【おとなのソロ部】文具好きの天国「銀座 伊東屋 本店」は優秀なソロスポット!?ペンをカスタマイズしたり、手紙を書いたり、ひとり時間を満喫♪
最高の書き心地を求めて、ペンコーナーでずーっと試し書きをしてしまう。かわいい付箋やマスキングテープに目がない。ひとりでじっくり究極の文具を探したい!そんな文具大好きさんにおすすめしたいのが、東京・銀座で120年近く続く老舗「銀座 伊東屋 本店(ぎんざ いとうや ほんてん)」。文具好きなら何時間でもいられる文具の殿堂で、じっくりひとり時間を過ごしてみました♪
外国人にも大人気!文具の大型専門店
今回お邪魔する文具店「銀座 伊東屋 本店」(以下、伊東屋)は、地下鉄銀座一丁目駅から徒歩1分、銀座駅から徒歩3分の場所にあります。目の前を走る「銀座中央通り」は週末や祝日には歩行者天国になり、有名デパートやブランド店が立ち並ぶ銀座を象徴する通り。場所柄、平日には外国人観光客が、週末には地方客が多く「伊東屋」を訪れています。
明治37年(1904)創業の「伊東屋」は、銀座3丁目に誕生しました。創業者の伊藤勝太郎がまだ新しい存在だった文具に出合ったことに始まり、文具を通じて西洋の文化や働き方を知り、より多くの人に世界の文具を見てほしいと、当時新興の街であった銀座に店をオープン。その後、関東大震災や戦災により焼失するたびに、ビルを竣工し復活を続け今に至ります。
「伊東屋」は2015年に現在のビルを竣工し、地下1階・地上12階となりました。欧米で買い付けた文具から国産メーカーやオリジナル商品まで多種多様に揃うほか、ジューススタンドやレストランなども併設。文具を買うだけではなく、“過ごす”場所に生まれ変わりました。
何時間でもいられる!?「伊東屋」での“ひとり時間”の過ごし方
■1階「GROUND」
それでは、「伊東屋」でのひとり時間の過ごし方をご紹介しましょう。まずは、1階「GROUND」フロアにある「ドリンクバー」で自家製の「フレッシュレモネード」を購入。発売当初から根強い人気で、酸っぱすぎず甘すぎない、ほどよい酸味が美味です。ここで買ったドリンクを飲みながら館内を見て回ることができるので、こぼさないように気をつけながらショッピング・スタートです!。
■11階「FARM」
続いて、11階「FARM」フロアへ。その名前のとおり、自社で管理する水耕栽培のファームを窓越しに見学できます。ここで育った野菜は、12階にあるレストランで実際に食べることができ、地産地消ならぬ“ビル産ビル消”を実現。
ファームのほか、「伊東屋」の歴史を感じるミニアーカイブコーナーもチェック!創業当時の店舗を再現した模型は、隅々までじっくり眺めたくなる精巧さ。当時の銀座の賑わいが聞こえてきそうです。
■3階「DESK」
11階で歴史と未来を感じたあとは、8階のクラフト関連、7階の画材、6階のホーム関連、5階のオフィス関連、4階のノートや手帳と上の階から順にフロアを眺めつつ3階へ。ここでは、大正時代に販売されていた伊東屋オリジナル万年筆「Mighty(まいてぃ)」をルーツにしたボールペンと万年筆のカスタマイズができます。店頭限定サービスなので、要チェック!
早速、ボールペンのカスタマイズにトライ!色見本を見て自分好みに並べて、ボディの色の組合わせを考えます。組合わせの数は、なんと432万5376通り!ほかのお客さんと譲り合いながらじっくりカスタマイズを楽しんで。オンリーワンのプレゼントにもおすすめですよ。ボールペンの完成時間は混雑状況によるので、スタッフさんに確認しておきましょう。
■2階「SHARE」
カスタマイズしたボールペンが完成したら、ペンを握りしめ、2階へ向かいましょう。ここには便箋や封筒、グリーティングカード、色紙など気持ちを伝えるための文具が勢揃い。なかでもおすすめなのが、窓際にある手紙を書いて投函できるコーナーです。
店内で購入したレターセットを開けて、さきほどカスタマイズしたボールペンで手紙をしたためます。開放的な窓からは心地いい日差しが注ぎ、銀座らしい眺望も素敵。スラスラといい文章が浮かびそうな空間です。
その場でレターセットや切手の購入からポスト投函までできるので、伝えたい気持ちを手紙にしたためたらワンストップで届けることができます。伝えたい言葉があっても手紙を書くタイミングを見失いがちなので、レターセット購入後すぐに、ここで書いてみることをおすすめします♪
スタッフ激推し♪「伊東屋」オリジナルアイテム3選をチェック
「伊東屋」でひとり時間を過ごしたあとは、スタッフ厳選のおみやげもチェック!1つ目は、折りたたむのが楽チンなことで有名なエコバッグ「Shupatto(しゅぱっと)」とコラボしたオリジナルエコバッグです。「伊東屋」の包装紙と同じ柄の2色展開で、大小2サイズを用意。外国の方にも大人気の商品だとか。
2つ目は、システム手帳のリフィル「ホリックログリフィル」。最近では、日記のように、食べた料理や飲んだワインの名前と感想などログ(記録)を残す人が増えています。アプリでログ管理をするのは味気ない…という手書き派向けに商品化。旅に出ると自分だけの旅ノートを書いていた!という経験がある旅好きさんに、ぜひおすすめしたいアイテムです。
おすすめ3つ目は、大小2サイズ展開のメッセージカード「フラワーカード」です。バラやチューリップなど美しい花のイラストが特徴。ブーケのようにリボンを別料金で付けることもでき、花束の代わりにこのカードを贈る人も多いとか。ラージサイズなら、数名で寄せ書きをすることも可能で、桜やカーネション、ポインセチアなど季節イベントにもぴったりの種類が揃っています。
国内外の優秀でユニークな文具が揃うほか、アイデアあふれるオリジナル商品もアツい文具の老舗「伊東屋」。文具好きさんがひとりで訪れれば、さらに文具の沼にハマること間違いナシです!
■おすすめの利用シーン:ひとりで文具を探したいとき、ひとりで銀座を歩きたいとき
Text:山田裕子(editorial team Flone)
Photo:斉藤純平
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