関市モデルコース

【岐阜県関市】鵜飼と刃物のまち!モネの池ほか、観光おすすめスポット7選

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岐阜市から車で約30分の関市。実は外国人観光客も多く訪れている、古き良き日本を再発見できる街なんです。鵜飼や刃物といった伝統文化から、鰻(うなぎ)や鮎(あゆ)といった川の恵みまで楽しめます。さらに!フォトジェニックな風景にSNSで一躍人気になった「名もなき池(通称:モネの池)」も関市の名所の一つ。そんな魅力いっぱいの関市の中から、編集部がオススメする7つのスポットをご紹介します♪

Summary

絵画の世界「モネの池」は何度行っても楽しめる!

関市の根道神社の境内にある名もなき池(通称・モネの池)は、その美しさとフランス印象画家モネの代表作「睡蓮」に見えることで、SNSで一気に注目を浴びました。透明度が高く、カラフルな鯉が優雅に泳ぐ様子をはっきりと見ることができます。日の当たり方や見る角度によって、水の濃淡が変わるので、行くたびに違う表情の名もなき池を楽しめます。ちなみに、本当のモネの池のようなクリーミーなエメラルドグリーンを見られるのは、年に2・3日しかないそう…!そうでなくても綺麗な名もなき池、みなさんが行ったときにはどんな色が見られるでしょうか。

■名もなき池(なもなきいけ)
住所:岐阜県関市板取白谷 根道神社
TEL:0581-57-2111(板取事務所)

鰻のまち関市で食べる、創業149年『角丸』の鰻丼

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関市には鰻が食べられる店が多くあり、地域の方から親しまれています。その歴史は古く、鎌倉時代に刀匠たちのスタミナ源として重宝されていたことに由来します。
当時のままの趣が残る鰻屋さんで、ご褒美ランチを楽しみましょう♪

『角丸』は明治7年(1874)創業、149年続く関市でも老舗の鰻屋さんです。迫力のある松の木がかかる門構えに、「鰻」の暖簾に迎えられ、期待が高まります!

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「鰻丼 吸物付」2700円

鰻串の専門店から始まった『角丸』。香ばしい皮としっかりとした弾力、少し甘めなタレが絶品!関市は素焼きのあとタレをかけて焼き上げる「地焼き」という調理法なので、パリっとした皮とふわふわの身の2つ食感が堪能できます。 県外からもお客さんが訪れるという、鰻のまち関市。たくさんある鰻屋から自分好みの味を見つけるのもいいですね。必食です!

■角丸 (かくまる)
住所:岐阜県関市東門前町21 
TEL:0575-22-0415 
営業時間:11~13時30分LO、17~19時30分LO 
定休日:水曜日

2021年オープン!ショップ&カフェもある観光拠点『せきてらす』で関の特産品をチェック

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実は関市、日本一の刃物産地なんです!関市の風土は刀づくりにとても適していて、その昔多くの刀匠が集まったそう。その繁栄は現在にも受け継がれ、関市の刃物製品は世界中の国々に輸出されており、日本一の刃物産地としてその名残を色濃く残しています

『せきてらす』は「刃物」、「文化産業」、「ヒト」との出合いを楽しむ複合施設として2021年3月にオープン!2500点以上の関の刃物を取り揃える『岐阜関刃物会館』や、関について知ることができる『観光案内所 せきのまどぐち』などが集まる、観光の拠点となるスポットです。

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岐阜関刃物会館の館内
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『岐阜関刃物会館』では、包丁やハサミ、ナイフといった様々な関の刃物が展示・販売されています。見たことがないような柄のナイフや、本格的な包丁が一堂に揃う様は圧巻です!関市の刃物は日本各地で販売されていますが、ここで購入すると、2割引き程度で購入できるそう!買い替えを検討している人は、ぜひこの機会を利用してみてはいかがですか?

