【大阪】チョコレートとの組み合わせが新鮮!「カカオティエゴカン」でシャインマスカットの絶品パフェを。2023年10月上旬まで
旬のフルーツを楽しむ方法として今や定番となった、期間限定のパフェ。各店がしのぎを削るなか、おすすめなのがパティスリー「五感」のショコラブランド、「カカオティエゴカン 高麗橋本店(こうらいばしほんてん)」の期間限定パフェ。容姿端麗なビジュアルはため息もので、「フルーツとチョコレートがこんなに合うなんて!」と新たな発見もあり、新鮮です。2023年の秋は10月上旬までの期間限定で大人気のシャインマスカットが登場。そのおいしさの秘密に迫ります!
Summary
大阪を代表する洋菓子店のショコラブランド
「カカオティエゴカン」は、米粉や黒豆など国産の和素材を使った洋菓子で有名な「五感」が2016年から手がけるショコラブランド。産地によって風味の異なるカカオ豆の選定から焙煎、成形までの工程を一貫して自社で行う「BEAN to BAR(ビーン トゥ バー)」方式で、「カカオティエ」という店名もカカオ豆を模したロゴも、カカオへのこわだりを表したものになっています。
「カカオティエゴカン 高麗橋本店」はオフィス街にオシャレなカフェなどが点在する北浜にあり、1階にショップ、2階にカフェを備えた旗艦店。今回は2階のカフェを中心にご紹介します。
この秋はシャインマスカットを使った期間限定パフェに注目!
「カカオティエゴカン 高麗橋本店」のカフェで、「美しさにうっとり」「すべてのクオリティが高い」とSNSで 話題なのが、一年を通して主役のフルーツを変えつつ、常に1種は提供している期間限定のチョコレートパフェ。2023年10月上旬までは、人気の高いシャインマスカットを10粒も使ったぜいたくパフェを提供中です。
まずは何といってもこの気品あふれるビジュアル。エレガントなチョコレートとアーモンドのヌガティーヌ(焼き菓子)があしらわれ、実に華やかです。
第1ステージには、パフェの主役であるシャインマスカットとナガノパープル、絶妙に熟したみずみずしいブドウ2種が豪華に盛られ、さらにマスカットと巨峰のソルベ(果汁が主成分の氷菓)2種が入り、さらに“ぶどう感”をプラス。さわやかなミントのジュレもよく合います。
驚くのは、チョコレートを使ったジャンドゥジャムースがすんなりブドウのパフェになじんでいること。酸味があるクーベルチュール(カカオ分の多い製菓用チョコレート)をセレクトし、カカオの豊かな風味とほどよいコクがパフェの味に深みを与えています。
薄いパリパリ食感のチョコレートをはさみ、第2ステージへ。たっぷりのマスカットとぷるんとした食感のマスカットジュレ、その下にはさわやかなサワークリームのムースが敷かれ、さらにコク深いチョコレートのソフトクリーム、ビーントゥソフトが。その時々で産地の異なるカカオ豆を使うそうですが、今回はシャインマスカットと相性のよい、フルーティな酸味のあるコロンビア・アラウカ産のカカオ豆を使用。シャインマスカットとチョコレートの絶妙なマッチングに驚きです。
さらにホロホロ食感のクッキー生地・シュトロイゼルもよいアクセントに。最後はレモンジュレで口の中が驚くほどさっぱり整います。
このパフェを手がけている若手パティシエのホープ・大段幸乃さん曰く、「フルーツを立たせるカカオ豆の選定やその割合にいちばん気を遣います。今年は残暑が続きそうなので、ナッツの香ばしさで秋を少し感じつつ、全体的にあっさりめに仕上げました。大きなグラスですが、完食しやすくしています」とのこと。天候によって味のバランスを調整する心遣いもさすがです。
ちなみに10月~マロン、1月~イチゴ、5月~メロン、7月~モモと、旬のフルーツを使ったチョコレートパフェは、一年中常に1種類は提供されるので、ぜひSNSをチェックしてみてください。
