【大阪・天保山】「海遊館」のみどころを解説!大人気の生き物たちに会いに行こう

【大阪・天保山】「海遊館」のみどころを解説!大人気の生き物たちに会いに行こう

大阪府 おでかけ 水族館 デート ベイエリアが好き
Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket

大阪湾岸の天保山に1990年に誕生して33年。世界最大級という規模で、西日本のみならず、全国からの観光客にも愛されている「海遊館」。自然環境にこだわったスケールの大きな展示と、来場者を魅了する生き物の数々、楽しみ方を徹底紹介します!

Summary

自然環境を再現した世界最大級の水族館

海遊館は約620種、約3万点の生き物が暮らす、世界的にも指折りの規模を誇る水族館です。ユニークな建物のシルエットはアイコニックで、大阪を代表するシンボルの一つでもあります。開業以来、累計800万人以上の来館者がある超人気観光スポットです。

スタートはエントランスビルの3階、水槽で覆われたトンネル「アクアゲート」から。天井までぐるりと水に覆われていて海中を歩いているような幻想的な体験ができます。頭上を泳ぐエイや熱帯魚が海の世界まで誘ってくれているようです。この先の長いエスカレーターで、まずは一気に8階まで上がります。

展示は縦型の回廊式になっていて、8階から3階までさまざまな水槽展示を観賞しながら降りていくスタイル。中心部にあるメイン水槽の「太平洋」は6~4階に渡って観賞でき、海の底へ潜っていくような臨場感とスケール感を味わうことができます。

海遊館の大きな特徴は、自然環境を忠実に再現した展示をメインにしていること。

太平洋に面する各地域の海、大陸や諸島の湾岸などを、実際の植物や岩の造型、細やかな光で演出した、全14のシチュエーションをレイアウト。それぞれの環境で暮らしている生き物たちを観賞できます。

7階の「南極大陸」はペンギンの暮らしぶりを間近で見られるコーナーで、海氷と雪で覆われた岩の陸上が精巧なアートワークで造られています。雪が降る演出もあり、ペンギンたちも涼しげです。

水に光が差し込む様子もとてもリアルに表現されていて、ペンギンがいきいきと泳ぐ姿は臨場感たっぷり!水の底は階下にあり、5階ではペンギンが水中に深く潜っている様子も見ることができます。

8階の「日本の森」は、木々が生い茂る植物園のような空間。現在の日本の自然環境では見られなくなったカワウソをはじめ、オシドリ、アユ、サワガニなど、多彩な生き物を展示しています。季節ごとの木花の様子など、本来の日本の美しさに触れられるコーナーです。

ほかにも、巨大ピラルクが泳ぐ7階の「エクアドル熱帯雨林」(写真)や、イルカに会える4・5・7階の「タスマン海」など、環太平洋のさまざまな海が次々と現れます。環境展示だからこそわかる、地域ごとの土地や気候、生き物の生態など、楽しみながらも奥深い学びに繋がることが海遊館の魅力です。

巨大水槽のジンベエザメや人気アイドル・ワモンアザラシに会いに行こう!

ここからは、数ある展示のなかでも絶対に会ってほしい生き物や人気の映えスポットを紹介します。

なんといっても海遊館を代表するジンベエザメははずせません!大きければ体長12m以上になるほど成長するという世界最大の魚類で、4~6階のメイン水槽「太平洋」をゆったりと泳ぐ姿は見入ってしまうほど雄大です。オスの海くんとメスの遊ちゃんの2頭がいて、ガラスに近づいてくる度に「お~!」というお客さんの歓声があがります。

続いては、エントランスビル3・4階「北極圏」水槽のワモンアザラシです。

北極圏の地上と海中で暮らすアザラシの様子が見られる展示で、天井から吊り下げられたドーム型水槽からは、ニコリと笑っているようなかわいいアザラシが顔を出してくれます。うまく表情をおさえる写真を撮影してみてください。
(一部の水槽はフラッシュ禁止です。生き物のためにもご注意を!)

エントランスビル3階の「フォークランド諸島(マルビナス)」水槽にいるイワトビペンギンの群れも人気。ちょこんと立っている様子が可愛らしいですね。写真手前は赤ちゃんのイワトビペンギン(※2023年8月取材時)、この時期にしかみられないモフモフの毛並みがキュート。

小さい生き物をぎゅっと集めた5階の「ぎゅぎゅっとキュート」は、サンゴ礁の色彩をモチーフにしたポップでカラフルな展示コーナーでカクレクマノミやナンヨウハギなどをじっくり観察できます。

そんななかでひと際注目を集めているのが、チンアナゴ。砂から体を出してニョロニョロと動く不思議な生き物です。至近距離で表情や体の模様などもじっくり見てみてください。

多彩なクラゲを展示する3階の「海月銀河」は、宇宙空間にクラゲたちが漂っているようなロマンチックな展示が魅力。クラゲが浮遊する水槽の周りを鏡で囲んだ水クラゲのコーナーは絶好の撮影スポットです。広く撮影すれば幻想的な1枚を収めることができます。

