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ワイン畑に囲まれて珠玉のワインで乾杯!鮮度抜群の魚介と地野菜をイタリアンで【Yoichi LOOP(北海道 余市町)】

ワイン畑に囲まれて珠玉のワインで乾杯!鮮度抜群の魚介と地野菜をイタリアンで【Yoichi LOOP(北海道 余市町)】

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札幌市から車で約1時間。余市町は日本海に面した小さな港町。2011年に北海道初の「ワイン特区」に認定されて以来、自社畑をもつ小規模ワイナリーが続々と誕生しています。個性あふれる余市産のワインを味わえるとあって、国内外から観光客が訪れるワインの名所に。現地ならではの生産量の少ない希少なワインに出合えるのも楽しみです。JR余市駅前に立つ “ワインを楽しむホテル” として誕生したホテル&レストラン「Yoichi LOOP」を拠点に、ワイナリーめぐりや、余市のワインと響き合う料理を満喫する旅に出かけましょう。

Summary

駅前オーベルジュで余市料理を堪能。
ワイナリーを感じる客室に泊まろう♪

Yoichi LOOP(宿泊)

JR余市駅の駅舎のすぐ目の前。レトロな風情を漂わせる建物が「Yoichi LOOP(ヨイチ ループ)」。ここは、余市のワインのポテンシャルに魅了されたオーナーが「この地で生まれるすばらしいワインとそれに呼応する本格的な料理が必要だ」という強い思いでつくった場所。1階は余市のワインと地元食材を駆使した“余市料理”が味わえるレストラン、2~3階は “ワインを楽しむホテル” をコンセプトにした宿泊施設になっています。

4タイプの客室は “ワイナリーの空き部屋に泊まる” ことをイメージしたスタイリッシュな空間。木・鉄・コンクリートの素材をそのまま生かしています。3階はワインカーブを模した空間で、ダイニングキッチンと座敷を設けた「スタジオツイン」と、キッチンのない「デラックスツイン」の2タイプ。ワインの木樽をイメージした檜の風呂や、木棚のような座敷でくつろげば、ワインがセラーの中でゆっくり熟成するかのように体を休めることができます。

2階はブドウ畑のキャビン小屋を模した「コンパクトダブル」と「クアッドルーム」。バスはなくシャワーブースを設置し、ブドウ畑で働いているスタッフが寝泊まりするようなイメージ。あえて床や天井を剥き出しにしたシンプルで無機質な空間に仕上げていています。

客室にはセンスのいいアメニティのほか、リーデルのワイングラスやソムリエナイフも常備。買ってきたワインを客室で楽しめます。1階のレストランで飲んでいたボトルワインを少し残し、階上の客室に移動して味わうことも可能です。キッチン付きの部屋なら、「柿崎商店 海鮮工房」など地元の店で購入した新鮮な食材をさっと調理して、ワインのおつまみにするのも一興。

1階のレストランでは、ランチ6600円(6~7品)もディナー1万6500円(全8品)もコースのみを提供。腕を振るうのは京都の老舗日本料理店や、スペインの世界的なレストランガイドでも星が付くレストランなどで修業してきた料理長の仁木偉さん。「余市は港が近くすばらしい品質の魚介が揃ううえ、うま味が強い野菜からも地力を感じます。高級食材が最高の状態で食べられます」と話してくれました。コース料理は最後のデザートまで、地元の食材を積極的に使った“余市料理”。潮風を浴びて育ったブドウを丁寧に醸した余市のワインは、この地でとれる海の幸や野菜、フルーツと驚くほど相性が抜群です。

食材から調味料まで、余市の魅力をさまざまに組み合わせた目にも舌にも美しい料理が味わえます。ニシンのテリーヌ(ディナーコース内の1品、季節限定)は、産地以外では生で食べることのないニシンを鮮度のいいうちにマリネし、じっくり火を入れて甘みと香りを引き出した余市産のパプリカと重ねて、甘酸っぱいゼリーで固めています。ゼリーは余市特産のリンゴジュースをベースに、ニッカウヰスキー「竹鶴」を隠し味に。地元味噌蔵で仕入れた麹を塩麴にしたソースでいただきます。「ワインペアリング」4種6600円~も用意。セラーに揃う銘柄も傑作揃いで、熱烈なファンが多い「ドメーヌ タカヒコ」の希少なワインも楽しめます。