不思議でおいしいカカオティーもご一緒に
ドリンクは、カカオシェル(カカオ豆の皮)を煮出した「カカオティー」がおすすめ。見た目は普通の紅茶っぽいのですが、飲むとカカオの風味がフワッと口いっぱいに広がります。「BEAN to BAR」で豆を自家焙煎する「カカオティエゴカン」ならではのドリンク、ぜひ味わってみてください。
そのほか「オリジナルブレンドコーヒー」や「厳選茶葉の紅茶」、「三年熟成ほうじ茶」各660円と、チョコレートとの相性を考え尽くされたドリンクが揃っています。
真骨頂のチョコレートケーキもハズせない
「カカオティエ」ならではの実力が実感できる、チョコレートケーキもぜひ食べたいところ。多彩なチョコレートケーキ約8種が揃いますが、イチオシは、薄いチョコレート4枚で囲ったキューブ型の「パルファン」。中はブラックベリーが香るチョコレートクリームと、ブルーベリーやカシスが香る紅茶のブリュレが層になっています。芳醇な香りが余韻となって楽しめるスペシャリテです。
ケーキはメニュー表があるほか、1階のショーケースから選んでもOK。また、8種類の「カカオサンド」1個407円や、20種類の「ボンボンショコラ」1個242円~もすべて1個からオーダーすることができます。
チョコレート色のクラシカルな空間も素敵
2階のカフェは、シャンデリアやシックな色使いのインテリアなど、ヨーロッパ社交場を思わせるエレガントな空間。落ち着いた雰囲気のなかでゆっくりとティータイムを楽しむことができます。
カカオ豆やカカオシェルをあしらったオブジェも飾られています。
おみやげなら期間限定のカカオサンドを
帰りには、ぜひ1階のショップで買い物を。おみやげに最適なのが、看板商品の「カカオサンド」。ガナッシュチョコレートをもっと気軽に味わってほしいとチョコレートサブレでサンドしたもの。大きめサイズで万人に愛されています。
定番は「ハイミルク・ヘーゼルナッツ・ビター・アールグレイ・ストロベリー・抹茶」の6種ですが、秋冬なら季節限定の「マダガスカルバニラ」と「マロングラッセ」をぜひ。「マダガスカルバニラ」はバニラ・カカオ豆ともにマダガスカル産を使い、香り高さが自慢。「マロングラッセ」はイタリア産の栗を使ったマロンチョコレートとマロングラッセを練り込んだチョコレートをサンド。どちらも秋冬に合うコク深い味わいです。
個包装になっていて、パッケージもスタイリッシュなので、お配りみやげにしても喜ばれそうです。
そのほか、宝石のように美しい「ボンボンショコラ」は約20種を用意。産地による味の違いが楽しめる「チョコレートバー」1枚1080円や、ガナッシュのようなくちどけの「ホールフルーツ チョコレートテリーヌ」1 本2484円など、チョコレートの奥深い世界に触れられる珠玉のスイーツがたくさん揃っています。
ショップの奥ではカカオ豆の加工を行っているため、時に店内がカカオ豆のかぐわしい香りでいっぱいになることも。ホテル内のショップのような上品な空間で、商品選びを楽しんでください。
主役の旬のフルーツとチョコレートの絶妙な組み合わせを楽しむ「グランパフェ」と、香ばしい「カカオティー」でとっておきの優雅なティータイムを。その後は、親しい人や自分へとっておきのチョコレートを選んでみてはいかがでしょうか。チョコレートの新たな世界に触れられ、きっとワクワクするはずです。
■カカオティエゴカン 高麗橋本店(かかおてぃえごかん こうらいばしほんてん)
住所:大阪府大阪市中央区高麗橋2-6-9
TEL:06-627-8131
営業時間:10~19時(18時LO)
定休日:無休
アクセス:地下鉄堺筋線北浜駅6番出口から徒歩5分、淀屋橋駅12番出口から徒歩5分
Text:こばやしみもざ
Photo:大﨑俊典
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