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「星のや沖縄」宿泊記|絶景インフィニティプールや伝統にふれるアクティビティが充実!憧れの贅沢ステイ体験【#編集部のおでかけキロク】

「星のや沖縄」宿泊記|絶景インフィニティプールや伝統にふれるアクティビティが充実!憧れの贅沢ステイ体験【#編集部のおでかけキロク】

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誰もが一度は泊まってみたいと憧れる「星のや」。今回、沖縄県読谷村の海岸沿いに広がる「星のや沖縄」へ、るるぶ&more.編集部の“おのほの”が宿泊してきました。全室オーシャンフロントで、一年中入れるインフィニティプールが広がる空間は、まさに沖縄の魅力を存分に堪能できる夢のような施設。「星のや」は施設ごとにその土地の風土や歴史、文化を体感できる工夫が施された宿。沖縄ではどんな体験ができるのでしょうか…?人生初の「星のや」の宿を訪れた私が、都会の喧騒から離れて非日常の時間を満喫できる、「星のや沖縄」の魅力をレポートします!

Summary

【1日目】

足を踏み入れればそこは“グスクの居館”。非日常の世界へ

照明を落とした幻想的な世界にうっとり
照明を落とした幻想的な世界にうっとり

ついに来た憧れの「星のや沖縄」…!数ある沖縄のラグジュアリーホテルのなかでも、私が最も行きたいと憧れていたホテルです。期待に胸を膨らませながら最初に足を踏み入れる場所が、深海をイメージしたレセプション。深い青色の壁に柱が立ち並ぶ幻想的な空間で、入口から沖縄ならではの海を想起させます。

チェックインを済ませて…
チェックインを済ませて…
グスクウォールに浮かび上がる模様には読谷村の伝統的な織物のデザインが
グスクウォールに浮かび上がる模様には読谷村の伝統的な織物のデザインが

チェックインを済ませて外に出ると現れるのが、施設を囲う白い「グスクウォール」。沖縄の城であるグスクからインスピレーションを受けて作られた壁です。グスクが長い歴史のなかで沖縄の歴史や文化、生活を守ってきたことから、「星のや沖縄」では、かつてのグスクのように、守られた空間の中で“沖縄らしい文化や贅沢な過ごし方”を提供するシンボルとしてグスクウォールを設けているのだそう。まるで外の空間から守られた秘密の空間のようで、特別感がありますよね。

グスクウォールの中へ入ると、緑か茂る庭と、各施設を結ぶ散策路が広がっています。まるで迷路のように庭中に広がる道を進んで早速客室へ!

海が目の前に!全室低層階のオーシャンフロント客室

「ハル(畑)」に設置されているテラスリビングからはソファでくつろぎながら海を一望できる
「ハル(畑)」に設置されているテラスリビングからはソファでくつろぎながら海を一望できる

約1kmもの海岸線に沿って広がる「星のや沖縄」の客室は、100室すべてがオーシャンフロント。“海を眺めて暮らすように滞在する客室”はすべての客室から近い距離で海を眺められるように、建物は2階までの低層にこだわっているのだそう。
客室は全部で4タイプ。「ハル(畑)」の客室に設けられたテラスリビングに出てみると、目の前には青い海が広がっています。遮るものがなくどこまでも続く水平線を眺めながら、ざざーっという波の音に耳を傾けてのんびりくつろぐ。なんて素敵な時間なんでしょう。海に面した沖縄ならではの景色です。

眺めのよい大きな窓のそばにソファを並べた、掘りこたつ式の「床座リビング」がある客室「フゥシ(星)」は、家のリビングのようにくつろげそうな空間。お茶を楽しみながらのんびりと過ごすのにぴったりです。

段々と日が落ちてきた夕方の景色もまた素敵
段々と日が落ちてきた夕方の景色もまた素敵

4タイプすべての客室には、「土間ダイニング」とよばれる大きなテーブルがある空間が備えられています。座ってみて感じたのは、インルームの食事も充実しているからこそ、ほかのホテルと比べてもテーブルがとても広々していること!海が見える部屋、庭が見える部屋といろいろなタイプはありますが、どの部屋も窓側に面しているので、昼間は明るい自然光が差すなかで、夕方はサンセットが輝くなかで思い思いに過ごせますよ。

ベッドルームの壁紙は沖縄の風習や民話を描いた「琉球紅型」。客室タイプごとに異なる模様が描かれているんです。泊まった部屋のデザインをじっくり眺めて、隠されたイラストを読み解くのも楽しいですね。

アメニティには、「星のや沖縄」オリジナルのフェイスマスクやバスソルトも。フェイスマスクはサトウキビ、バスソルトはシークワーサーなど、沖縄らしさを感じるラインアップで気分も高まりそう!

