンを食べ、北部ではお米を食べるのは週に1回程度なのだとか。棚にはお焼き、パイ、ねじねじ揚げ、肉まんなど、王さんが子どものころから毎日のように食べてきたパンがずらり。平日には40種類ほど、週末には45種類ほどのパンが並び、ここまでの種類がひとつのお店で買えるのは中国でもなかなかないのだとか。

おいしいものはどこでも受け入れられるという考えから、どのパンも日本人向けにアレンジをするのではなく本場の味のまま。小麦粉をはじめ材料は日本国産を使い、また、添加物を一切使用せず安心して食べられるパンを提供することにもこだわっています。

名物メニューは肉餡がぎっしり詰まったお焼き

劉記 中華面食

王さんが「まずはこれ!」とおすすめするのがお焼き。薄いながらもモチモチの皮の中にたっぷりの肉餡が入り、頬張ると肉汁がジュワーとあふれ出します。食べごたえがあるので、ひとつでも満足感がありますよ。

劉記 中華面食
「豚肉・エビ・ニラのお焼き」275円(3個で750円)

「豚肉・エビ・ニラのお焼き」は、割るとニラの香りがふわーっ。ジューシーな肉餡の真ん中にはプリッとしたエビが入っています。電子レンジで50秒温めて食べるのがおすすめだそうです。

ずっしり&ふわふわ中国版ツイストドーナツ

劉記 中華面食

ねじねじ揚げは、長崎のおみやげとして有名な「麻花兒(まふぁーる)」を大きくしたような形。「麻花兒」は中国から渡った揚げ菓子でバリッと硬いのが特徴ですが、15〜20年ほど前から中国ではふわふわのタイプが食べられるようになったそう。

劉記 中華面食
「蜂蜜ねじねじ揚げ」275円(3個で750円)

人気は素朴な味わいの「蜂蜜ねじねじ揚げ」。小豆餡、ドリアン餡、ヨーグルト餡など、あんこを練り込んだタイプもあります。そのまま食べてもいいですが、電子レンジで20秒温めると揚げたてのふんわり感が復活しますよ。

ホロホロ、サクサク、どちらのパイがお好み?

劉記 中華面食
劉記 中華面食
「パイナップルミニパイ」(左上)、「紫芋餡のミニパイ」(左中)、「マロンのミニパイ」(左下)、「黒ゴマ餡のミニパイ」(右上)、「山査子(さんざし)餡のミニパイ」(右下)6個で600円

フルーティーなパイナップル、甘酸っぱい山査子餡など、5種類あるミニパイはしっとりホロホロとした生地が特徴。バラ売りではなく好きな味を6個選ぶので、いろいろな味を楽しめると人気です。

劉記 中華面食
「あんこと塩漬け卵黄入りパイ」300円(3個で850円)

栗まんじゅうのような見た目をしている「あんこと塩漬け卵黄入りパイ」は甘じょっぱさが特徴。卵黄が入っているのでコクもあります。「3種もち米、ナツメ、ナッツ、豆入りパイ」200円(3個で550円)は、微糖でプチプチとした食感を楽しめます。同じ種類のパイですが、まったく異なる味わいなので、食べ比べてみるのもいいですね。

劉記 中華面食
劉記 中華面食
「山椒入りサクサクパイ」350円(3個で1000円)

サクサクのパイがお好みならこちらをどうぞ。なかでもユニークなのが「山椒入りサクサクパイ」。パイ層の間に山椒が入っていて豊かな風味を感じられます。「砂糖入りサクサクパイ」220円(3個で600円)もパイのサクサクと砂糖のジャリジャリとした食感、そしてほんのりとした甘さがクセになると評判ですよ。

肉まんは生地もしっかり味わって

劉記 中華面食
「牛肉まん」350円(3個で1000円)
劉記 中華面食
「豚肉と酸菜の肉まん」275円(3個で750円)

肉まんはふわふわで弾力のある生地が自慢。「牛肉まん」は豚の脂やタマネギと一緒にしょうゆベースで煮込んだ牛肉が入り、とても肉肉しい一品です。中国にはさまざまな包み方があり、「牛肉まん」の餃子のような形は北部の包み方だそう。麦の形をした「豚肉と酸菜の肉まん」は、豚肉と一緒に発酵させた白菜が入っているので、さっぱりとしていますよ。

劉記 中華面食
「四方饅頭」(左)、「花巻」(右)各150円(3個で400円)

中国北部でごはん代わりにおかずと一緒に食べるのが、生地だけを蒸した「四方饅頭」と「花巻」。中には何も入れていないので小麦粉そのものの味を楽しめます。ふわふわの「四方饅頭」は噛めば噛むほど小麦粉の味を感じられます。「花巻」はほんのり塩味。細く伸ばした生地を巻いて成形することでもちもち感が増すそうです。

劉記 中華面食
「自家製腸詰め」400円/100g

「四方饅頭」と「花巻」はシンプルなだけにアレンジ自由。塩気のある「自家製腸詰め」をスライスして入れるのもおすすめ。チャーシューや角煮、照り焼きなどもよく合うそうです。

日本人になじみのない中華パンも多い「劉記 中華面食」では、どんなパンか分かってから選んでもらいたいと、スタッフがひとつひとつ説明をしながら取ってくれます。お目当てのパンだけでなく、知らないものにもトライしやすい心遣いがうれしいですね。お店の前には椅子が置いてあり、その場で食べることも可能。電子レンジで温めてもらいホカホカを頬張ることもできますよ。


Text:河部紀子(editorial team Flone)
Photo:yoko

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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