次なるバズりグルメはカツオ⁉ 福島県南相馬市のカツオと伝統行事の気になるカンケイとは?

次なるバズりグルメはカツオ⁉ 福島県南相馬市のカツオと伝統行事の気になるカンケイとは?

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昨今、町おこしのために、全国各地でご当地グルメが発掘・開発されています。福島県南相馬市には1000年以上続く伝統行事と関わりの深いカツオ料理があり、今、地域を盛り上げるべく絶賛展開中。「どうしてカツオなの?」、「どんな料理があるの?」、「どこで食べられる?」など、さまざまな疑問を解決すべく、詳細を調査しました。

Summary

消費量全国2位!福島県民がカツオ好きなワケとは?

カツオといえば、藁焼きやタタキで有名な高知県、日本屈指の水揚げ量を誇る静岡県焼津市が有名。しかし、実は福島県南相馬市の家庭でも、古くからカツオがよく食べられてきたという情報をキャッチ!なぜ、南相馬市民はカツオが大好きなのかというと、市の伝統行事「相馬野馬追(そうまのまおい)」と深い関係が!

「相馬野馬追」は、野生馬を敵兵に見立てて軍事演習に応用したことが起源といわれる、いわば戦の訓練。また、南相馬市原町区では明治30年ごろまでカツオ漁が行われていて、「相馬野馬追」の時期がカツオが獲れる時期と重なることから、戦に“勝つ”という験担ぎとして、カツオは昔から南相馬市の家庭でよく食べられてきたんです。

南相馬市のある浜通り地方では、焼いたカツオを醤油ダレに漬け込んだ「カツオの焼き漬け(焼き浸し)」が、夏の食卓の定番。獲ったカツオを刺身だけでなく、飽きずに無駄なくおいしく食べる知恵が現在も生かされています。

相馬野馬追の当日も、るるぶキッチンのカツオグルメが大人気

南相馬市民をカツオ好きにさせた要因、「相馬野馬追」ってどんな行事なのか気になるところ。1000年以上の歴史をもつ「相馬野馬追」は、甲冑を身に着けた400におよぶ騎馬武者が繰り広げる一大イベントです。1日目は3カ所の神社に集合した騎馬隊が、原町区の雲雀ヶ原祭場地に向かって出陣。2日目は総勢400騎の騎馬武者が居並ぶ「お行列」、人馬一体となり疾走する「甲冑競馬」、高く打ち上げられた御神旗を奪い合う「神旗争奪戦」がみどころ。3日目は裸馬を素手で捕らえて神前に奉納する「野馬懸」が行われます。戦国時代の合戦を目の当たりにするかのような大迫力のイベントです。

今年は2023年7月29~31日に開催され、当日はさまざまなキッチンカーが出店し、お祭りムードを盛り上げました。2日目には地域の食の魅力を伝える「るるぶキッチン」のキッチンカーも出店。カツオを使った丼やおつまみなど4品を提供しました。

左上から時計回りに「かつおタツタ入り 南相馬焼そば」、「かつおタツタ丼」、「おつまみかつおタツタ トマトソース仕立て」、「かつおタツタカレー」
左上から時計回りに「かつおタツタ入り 南相馬焼そば」、「かつおタツタ丼」、「おつまみかつおタツタ トマトソース仕立て」、「かつおタツタカレー」

100食以上を販売し、男性にはがっつりとお腹を満たせる丼、女性にはタツタ入りが珍しい焼そば、お酒のお供にはトマトソース仕立てのおつまみが人気でした。

\ 市民熱愛のカツオグルメが食べたい! /

カツオグルメが食べられる南相馬市内の飲食店はこちら

「カツオ竜田丼」780円
「カツオ竜田丼」780円

「るるぶキッチン」のキッチンカーで提供したカツオグルメ3品は、南相馬市内の飲食店でも食べられます!

常磐自動車道南相馬鹿島SAに隣接し、一般道からもアクセスできる「セデッテかしま」は、食事処とおみやげ処があるドライブの休憩スポット。「お食事処 はらまち」では「カツオ竜田丼」780円を提供中です。タツタ揚げは醤油ダレにおろしショウガを加えるのがポイント。ご飯の上には千切りキャベツ、薬味に白髪ネギ&刻み大葉も添えられ、ボリューム満点ながらもさっぱりと味わえます。

■セデッテかしま(せでってかしま)<カツオ竜田丼>

住所:福島県南相馬市鹿島区浮田字もみ木沢212-1
TEL:0244-26-4822
営業時間:「お食事処 はらまち」10時30分~19時LO
定休日:無休

「南相馬焼そば」1100円

高湿度・全方位輻射熱でととのう体験ができる「サウナ発達」。併設の食事処「川口商店」では、「南相馬焼そば」1100円が味わえます。こだわりは地元の名物である鈴木製麺の極太麺と、明治時代から続く老舗・今村醤油店の醤油で、カツオ出汁と鰹節を合わせることで、カツオタツタの旨みがアップ。地元愛あふれるカツオ尽くし焼そばに仕上げました。

■川口商店(かわぐちしょうてん)<南相馬焼そば>
住所:福島県南相馬市原町区本町3-21
TEL:0244-26-5160
営業時間:11時30分~14時、18~22時
定休日:月・日曜、祝日

「かつじゃないよ かつおだよ!(トマト)ソースかつお!!」748円
「かつじゃないよ かつおだよ!(トマト)ソースかつお!!」748円

東北地方の山海の幸や銘酒を揃えた和風居酒屋「美晴湯旅館 万葉亭」には、「かつじゃないよ かつおだよ!(トマト)ソースかつお!!」748円(1日限定5食)が登場。カツオ×トマトの旨みの相乗効果は、創作料理を得意とするお店ならではの奇跡のマリアージュといえそう!ピリ辛&ほどよい酸味で、お酒が進みます。

■美晴湯旅館 万葉亭(みはるゆりょかん まんようてい)<かつじゃないよ かつおだよ!(トマト)ソースかつお!!>
住所:福島県南相馬市鹿島区西町1-76-3
TEL:0244-46-2057
営業時間:17~22時(21時LO)
定休日:月・日曜、祝日


南相馬市ではカツオグルメの新メニュー展開や提供店の拡大を企画中!東京・新宿にある「るるぶキッチン」でも南相馬市カツオグルメフェアを2023年秋に実施予定なので、ご期待ください。 詳細はまた「るるぶ&more.」の記事にて発表します。

\ 市民熱愛のカツオグルメが食べたい! /

Text:伊藤あゆ

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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