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買い替えの予定がない…という方も安心してください!岐阜関刃物会館では刃物に関する様々な体験が用意されています。無料の刃研ぎ体験では、岐阜関刃物会館で用意された包丁を使って、職人に研ぎ方をレクチャーしてもらえます。

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大きな機械を使って研いでいく手さばきを間近で見ることができます。あっという間に新品のような切れ味に大変身です。ほかにも、子ども向けの体験コーナーもあるので、家族みんなで楽しめます。

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岐阜関刃物会館に隣接する『せきのまどぐち』は、観光案内所とカフェ、ショップが集結しています。観光案内所にカフェが併設されているので、カフェタイムを楽しみながら旅のプランニングをするのもいいですね。

■せきてらす
住所:岐阜県関市平和通4丁目12番地1
TEL:0575-23-6726
営業時間:9~17時
定休日:火曜・祝日の翌日(いずれも休日を除く)
■岐阜関刃物会館(ぎふせきはものかいかん)
住所:岐阜県関市平和通4丁目12番地6
TEL:0575-22-4941
営業時間:9~17時

創業1983年『刃物屋三秀』でショッピング&職人技を体験!『関刃物ミュージアム』

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「世界三大刃物産地」として評される、日本一の刃物の街、関市。そんな関の刀物にもっと触れられるのが、超老舗『刃物屋三秀』と『関刃物ミュージアム』です。

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『刃物屋三秀』は自社ブランド製品「関吉秀作」など、関市内にあるメーカーのさまざまな刃物を取り扱っています。包丁だけでなく、爪切りやハサミ、眉毛ばさみまで…すべて関市内で製造されたもので、切れ味はお墨付きです!包丁コンシェルジュと一緒に、お好みの包丁を選んでみてください。 そして刃物屋三秀内にオープンした『関刃物ミュージアム』は、刀鍛冶体験や日本刀鍛錬を見学できる体験型複合施設です。刀匠による日本刀鍛錬を間近で見学することができます。火花を散らしながら日本刀を作っていく様子は迫力満点です!

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工程の一部を刀匠に教えてもらいながら行う日本刀刀鍛冶体験などの、体験メニューも用意されています。やってみると道具が想像の何倍も重い!職人の努力と技術の凄さを体感できます。(完全予約制・有料)

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打掛着物を着て日本刀と記念撮影タイムも♪たくさんの着物の中からお好みのものを選んで、気分は戦国時代の姫君です!

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体験後は刀匠…ならぬ、刀証をいただき終了。関で刀作りが栄えた背景から実際の刀鍛冶体験まで、関ならではの経験をぜひお見逃しなく!

■刃物屋三秀・関刃物ミュージアム(はものやさんしゅう・せきはものみゅーじあむ)
住所:岐阜県関市小瀬950-1
TEL:0575-28-5147
営業時間:9時~16時30分
※日本刀鍛冶見学体験は一か月前までに要予約

日本唯一、『関善光寺』の卍戒壇巡り&『カフェ茶房 宗休』

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戒壇巡り、というものをご存じでしょうか。49mの暗闇の道をたどることで、弥陀に導かれて必ず極楽にいけるといわれているもので、古くは僧侶の修業の場として作られたとも云われています。これを関市重要文化財の『関善光寺』本堂内で体験することができます。

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地下に進む入口に一歩足を踏み入れると、もう何も見えず暗闇が続きます。全国の寺院に戒壇巡りは50か寺あるといわれていますが、道筋が卍字型になっているのはここ関善光寺だけ。何度も曲がり角を進むたびに、緊張感がどんどんと増していきます!普段当たり前にある光のありがたみを感じることで、何気ないことを特別に感じられる戒壇巡り、ぜひ挑戦してみてください。

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なんと、境内には「カフェ茶房 宗休」というカフェがあり、参拝前後にスイーツを楽しむことができます! 畳の落ち着いた店内で、ゆっくりと境内の様子を眺めながら一息つきましょう。

店内の水出し器具で8時間かけて抽出した水出しアイスコーヒーや、手作りのスイーツが用意されています。壁紙も可愛くて、写真映え抜群!テイクアウトできるドリップパックもあるので、おみやげにもおすすめです♪

