【おとなのソロ部】表参道「MoMA Design Store」で、おうちでひとり時間を楽しむグッドデザイン探し。アートなパズルに挑戦してみた!
ひとりで自宅にいると、テレビやスマホばかり見て1日が終わってしまう…。もっとおうちでのひとり時間を充実させたい!そんな人のために、おうち時間が楽しくなるアイテムを探しに、グッドデザインの宝庫「MoMA Design Store(もま でざいん すとあ)」へ。スタッフさんにおすすめアイテムを教えてもらい、そのなかから1品を選んで、実際におうちでひとり時間を楽しんでみました♪
Summary
世界のグッドデザインが大集合!有名美術館が手がけるミュージアムショップ
地下鉄明治神宮前駅から徒歩4分の場所にあるグッドデザインを集めたミュージアムショップ「MoMA Design Store」。国内外のブランドショップやレストランが入るビル型ショッピングモール「GYRE(じゃいる)」の3階に位置しています。
店名にある「MoMA(もま)」とは、アメリカ・ニューヨークにある「ニューヨーク近代美術館(The Museum of Modern Art)」のこと。頭文字をとって「MoMA」の愛称で親しまれている人気の美術館です。「MoMA Design Store」は、こちらの美術館が手がける世界各国のグッドデザインなアイテムばかりを集めたミュージアムショップ。
こちらの東京・表参道店は、初の海外出店1号目という記念すべきショップ。2007年のオープンから現在まで、国内はもちろん、外国人観光客も多く訪れています。ネットで調べてわざわざ足を運ぶ外国の方も多いとか。
取り扱う商品数は、なんと約2000種以上!「MoMA」のミュージアムショップでも販売している定番商品やオリジナルアイテムなど、キュレーターたちが世界中からセレクトしたグッドデザインが幅広く揃います。
なかでも表参道店のみどころは、日本が独自にセレクトしたアイテムの取り扱いもあり、外国人観光客にも好評なこと。
また、美術館が手がけるセレクトショップらしく、「MoMA」が所蔵するアート作品に関するアイテムにも注目を!上記写真のカラフルな花瓶は、アメリカの画家、エルズワース・ケリー氏が描いた植物画にインスピレーションを得て作られました。ポスターやバッグなど絵画作品をそのままデザインしたアイテムもありますが、絵画の一部分だけをモチーフにしたアイテムもあるので、アート好きならどの作品をモチーフにしているのか、謎解き気分も楽しめます。
アート作品のみならず、ファッションブランドとのコラボ商品も人気急上昇中!「Champion」とコラボしたスウェット、「NEW ERA」とコラボしたベースボールキャップ、「KANGOL」とコラボしたバケットハットなど、性別や年齢を問わず大人気だとか。生活にまつわるすべてのアイテムがグッドデザインで揃うので、プレゼント探しにも最適ですね。
スタッフさんに聞いた!おうちのひとり時間が楽しくなるアイテム
約2000種以上ある商品のなかから、スタッフさんおすすめのおうちでひとり時間を楽しむための商品をご紹介します!まず1つ目は、ひとり暮らしの人にもおすすめのキーボード。クルクル巻いて収納でき、コンセントがあればどこででも演奏可能。音量の調整可能で、ピアノの音色もきれい!
2つ目は、独学で簡単にウクレレをマスターできちゃうスマートウクレレ。アプリと本体をつなぐと、指を置く位置を示すフレットのLEDが曲に合わせて光り、どこを押さえればよいのか教えてくれます。ウクレレ以外に、ギターとベースもありますよ!
3つ目は、アイデアとデザインがグッドな癒やし系アイテム「レインボースティック」です。細長いホログラムのリボンがたくさん付いた透明なスティックをクルクル回すと、光を虹色に反射させながら、丸くなったり、ひょうたん型になったり。まるでシャボン玉を眺めるようになんともいえず癒やされます。パソコンやスマホを見て疲れたら、クルクル回して。
4つ目は、「MoMA」らしいペイントキットをご紹介。キャンバスに書かれた番号と同じ色で塗っていくと、あの巨匠たちが描いた名画と同じ絵が描けてしまうスグレモノ。同梱されているミニイーゼルを使って、完成品は部屋に飾ることができます。
ラストの5つ目は、「MoMA」の名画コレクションを楽しむアートなレゴ(R)ブロックやパズル。ブロックやパズルのピースを組み合わせるために、見本となる作品をじっくり眺めるので、あらためてアートとじっくり触れ合う機会にもなります。さらに、完成したらインテリアとして部屋に飾ることも可能。どれも難易度高めだそうなので、おうちでのひとり時間にぴったりですね!
“ひとりただ黙々と”が心地いい♪アートなパズルに挑戦してみた!
スタッフさんにおすすめしてもらった商品のなかから、アートなパズルを持ち帰って実際におうちでひとり時間を楽しんでみることに。選んだのは、こちらのフリーダ・カーロの名画『Fulang-Chang and I(フラン・チャンと私)』のジグソーパズル。
フリーダ・カーロが身ごもることができなかった子どもの代わりと解釈されているペットのサル(フラン・チャン)と一緒に描かれた肖像画です。この作品がニューヨークのギャラリーで展示された際に使われたユニークな形のフレームまでパズル化されています。
早速、パズルに挑戦!まずは、ピースを箱に出して準備していきます。アートなパズルだけに1ピースでもなくしたら最後…、悲しい結末になりそうなので、慎重に箱に移し替えていきます。箱には完成した際のサイズも明記されているので、テーブルの上にパズルが乗るかどうか確認してから始めましょう。
箱に出したピースを色や部分別に分けていきます。フレームや顔の部分は分かりやすいのですが、黒いピースがフリーダ・カーロの髪の毛なのか?サルのフラン・チャンの毛なのか?この時点ですでに混乱気味…。
それでは、ピースを組み合わせていきましょう!直線部分のピースからトライしてみます。一般的なパズルなら四角形なので直線と角のピースを組み合わせれば外周が完成するはず。
でも、このパズルは絵画展示時点のユニークな形のフレームまで再現しているので、角が5個以上あり、外周を組み合わせるのにもかなりの時間がかかりそう。
外周の組合わせを一時中断し、手ごたえを感じられそうなフリーダ・カーロの顔部分にトライ!肌の部分は、見本とピースをじっくり見比べる必要があり、かなりの時間を使って真剣に見比べました。微妙な色の違いに気付けて、ピタッとピースがハマると感動!
なんとかフリーダ・カーロの顔ができあがってきたら、その勢いでサルのフラン・チャンの顔部分にもトライ!目の部分は組み合わせられましたが、毛の部分が難しい…。見本とピースを見比べながら、毛の流れをチェック。頭の上か?右か?はたまた左か?目をシバシバさせながら、分からなーい!とひとり言を連発しながら、3〜4時間ほどで上記写真まで完成。このスピードなら、おうちでのひとりパズル時間をたっぷりと楽しめそうです!
アートやグッドデザイン好きは必訪のミュージアムショップ「MoMA Design Store」。ひとりの買物時間も、ひとりのおうち時間も、どちらも満たしてくれる「おとなのソロ部」におすすめの一軒です。
■おすすめの利用シーン:ひとりでアートグッズを探したいとき、ひとりで買物をしたいとき、ひとりでおうち時間を楽しみたいとき
Text:山田裕子(editorial team Flone)
Photo:斉藤純平
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