「お食事タイム」や「夜の水族館」など+αのお楽しみもチェック

一部の生き物には、エサを食べている様子が見られる「お食事タイム」が設けられていて、実施される水槽では、ガラスの上部に時間が表示されています。

カワウソやアシカ、ペンギン、イルカ、そしてジンベエザメも!時間は公式WEBサイトでも事前にチェックできます。なかなか見られないシーンですので、ぜひ時間を確認しておきましょう。

17時になると、館内の照明がガラリと様変わりする「夜の海遊館」がスタート。ライトダウンされ、最新のLEDで日没から夜までの光の動きを表現。水に落ちる月明かりが幻想的です。

眠る生き物たちが見られるのもこの時間から。ウトウトしはじめるアシカなど、夜ならではのかわいい仕草は必見です!夕方以降は比較的人が少ないので、デートならあえて「夜の海遊館」を狙ってのプランニングもおすすめです。

また屋外には、飼育員が監修したという、ポップながらも忠実に特徴を再現した生き物のオブジェがずらりと並んでいます。ペンギン、イルカ、イトマキエイなど、お気に入りを見つけて一緒に記念撮影。

日没ごろからは生き物のオブジェとメインツリー、モニュメントが点灯するライトアップも実施されています。夜だけの+αのお楽しみですよ。

スマホを使って楽しめる特別企画「BLUESEAT」も期間限定で開催中

常設展示のほか、時期ごとのユニークで楽しい催しや企画もチェック。

現在、開業時から33年間愛され続けていた「グレート・バリア・リーフ」水槽がリニューアル工事中。そのアクリルパネルに張られているブルーシートを利用したイベント「BLUESEAT」が実施されています。

会場に掲示されているQRコードをスマートフォンで読み込み、その画面をブルーシートに貼られている生き物のイラスト(ARマーカー)に向けます。すると…。

画面内のブルーシートがひらりとめくれ、水槽のなかを覗くことができるというもの。グレートバリアリーフに暮らす、熱帯魚やウミガメなど約10の生き物の動く姿を見ることができます。
工事中だけしか遊べないバーチャルな体験をぜひ楽しんでください。
(「グレート・バリア・リーフ」水槽のリニューアルオープンは2024年9月を予定。イベント終了時期は未定です。)

生き物をモチーフにしたグッズ&フードも人気

エントランスビル3階には「海遊館オフィシャルショップ」、4階にはカフェ「R.O.F」があり、ショッピングや休憩もできます。
また、2階にはチケットがなくても利用できる「海遊館オフィシャルミュージアムショップ」と、ドリンクスタンド「SEA SAW」もあります。

「アザラシビッグクッション」各6820円
「アザラシビッグクッション」各6820円

ショップには、ジンベエザメのぬいぐるみや、さまざまな生き物をモチーフにした、文具や日用アイテムなどがたくさん!

写真は人気のアザラシのクッション。本物より一回りほど小さいですが、飼育員監修で形や細部は本物にそっくり!アラレ(写真左)とユキの2種があり、付属する飼育引き継ぎノートはマニアックな内容で興味津々!?

「ぬいぐるみオウサマペンギン3変化(オス・メス)3300円
「ぬいぐるみオウサマペンギン3変化(オス・メス)3300円

卵→ヒナ→成鳥と、変化できるオウサマペンギンのぬいぐるみもユニークです。手のひらサイズでかわいくて遊びやすい!

4階のカフェ「R.O.F」は大阪湾を望む開放的なシチュエーションが魅力。人気者をモチーフにしたスイーツや軽食を食べながらゆっくりとくつろげる空間です。

「ジンベエソフト」410円
「ジンベエソフト」410円

ラムネ味とバニラをミックスして、白い粒をトッピング。ジンベエザメの体の色と模様を表現したソフトクリームです。

「チーズチンアナゴドッグ」800円
「チーズチンアナゴドッグ」800円

パッケージの目の部分をホットドッグに合わせると、チンアナゴドッグが完成!パンの長さが約38cmのながーいホットドッグです。

「海遊館」へのアクセス、チケットの種類、所要時間は?

「海遊館」は、地下鉄中央線・大阪港駅から徒歩5分ほどの場所にあります。現地までの移動時間の目安は、大阪駅・梅田方面からの場合、電車と徒歩で30~40分ほどです。

チケットカウンターは屋外にあります。行列ができている場合がありますので、予め入館日時の予約ができる「海遊館eチケット」の利用がおすすめです。
繁忙期は値段が異なったりするので、公式WEBサイトで確認してから予約してください。

海遊館は広くてみどころも多いので、所要時間は駆け足でも60分、ゆっくり観賞するには1時間30分以上は必要です。余裕を持ってプランニングし、ぜひじっくり楽しんでください。

「海遊館」を含む一帯は「天保山ハーバービレッジ」という複合アミューズメント施設で、「天保山大観覧車」や、「レゴランド®︎・ ディスカバリー・センター 大阪」、「天保山マーケットプレース」、さらには「帆船型観光船サンタマリア」など、みどころが目白押し!
各施設と海遊館のセット券もあるので一緒に巡るならそちらもおすすめです。

Photo&text:フジタイコ
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。

『るるぶ大阪'24』で最新注目情報をチェック!

「大阪」へのおでかけに!お役立ち情報が満載の『るるぶ大阪'24』発売中です。

見取り図
Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る

この記事に関連するタグ

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください