千葉でフランスのシャトーを発見!見学後は城主との会話とティータイムを楽しもう

千葉でフランスのシャトーを発見!見学後は城主との会話とティータイムを楽しもう

おでかけ シャトー フランス ロココ様式 カフェ
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千葉県柏市、閑静な住宅街に突如現れるヨーロッパ風の建物。なんとフランス城主会から認められた本物のお城なんです。このお城は建築家である高丸重信さんの自宅。丹精込めて自ら作り上げた自宅の一部を、一般開放することにしたそう。喫茶室利用のゲストにも、お城の成り立ち、たくさんの部屋や調度品、フランスの侯爵家との交流についてなど、高丸氏と奥様がていねいに説明しながら案内をしてくれます。

Summary

なぜ千葉にお城があるの?

高丸氏が幼い頃に百科事典で見たフランスのお城。こんなお城に住んでみたいという少年時代の夢は、建築家となり自ら設計、少しずつ作り上げることで叶えます。さらに、フランス城主会会長・ブルトゥィユ侯爵にその造りの忠実さが認められ、「シャトー(城)」と名乗ることを許されたのです。

バロック様式を日本の住宅のサイズに合わせて再現したコーマル城は、細かい装飾までリサイズしてデザインすることで、全体のバランスを取っているそう。ルイ15世の時代のロココ様式に仕上げたブルトゥィユの間は圧巻の豪華さです。(※ブルトゥィユの間は一般撮影不可)

城内はどこもフォトジェニック!

ルイ15世の公妾、ポンパドゥール夫人が好きなピンク色の壁が美しい舞踏の間や、天井に描かれた天使など、どこも絵になる空間です。

一画には礼拝堂が出現。ステンドグラスには玄関のガラス窓と同じコーマル城の紋章が描かれています。この紋章は、ブルトゥィユ家の紋章や高丸家の花菱の家紋などを合わせて、高丸氏自らデザインしたものだそうです。

フタ式文具机や城主自ら彫刻した木彫りの椅子などが置かれた書斎と図書の間。ゴブラン織りのクッションはブルトゥィユ家からの贈り物だそう。城内には、フランスとの交流の品がたくさんあります。

城主との会話に花を咲かせながらコーヒーを

見学の後はカフェでひと休み。オリジナルメニューはカフェモーツァルト、カフェ利休、カフェポンパドールの3種。チョコレートリキュール入りのカフェポンパドール600円は、スミレの花がのってとても華やか!カップにはお城の紋章が入っています。

ゲストを迎えることで人との出会いを楽しんでいるという高丸氏。フランスのサロン文化や日本文化、諦めなければ夢はかなうということを若い人に伝えたいと、ゲストひとり一人との会話をとても大切にしています。

まるでフランスのお城を散策しているような気分を味わえるコーマル城。最後は、かわいい看板犬のルイちゃんが「メルシィ・ボークー」ポーズでお見送りをしてくれますよ。

※予約不要。イベント開催で休館の場合があるので、電話で確認を

text&photo:河部紀子

  • 掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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