■関善光寺(せきぜんこうじ)
住所:岐阜県関市西日吉町35
TEL:0575-22-2159
拝観時間:9~17時
卍戒壇巡り料金:大人300円、小人(中学生まで)100円

■カフェ茶房 宗休(かふぇさぼう そうきゅう)
住所:岐阜県関市西日吉町35
TEL:0575-46-9739
営業時間:8時30分~16時
定休日:水・木曜

夏の風物詩、自然の中で楽しむ小瀬鵜飼

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鵜飼は、奈良時代から一千年余り続くと考えられている伝統的な漁法です。その歴史には、織田信長をはじめとする時の権力者の保護を受けていた過去もあるのです。現在は宮内庁式部職として行われています。この国重要無形民俗文化財にも指定されている鵜飼の実演を、船に乗って観覧できることをご存じですか。

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上流への移動中。この日は雨が降り流れが強かったので、電動モーターで船を引っ張って移動します。

鵜飼は毎年5月11日に開幕し、10月15日まで毎日行われます。事前に関遊船事務所での受付を済ませて、乗船!上流の停泊所へ移動します。上流では鵜匠さんによる鵜飼の説明や質問タイムなどがあり、船に乗りながらゆっくりと日が暮れるのを待ちます。完全に日が暮れると、いよいよ鵜飼のスタートです!

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鵜匠さんと鵜が泳ぐ船を並走する観覧船は、肉眼ではっきりと見えるほどの至近距離!烈々と燃えるかがり火と、勢いよく潜っていく鵜のスピード感…見たことがないような光景が目の前で繰り広げられます。

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岐阜県内では岐阜市で行われる鵜飼もあります。しかしこの関市で行われる小瀬鵜飼は、自然に囲まれた、小瀬ならではの雰囲気を楽しめます。手つかずの自然の中でかがり火の灯りだけが周囲を照らし、鵜の鳴き声と鵜匠さんの掛け声、船が進む音だけが響く幻想的な情景は一見の価値ありです。

■関遊船株式会社(せきゆうせんかぶしきがいしゃ)
住所:岐阜県関市小瀬76番地3
TEL:0575-22-2506
開催期間:2023年5月11日~10月15日
料金:大人3700円、小人2600円
※要事前予約
※大雨、台風など増水の時は、中止となる場合あり

関市に泊まるならここ!『関観光ホテル』

かわいい鵜のぬいぐるみがお出迎え
かわいい鵜のぬいぐるみがお出迎え

長良川沿いに立地する『関観光ホテル』は、小瀬鵜飼の関遊船事務所から徒歩圏内の位置に立地。鵜飼観覧と食事がセットになった「鵜飼パック」のプランも人気です。

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夕食は鵜飼の季節限定で、鮎をふんだんに使った会席料理を食べることができます。定番の鮎の塩焼きから鮎の甘露煮、鮎雑炊など8種類ほどが用意され、まさに鮎尽くしです!

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普段はあまり食べる機会がないような鮎料理の数々を、鵜飼が行われる長良川を眺めながらいただく、そんな贅沢な時間を過ごすことができます。

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関観光ホテル入口のテラスには『KAWARA CAFE SLOW GREEN」が2023年3月にオープン!目の前に長良川を眺められるカウンター席は抜群の開放感です。オシャレな店内ではランチメニューからスイーツ、ドリンクを用意。静かな川の流れをゆっくりと楽しむのも良いですね。

■関観光ホテル(せきかんこうほてる)
住所:岐阜県関市池尻弥勒寺91-2
TEL:0120-884-109
チェックイン:15時 チェックアウト:10時
宿泊料:1泊2食付 1万3200円~

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緑と渓流が美しい自然と、古くから続く日本の伝統文化が魅力の関市。岐阜市からも気軽に行ける距離なので、普段と違う休日をぜひ関市で過ごしてみてはいかがでしょうか。

Text&Photo :るるぶ情報版編集部

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。 ●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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