【京都駅】駅近の古民家カフェ「aotake」!坪庭を眺めながらお茶とスイーツをいただく優雅な時間
築100年以上の日本家屋をリノベーションした「aotake(アオタケ)」は、紅茶や日本茶、中国茶など店主が厳選したプレミアムなお茶を楽しめるお店。ホテルや商業施設が並ぶ場所であることを忘れそうな静かで趣のある店内は、ほっと心が落ち着く空間で「隠れ家のよう」だとSNSでも話題です!
京都駅から徒歩8分のところにある隠れ家カフェ
「aotake」があるのは、JR京都駅から北東へ歩いて8分のところ。大正元年(1912)に建てられた京町家をリノベーションしたお店は、京都の街並みに溶け込むようにひっそりとたたずんでいます。
以前営んでいた、京都府南部の木津にあったお店が竹林に囲まれた場所にあったことからaotakeと名付けたそう。木津のお店はロケーションの良い人気の一軒家カフェでしたが、店主の田中さんが「もっとお茶に向き合える場所を」と探していたところ、ご縁があったのが京都駅からもアクセスがよい立地のこちらの京町家でした。
門をくぐり店内へ。靴を脱いで中へ入ると、趣のある空間が広がっています。美しい緑に誘われ苔むした坪庭に臨むと、秋には紅葉が楽しめる植栽の味わい深い表情にも心が和みます。
店内のほとんどの場所は改装されたそうですが、柱と天井、土壁は建築当時のままというのですから驚きです。
店主のセンスが光る風情ある店内。この空間と、ここで過ごすひと時をじっくりと味わってほしいです。
店主こだわりの日本茶、紅茶、中国茶がいただける
aotakeでは、田中さんが厳選した日本茶、紅茶、中国茶を提供しています。どれも1煎目は田中さんがいれてくださるので、美しい所作を眺めるのも素敵な時間。丁寧にいれられたお茶の香りや味をじっくり堪能してください。
お茶選びに迷ったら、田中さんに相談するのもおすすめ。「京都という場所や、お店の雰囲気から日本茶を頼まれる方が多いですが、実は紅茶にもこだわっています」と聞き、今回は「ダージリンファーストフラッシュ」1400円をセレクトしました。
茶葉はマーガレットホープ農園のもので、すべて手摘みされたフルリーフを使用。一般的な紅茶と比べて色合いが異なり、黄金色をしています。フローラルで、ほっと心が落ち着くようなふわりとした香り。季節によって摘み方も味も違うそうで、お茶の世界の奥深さを感じます。
紅茶のお茶請けには「三味豆腐白玉」270円をどうぞ。こちらの白玉は白玉粉と豆腐を同じ分量だけ入れており、水は使用せず豆腐の水分のみで作られています。味の種類は黒胡麻、胡桃、マンゴーと3種類。もちもちと弾力のある白玉がクセになり、何個でも食べられるおいしさです。もちろん紅茶との相性もバッチリ!
暑い日には涼を感じるスイーツがおすすめ
白玉以外のスイーツは、「ほうじ茶のシフォンケーキ」400円や、季節ごとのスイーツが登場。例えば、10月から5月はタルトが、夏場はアイスや寒天といった涼を感じる冷たいメニューが並びます。
日本茶に合わせた「ゆず蜂蜜寒天(かりがね茶付)」1400円は、ゆず寒天とバニラアイスに、クコの実をトッピングした一品。ゆずのさっぱりとした風味とバニラアイスがよく合います。10月から5月にメニューに並ぶ自家製タルトも要チェックです。
風情ある「aotake」は一歩中に入ったとたんに、ここが京都の街中であることを忘れてしまう空間。ゆっくり過ごしたい人におすすめのお店です。お茶の種類は時期によって変わるため、訪れるたびに新しい発見があるのも楽しみ。ちょっと足を止めて、お茶と向き合う素敵な時を過ごしてはいかがでしょう。
■aotake(あおたけ)
住所:京都府京都市下京区材木町485
営業時間:11時~17時30分(17時LO) ※混雑時は90分制
電話番号:070-2287-6866
定休日:火・水曜
Text:中田優里奈(ウエストプラン)
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