【北海道】SLやカヌー、どさんこトレッキングも!釧路湿原 5つの楽しみ方
悠久のときを経て、今なお約220㎦の大スケールを誇る釧路湿原。タンチョウが舞う湿原は大自然の宝庫でもあります。雄大な景観を眺めながら、列車、展望台、木道、アクティビティなど、湿原の魅力に触れられる5つの楽しみ方をご紹介します!
展望台から望む
ヤチボウズの形状がモチーフの館/釧路市湿原展望台
釧路湿原西側の拠点となる施設。湿原を一望できる3階展望室や屋上をはじめ、1~2階は湿原の成り立ちや動植物を写真などで紹介する展示室となっています。
湿地に育つユニークな形状の植物・ヤチボウズを模した建物にも注目を。
駅からのアクセス良好/細岡展望台
遠く望む釧路川を含む景色が見事な展望台。湿原東側の高台に位置し、最寄り駅・釧路湿原駅からは徒歩圏内でアクセスも◎。
木道を散策
湿原に咲く季節の花々に心和む/温根内木道(おんねないもくどう)
木道は1周約3.1㎞の道のりで、温根内ビジターセンターが起点。木道からは高層湿原、低層湿原どちらも観察できます。6~9月は花の季節で「イソツツジ」や「カキツバタ」などが咲いています。
終点展望台からの釧路川は見事/達古武木道(たっこぷもくどう)
湖の北側に広がる丘陵地に整備された、往復約4.6㎞の木道。木道脇の湿原にはところどころにヤチボウズが群生しています。達古武オートキャンプ場から続く湖畔沿いの自然を満喫しましょう。
アクテビティを体験
どさんこの背に乗りワクワク体験/鶴居どさんこ牧場
北海道和種馬・どさんこの背に揺られて湿原の特別保護区へトレッキング。どさんこはおとなしく、馬場内でレッスンを受けてから散策に出るので初心者でも安心です。乗馬体験は予約制。宿泊施設も完備しています。
カヌーから見渡す釧路川&湿原/塘路(とうろ)ネイチャーセンター
道東の大自然を存分に楽しめる各種プログラムが充実。2~3人乗りのカナディアンカヌーで、釧路川を静かに下っていく「カヌー下り」のレギュラーコース(写真)のほか、「ネイチャーウォッチング」6000円~、「スノーシュー」1万2000円~など、季節ごとのオリジナルツアーを実施しています。
タンチョウを眺める
神秘的な景色は世界の愛好家が大注目/音羽橋(おとわばし)
凍らない川「雪裡川(せつりがわ)」にたたずむタンチョウを撮影できると話題のスポット。運がよければ厳冬期の川霧に浮かぶ幻想的な姿が見られることも。タンチョウは12~2月が飛来のピーク。日の出前後や夕暮れ時にはタンチョウが空を舞う姿が見られることも。遠くから眺める場面が多いので、双眼鏡などの持参がおすすめです。
■音羽橋(おとわばし)
住所:北海道鶴居村下雪裡(道道243号線沿い)
アクセス:JR釧路駅から車で35分
料金・時間・休み:見学自由
駐車場:あり
トロッコ列車に乗る
湿原の中を走るトロッコ列車/くしろ湿原ノロッコ号
釧路駅~塘路駅間の約26㎞を行くJR釧網本線の期間限定の観光列車。眺望を重視した展望車両など車内の造りや、走る速度ののんびり感がノロッコ号の醍醐味。心地よく列車に揺られ、車窓から湿原の絶景を眺めましょう。当日での乗車可能ですが、事前予約するのがおすすめです。
■くしろ湿原ノロッコ号(くしろしつげんのろっこごう)
料金:大人片道運賃640円(釧路駅~塘路駅)+指定席料金840円(一部自由席あり)。指定席券は1カ月前から、全国JRみどりの窓口、JTBなどで販売
運行期間 :4月下旬~10月上旬(予定)
運行便数:1日1~2往復(運行日・時刻は要問合せ)
所要:約1時間
冬の観光列車もチェック!/SL 冬の湿原号
釧路駅~標茶駅を冬季限定で運行する観光列車。釧路湿原の冬景色が広がる車窓からの風景が魅力。レトロな雰囲気の中で冬景色を堪能できます。事前に指定席・乗車券の購入が必要です(全席指定席)。
※詳細は例年12月上旬ごろにJR北海道HPに掲載予定
■SL冬の湿原号(えすえるふゆのしつげんごう)
料金:大人片道運賃1290円(釧路駅~標茶駅)+指定席料金1680円
運行期間:1月~3月頃(予定) 1日1往復(運行日・時刻は要問合せ)
所要: 約1時間30分
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