ほっとひと息。沖縄伝統のぶくぶく茶を初体験

「星のや」といったら楽しみなのが、その土地ならではのさまざまな体験。「星のや沖縄」では、「道場」とよばれる場所で、体を動かしたり伝統茶を味わったりと、さまざま沖縄文化に触れられるんです。
チェックインを済ませてひと息ついたら、まずは道場にて沖縄伝統の「ぶくぶく茶」を初体験!予約不要で、15時~16時30分の時間に無料で体験できます。

どれも素敵で優柔不断の私、悩んでしまう…

どれも素敵で優柔不断の私、悩んでしまう…


器は「マカイ」という沖縄の焼き物・やちむんの代表的な器で、自分の好きなものを選ぶことができます。悩んだ末、私は器の中に魚紋が描かれた器をチョイス。お茶を飲んだ後にイラストが顔をのぞかせる様子を想像したらかわいいかも!と思ったんです。

ぶくぶく茶の泡は油分に弱いので、油分の少ない樹木の器と竹製の茶筅を用いる。これを使うと、しっかりとした泡になるそう!
ぶくぶく茶の泡は油分に弱いので、油分の少ない樹木の器と竹製の茶筅を用いる。これを使うと、しっかりとした泡になるそう!

竹の茶筅で、煎り米を煮詰めた煎り米湯にさんぴん茶を入れ、シャカシャカとかき混ぜていきます。すると、泡がぶくぶくと大きくなっていきました…!

冷たいさんぴん茶に泡をこんもりとのせてぶくぶく茶が完成
冷たいさんぴん茶に泡をこんもりとのせてぶくぶく茶が完成

うまく飲むコツは泡とお茶を交互に飲むこと。泡を味わうと口の中でシュワシュワと溶けていきます。夏の沖縄は暑いので、ひんやり冷たいお茶が喉を潤してくれます。ありがたい!

開放的な空間でお茶を楽しむ時間は、まさに至福のひととき!添えられたきな粉と塩のちんすこうと一緒に味わうと、ちんすこうの甘じょっぱさがよいアクセントに。

24時間入れる、海と一体化した美しいインフィニティプールに感動!

水深の異なるエリアがパズルのように組み合わされている
水深の異なるエリアがパズルのように組み合わされている

「星のや沖縄」に来たら外せないのがこちらのプール。インフィニティプールは海に向かって突き出すように造られており、空や海と一体化しているような開放感を味わえます。プールは加温式なので冬でも一年中楽しめるのもうれしい!

夕暮れのプールサイドもまた美しい
夕暮れのプールサイドもまた美しい
一番浅いエリアはくるぶしくらいの深さ。水着を着ていなくてもこの椅子に座って過ごすことも
一番浅いエリアはくるぶしくらいの深さ。水着を着ていなくてもこの椅子に座って過ごすことも

昼は青い海と空、夕方はサンセットを眺めることができ、時間によってさまざまな顔を楽しむことができるのも魅力です。24時間利用可能なので、気の向くままにふらりと訪れてこのぜいたく空間を堪能できるのがいいですね。さまざまな時間のプールを自由に満喫できるのも、宿泊者ならでは!

沖縄食材をシチリア料理の技法で仕立てたディナーを味わう

サンセットを満喫し、日が暮れてきたら、そろそろ夕食の時間。「星のや沖縄」に宿泊した際の夕食は、シェフが下ごしらえした料理を客室に届けてくれるギャザリングサービス(16~19時、当日16時までに要予約)の利用や、併設されている本格グリルレストラン「オールーグリル」(17~21時、要予約)での食事などさまざまな選択肢がありますが…。せっかく「星のや沖縄」に宿泊したなら、ホテルのダイニングにて優雅に「琉球シチリアーナ」のディナーコースを。沖縄食材とシチリア料理の技法を組み合わせた、「星のや沖縄」ならではの新たな料理を味わうことができます。

星のや沖縄
星のや沖縄

前菜から始まり、「サルシッチャのトンナレッリ」という卵のパスタ、魚料理に肉料理、デザート2種類など全9品のコース。取材時のメインの肉料理は、イタリアンパセリのソースをあわせた「牛フィレ肉とカボチャのアロースト」。お肉を焼いて盛り付ける最後の仕上げを、目の前で披露してくれます。脂身の少ない赤身肉ながら、しっとり軟らかな食感です。

料理が盛られた器にもぜひ注目したい
料理が盛られた器にもぜひ注目したい

特に注目したいのが、美しい器に少しずつ盛られた9品の前菜。「シークヮサーが香るアランチーニ」などシチリアの伝統料理や、「紅芋とカリフラワーのフリット ピパーチの香り」「トンタンとミミガーのゼリー寄せ」など沖縄らしい食材を使った料理が並びます。
前菜で登場する蓋付きの器は、琉球王朝時代に大切なお客様をもてなす際に使われていた器「とぅんだーぶん(東道盆)」をモチーフにして作られたオリジナルのもの。華やかな器に入ったお料理がより気分を高めてくれます。

■ディナーコース 琉球シチリアーナ
場所:ダイニング
時間:17時~20時30分最終入店
料金:1万5730円

 

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