■Yoichi LOOP
住所:北海道余市郡余市町黒川町4-123
TEL:0135-21-7722
交通:JR余市駅から徒歩約1分
チェックイン:15~22時
チェックアウト:10時
料金:1泊素泊まり1名8000円~(大人2名1室利用時)
【レストラン】営業時間:ランチ金~日曜 11時30分または12時30分スタートの2部制、ディナー火~日曜 18時または19時スタートの2部制、定休日:月曜


口当たりのいいワインに初心者も
気軽に楽しめるワイナリー

OcciGabi Winery(食)

ブドウ畑が広がる丘の上に位置する、醸造所併設のワインショップ&レストラン「OcciGabi Winery(オチガビ ワイナリー)」。ショップでは白ブドウのケルナーをはじめとしたさまざまなブドウ品種で造られた自社醸造ワインが揃い、畑に面した試飲コーナーや、テラス席でグラス550円から楽しめます。天気がよければぜひ、そよ風が心地よいテラス席へ。余市のテロワールを肌で感じながら、ワインを楽しみましょう♪

レストランは、自社のブドウ畑の向こうに、札幌や小樽の山々も遠望できる眺めのいい立地。ほろりと軟らかくなるまで煮込んだ「余市麦豚のプルーンと赤ワイン煮」2200円や、「近海平目のブイヤベース」2640円、余市産「北島豚」ときのこのミートソースを合わせた「麦豚ときのこのボロネーズ」1870円など、ワインと合わせたくなる料理が揃います。ワインと一緒に軽くつまみたいというときは、「前菜盛り合わせ」1760円もおすすめ。

ここを訪れたら、オーナー醸造家である落希一郎さんの解説でワイン造りの現場を見学できるワイナリーツアー「オチガビワイナリー ツアー付き食事プラン」6600円に参加を。一年中温度が変化しない地下に設けられた醸造所や貯蔵庫、ブドウ畑にも足をのばし(雨天時はなし)、ワインが生まれる場所をめぐったあとは、レストランでランチをいただきます。ブドウ畑を眺め、醸造の苦労や工夫を聞いた後に味わうワインの味は格別です。

■OcciGabi Winery
住所:北海道余市郡余市町山田町635
TEL:0135-48-6163
交通:JR余市駅から車で約7分
営業時間:ショップ11~17時、レストラン11~15時(14時LO) ※ディナー17~20時(最終入店は18時)は前々日までに要予約、4名以上、コース5500円~のみ
定休日:無休(11~2月は週2日休み予定)
料金:オチガビワイナリー ツアー付き食事プラン6600円(要予約)
※未就学児は利用できません


余市の旬と風土を感じるイタリアンで
北海道ならではの珍しい魚や地野菜などを堪能して

Mare Blu(食)

店主が釣り上げた魚など、市場には出回らない珍しい魚介もいただけるイタリアン「Mare Blu(マーレ ブルー)」。店主の大岩さんは北海道各地の沿岸で釣りをたしなみ、何度も通って食材の豊かさに惹かれた余市に、2021年店をオープンしました。釣った魚を船上で活締めし、熟成させた魚は最高潮にうま味がのった状態になるそうで、魚好きでなくてもわくわくします。また、野菜は顔の見える生産者のものを厳選し、味が濃く糖度がぐっと高いトマトやエグミのない仁木町のパプリカなど、地元食材の濃い味わいが楽しめます。

「鮮魚のカルパッチョ」1320円は2種のパプリカのソースと、オリジナルドレッシングを添えて。この日に盛られた魚は、余市沖で釣った真ゾイや数時間前に漁師さんがとってきたばかりの蝦夷アワビ、自家製のイクラ漬けなど。真ゾイは甘みが強くコリコリした食感で“北海道の鯛”と称されるほど味のいい魚です。冬は真ゾイや寒平目、春はサクラマス、夏はムラサキウニやバフンウニ、6~12月はさまざまなイカが皿を彩り、どの季節に訪れても新鮮な北海のめぐみを味わえます。

ディナーコース3025円~は15種前後の野菜をそれぞれにあった調理法で盛り合わせた、北海道の旬を全部のせたような前菜が人気。地元のファンも多いランチセットはパスタランチ1595円や、余市産「北島豚」ロース肉か鮮魚のソテーが選べるスペシャルランチ2178円でも余市の食材が満喫できます。余市駅からのアクセスも抜群。気軽に足を運べる立地と雰囲気も魅力です。

