【北九州・門司港】門司港レトロのノスタルジックな洋館を巡ろう!

【北九州・門司港】門司港レトロのノスタルジックな洋館を巡ろう!

洋館 スイーツ レトロ 福岡県 るるぶ&more.編集部
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かつて国際貿易港として栄えた門司港。そのレトロ地区には明治・大正時代の面影を残す洋館が点在し、目の前に広がる関門海峡の海景色も旅情を誘います。今回は、門司港レトロにある洋館を5つご紹介!

Summary

ハイカラでモダンな港町・門司港レトロとは?

明治初期に開港し、国の特別輸出港として重要な役割を担った門司港。大正時代には門司を起点とした鉄道が敷かれ、欧州航路の寄港地になるなど国際貿易港として大いに賑わいました。また、周辺には貿易会社や税関、社交クラブなどのハイカラな洋館が数多く建てられました。

門司港レトロは、そんな歴史に彩られたエリアを街路樹や芝生を植え、遊歩道を整備した人気観光地。開門海峡の爽やかな風を感じながら建物巡りが楽しめます。

【大連友好記念館】友好の証として再建された建物

門司港レトロの中心部にある建物が大連友好記念館です。屋根の尖塔と煉瓦の赤、白い化粧石が特徴です。

中国の大連市はかつて門司港と国際航路で結ばれ、交流が盛んだった地。大連友好記念館は北九州市と大連市の友好都市締結15周年を記念し、大連市に明治35年(1902)建築された鉄道汽船会社の建物を複製する形で建設されました。
1階は中国料理レストランとして営業。2階は自由に入れる休憩スポットと大連市紹介コーナーになっています。

■大連友好記念館(だいれんゆうこうきねんかん)
住所:福岡県北九州市門司区東港町1-12
TEL:093-321-4151(門司港レトロ総合インフォメーション)
営業時間:9〜17時、レストランは11〜22時
定休日:無休 レストランは不定休
料金:無料

【旧門司税関】赤いレンガが目を引く風格ある建物

船溜まりに面して立つレンガ造りの旧門司税関は、明治45年(1912)に建設された門司税関を復元した建物です。昭和初期まで税関庁舎として使用され、その後倉庫となっていましたが、平成3年(1991)から4年の歳月をかけて外観が修復されました。

赤レンガの色と海の青とが美しいコントラスト描き、奥に関門大橋も見えて写真映えするスポットとして人気です。1階は税関に関する常設展示コーナーや喫茶店「Moon de Retro(モーンデレトロ)」があり、2階は関門海峡の眺めが楽しめる展望室になっています。

■旧門司税関(きゅうもじせいかん)
住所:福岡県北九州市門司区東港町1-24
TEL:093-321-4151(門司港レトロ総合インフォメーション)
営業時間:9~17時
定休日:無休
料金:無料

【旧大阪商船】瀟洒なデザインで門司港レトロのランドマーク

旧門司税関から観光船が発着する船溜まりに沿って5分ほど歩いた場所にあるのが旧大阪商船。大正6年(1917)に建てられた大阪商船門司支店を修復したものです。鮮やかなオレンジ色のタイルと白い石の帯、八角形の塔屋などが目を引きます。特徴的な八角形の塔屋は当時、灯台の役割を果たしたといいます。

現在、1階は北九州市出身の漫画家「わたせせいぞうギャラリー」になっています。建設当時、建物は海に面しており、専用桟橋から直接船に乗り込めたといいます。かつて大陸航路の拠点として利用され、1階は台湾や中国、インド、ヨーロッパへ向かう船の待合室、2階はオフィスとして使われていました。

■旧大阪商船(きゅうおおさかしょうせん)
住所:福岡県北九州市門司区港町7-18
TEL:093-321-4151(門司港レトロ総合インフォメーション)
営業時間:9〜17時
定休日:無休 ※わたせせいぞうギャラリーは展示入替時
料金:無料(わたせせいぞうギャラリーは150円)

【旧門司三井倶楽部】アインシュタイン博士も宿泊した社交倶楽部

旧大阪商船の隣に立つ旧門司三井倶楽部は賓客をもてなす接客用の施設として大正10年(1921)建築され、現在は国の重要文化財に指定されています。ヨーロッパ伝統の木造建築工法で作られた2階建ての建物は、大きなスレート屋根と三角形の切妻屋根が印象的で、建物内にはホールや食堂、応接室、客間などがあります。

各部屋に配置された暖炉や柱、階段の手すりなどに施されたアールデコ調の飾りをはじめ、いたるところに大正モダンの華やかな雰囲気が感じられます。

大正11年(1922)にアインシュタイン博士が宿泊した2階の部屋は当時の様子を伝えるよう復元され「アインシュタインメモリアルルーム」として公開されています。門司出身の作家・林芙美子の記念室もあります。

1階はホールを改装したレストランになっており、名物の「焼き海鮮カレーライス」1496円などが味わえます。

■旧門司三井倶楽部(きゅうもじみついくらぶ)
住所:福岡県北九州市門司区港町7-1
TEL:093-321-4151(門司港レトロ総合インフォメーション)
営業時間:9〜17時 レストランは11〜14時、17〜20時
定休日:無休 ※レストランは不定休
料金:2階(アインシュタインメモリアルルームおよび林芙美子記念室は150円)

【ミルクホール門司港】レトロ感満載のデザートでひと息!

JR門司港駅のそばにあるミルクホール門司港では、門司港が賑わった大正時代のカフェであるミルクホールをイメージしたメニューを提供しています。

名物の焼きカレーのほか、「門司港プリン」693円や「メロンソーダフロート」660円などが楽しめます。門司港プリンは、やや硬めの口当たりで一番人気のデザート。銀器やトッピングされたホイップクリームがレトロ感満載です。開放的な店内からは関門海峡が見渡せ、のんびり過ごすことができますよ。

■ミルクホール門司港(みるくほーるもじこう)
住所:福岡県北九州市門司区西海岸1-4-3 日産船舶ビル1F
TEL:093-331-6911
営業時間:10時〜19時30分(金・土曜、祝前日は〜20時30分)
定休日:不定休

門司港レトロは、建物やスポットも徒歩で巡りやすく、カフェやレストラン、みやげ店もたくさん。今回紹介した洋館やカフェ以外にもおすすめスポットがあるので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。



●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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