かき氷TAMAYURA

【学芸大学】バーを間借りした「かき氷 TAMAYURA」で味わう少し大人のかき氷

食・グルメ かき氷 ニューオープン エスプーマかき氷 東京都 るるぶ&more.編集部
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バーを間借りして昼のみ不定期で営業するというスタイルの学芸大学のかき氷店「かき氷TAMAYURA(かきごおり たまゆら)」。店内は、かき氷店には珍しい、お酒の瓶がずらりと並んだ薄暗い雰囲気でまさにバーの空間。一枚板のカウンターでいただけるのは、少し「大人な」かき氷です。

Summary

バーを間借りした昼間限定のかき氷店

かき氷TAMAYURA

学芸大学駅の西口を出てメイン商店街を歩くこと、2分。たった数歩でも汗が滴り落ちる猛暑の今年は、駅から近いというのは高ポイントです。今回ご紹介する「かき氷TAMAYURA」は、ビルの2階に位置します。ゆらゆらとはためくかき氷の旗を見ると、なぜだか大人になった今でもわくわくしますよね。

かき氷TAMAYURA

夜営業のみのバー「BAR BULBS」を間借りしているため、「かき氷TAMAYURA」は17時までの営業。休みも不定期のため、通りすがりでオープンしていたらラッキーです。目指して訪れる場合は、公式SNSに掲載されているカレンダーのチェックを忘れずに。期間限定店で10月末までの営業予定とのことなので、この夏に一度は食べておきたいところです(来年度も営業予定)。ちなみに、「かき氷TAMAYURA」では支払いは現金のみなので、ご注意を。

通常はバーということもあり2階へ続く階段は少し薄暗い雰囲気がありますが、かわいらしい手書きの立て看板も出ており、安心して入ることができます。

少し緊張気味にお店に入ると、迎えてくれたのは気さくな雰囲気の女性店主。かき氷好きが高じて、10代からかき氷を食べ歩いてきた生粋の“ゴーラー”さんです。初めて食べたかき氷の感動が忘れられず、「自分のベストを追求したい!」と家でも作るようになり、お店をオープンすることになったとか。たくさん食べても罪悪感を少なくしたいと思い、甘さ控えめでちょっと大人のかき氷をモットーに提供しています。

いつでも食べられる定番の人気かき氷メニュー

かき氷TAMAYURA
「ほうじ茶マスカルポーネ」1500円

定番で食べられるメニューは3つあります。一番人気というのが、こちらの「ほうじ茶マスカルポーネ」。ほうじ茶シロップがたっぷりとかけられ、上にほうじ茶マスカルポーネクリームと黒豆がのっています。シンプルな見た目ですが、中の仕掛けで食感が……!

氷の中には、ナッツ入り自家製ほうじ茶グラノーラがたっぷり!食べ進めるごとにザクザクと楽しい食感を味わえます。「かき氷TAMAYURA」では、使うものは基本的にすべて手作りを徹底しているとか。「やっぱり手作りのほうがおいしいじゃないですか」と店主さん。手作りならではの、やさしいザクザクとした味わいが口の中に広がります。

かき氷TAMAYURA
自家製のほうじ茶シロップを回しながらたっぷりとかけて
かき氷TAMAYURA
最後にもう一度、ほうじ茶マスカルポーネクリームをたっぷりとのせる

たっぷりとグラノーラを入れた上から氷をのせ、さらにその上からほうじ茶マスカルポーネクリームをどん、とぜいたくにのせます。ほうじ茶の渋みとマスカルポーネのコクがかけ合わさった、優秀なクリームです。

かき氷TAMAYURA

いざ実食!すくうところによって、いろいろな食感が楽しめます。ほうじ茶がベースとなっているというのもあり、さっぱりとした少し渋みのある味わい。ところどころに感じられるほうじ茶マスカルポーネクリームのやさしい甘みがうれしいアクセントに。下部分には練乳ミルクもかけられているため、また違った甘みも感じられます。一見シンプルでいて、味わい深いひと品。いい意味でクセがないので、また食べたくなります。

かき氷TAMAYURA
「抹茶珈琲氷」1600円

こちらも定番の抹茶味かと思いきや、メニュー名には「珈琲」の文字。抹茶とコーヒーという一見相反する2つがタッグを組んだひと品です。抹茶シロップ、抹茶クリーム、コーヒーアガーゼリー、コーヒーシロップ、抹茶蜜、アーモンドヌガーと、こちらもいろいろな味で構成されています。

かき氷TAMAYURA
コーヒーシロップを中央部分に浸した上に、抹茶クリームをのせて

下に敷くアーモンドヌガーも、もちろん店主さんの手作りです。サクサク食感と口の中で溶けるかき氷の食感とのコントラストが、とても新鮮です。

かき氷TAMAYURA

一枚板のカウンターに座ると、店主さんがかき氷を作る様子を目で追いながら楽しく待てます。氷がどんどん雪のように降り積もるさまを見るのも、かき氷を食べる前の楽しみだったりするんですよね。

かき氷TAMAYURA
最後にのせる抹茶クリームもたっぷり
かき氷TAMAYURA

練乳ミルクと抹茶蜜が付いてくるので、味変しながら食べ進められるのもうれしい。抹茶のほろ苦さとコーヒーのほろ苦さ。2つの違った苦さが絶妙にマッチした、クセになる味です。ヌガーの甘みも、たまらない!

運がよければあるかもな限定メニューも

かき氷TAMAYURA
「赤紫蘇とクリーム大福氷」1600円

鮮やかなピンクが美しい「赤紫蘇とクリーム大福氷」は、期間限定メニュー(8月末までの予定)。赤しそシロップ、白餡クリーム、梅ジュレ、求肥、麩で構成されています。氷の中にはもちもちな求肥、外側には生クリームと白餡を混ぜたというクリームが。この構成からも想像できるように、こちらのメニューは大福のイメージで作ったのだとか。目を引くピンク色は、子どものころによく食べたかき氷のイチゴシロップのような色をしていますが、完全に天然の色。契約農家から仕入れた赤しそを使っているそうです。

丁寧に漬けた梅で作られた梅ジュレはクエン酸のほどよい酸っぱさが体に染み渡る、まさに夏にぴったりな味わいです。

かき氷TAMAYURA
外側だけでなく、中にも白餡クリームをはさむ
かき氷TAMAYURA
仕上げにもたっぷりクリームをのせて
かき氷TAMAYURA

梅ジュレのさわやかさと赤しそのさっぱりさのかけ合わせが、まさに大人のかき氷。合間にはさまったクリームが箸休めとなり、いい仕事をしてくれます。

かき氷TAMAYURA

雰囲気のあるバーならではの空間で一枚板のカウンターにゆったりと座って、かき氷がどんどんできていく様子を見ながら、ときには店主さんとの会話も楽しめる。そんなアットホームな雰囲気のお店でした。奇をてらわないけれどおいしさに真っ直ぐな大人のかき氷。10月末までの期間限定なので、ぜひ学芸大学に食べに訪れてみては?


Text:松崎愛香
Photo:yoko

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


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