■Mare Blu
住所:北海道余市郡余市町黒川町4-106
TEL:050-3559-8200
交通:JR余市駅から徒歩約2分
営業時間:11~15時、17~21時 ※ディナーは前日までに要予約
定休日:火・水曜(祝日の場合は不定休)


とれたて新鮮な魚介がいっぱい。
食べて買える、地元の台所へ

柿崎商店 海鮮工房(食)

「柿崎商店 海鮮工房」の1階は地元の人も普段使いする人気の食材店で、鮮魚はもちろんニシンのジャーキーや昆布など、おみやげにぴったりな海産加工品のほか、余市産のワインやジュース、ジャムなどが揃っています。2階は丼、刺し身、焼き貝が満喫できるお魚食堂。イクラとサーモンをどっさりのせた、「いとこ丼」1780円や、「ほっけ焼き」480円、「ほっき貝刺」時価などメニューが豊富。地ビールや余市産のワインもここで楽しめます。

余市近郊を中心に北海道の魚介が集まる鮮魚売り場には、水揚げされたばかりの甘海老や、丸々太った魚介が大集合。余市の魚を知り尽くした店員さんにおすすめやおいしい調理法を聞けるのも地元ならでは。宅配にも対応しているので、白子をおなかにたっぷり詰めたタラなど大きな魚も自宅へ配送することができます。夏(5~8月)は余市産のウニ、秋は新物のイクラ、冬は蝦夷アワビなどが旬を迎えます。

食堂で一番人気のメニューは、帆立貝や甘海老など地物の魚介に、イクラ、マグロ、白身魚などをふんだんに盛った「海鮮丼」1580円(酢飯は+50円。冬期や漁によっては甘海老がツブ貝に変更)です。数量限定で、昼過ぎにはなくなるので早めに食堂を訪れましょう。自分でむいて豪快に頬張る余市産の「活ぼたんえび」時価は、衝撃の甘さとぷりぷり感!産地でしか味わえない鮮度のよさが堪能できますよ。

■柿崎商店 海鮮工房
住所:北海道余市郡余市町黒川町7-25
TEL:0135-22-3354
交通:JR余市駅から徒歩約4分
営業時間:9~18時(食堂は10時~17時30分LO)
定休日:不定休


ワイン用のブドウ畑の中で
余市産のワインを味わう贅沢なひととき

ワインぶどう畑でかんぱいツアー(食・体験)

「ワインぶどう畑でかんぱいツアー」は、特別に許可をもらってワイン用のブドウ畑を地元ガイドの案内でめぐる、ワイン初心者のためのツアーです。いろいろな品種のブドウの木が連なる畑を見学しながら、ブドウ栽培の話や、余市町でなぜワイン造りが盛んになったのか、余市のワインのおいしさの理由など、さまざまなストーリーを教えてもらえます。生産者さんに出会ったら話を聞いてみましょう。

ツアーの最後は、ブドウ畑の真ん中にテーブルと椅子を置いてワインで優雅に乾杯します。余市産ワインの白と赤各1種が試飲でき、余市特産の甘酸っぱいリンゴがごろっと入ったアップルパイなどの軽食も用意されています。テーブルにかかっているクロスは、スコットランドのタータン登記所で正式に登録された「YOICHIタータン」の生地。余市沖の海の青、波と雲を表現した白、余市のシンボルであるリンゴやサクランボの赤色を表現したかわいいデザインで、ピクニックに来たような気分に。

澄みわたる青空のもと、夏には風にそよぐ緑の梢に囲まれて、秋にはたわわに実った収穫間近のブドウの実を眺めながら、香り高いワインを味わう時間。見晴らせば、ブドウの樹々が連なる美しい余市の丘の風景が広がり、心を癒やしてくれます。普段なら入れないブドウ畑での特別な体験は、忘れられない思い出になります。 

■ワインぶどう畑でかんぱいツアー(余市観光協会)
住所:お申し込み後にお知らせ
TEL:0135-22-4115
交通:JR余市駅から車で約11分
開催時間:応相談
開催期間:5~10月
定休日:不定休 ※変動あり
料金:4700円、4~15歳3000円、3歳以下無料※2名~、要予約。未成年にはジュースを提供


●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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